悩む上司:
新入社員が、元気ないです。
上司として、先輩として、どう接すればいいでしょうか?
普段から気にかけて、話を聞いてあげましょう。
マイペースを認めてあげれば、だんだん元気になりますよ。
本記事を読むことで、「元気がない新入社員への接し方」を理解することができ、
新人さんとの良好な関係を気付くことができるでしょう。
上司から「元気がない」と言われてしまう新人さんの解決策もお話しします。
<本記事の内容>
- 新入社員の元気がなくなる「5つの理由」
- 元気がない新入社員を励ます「5つの方法」
- 元気がない新入社員を追い詰める「3つのNG行動」
- 「元気がない」と言われてしまう新入社員がやるべきこと
がわかります。
結論ですが、「元気がない新入社員を励ます方法」は、
- 多少のアップダウンは気にしない
- 毎日、声をかける
- 定期的に話を聞く
- よく褒める
- 困りごとに気付いて、フォローする
以上の5つです。
気にかけて話を聞いてあげれば、辞める確率もグンと下がります。
この記事を書いている僕は、
- 現在37歳
- サラリーマン経験 15年以上
- マネジメント経験 10年以上
- 上司ガチャでハズレを引き続け、うつ病診断で転職。
今までに100人以上の新入社員を教育してきました。
新入社員の元気がなくなる5つの理由
新入社員の元気がない原因は、以下の通り。
- もともと元気がない性格
- プライベートでトラブルがあった
- 理想と現実のギャップ
- 仕事の負担が重すぎる
- 職場に苦手な人がいる
新入社員の元気がなくなる理由①:もともと元気がない性格
普段から元気がない性格の新入社員も多いです。
むしろ多数派かと。
性格は簡単に変わらないので、長い目で見守りましょう。
新入社員の元気がなくなる理由②:プライベートでトラブルがあった
新入社員は、プライベートを平気で仕事に持ち込みます。
- 恋人にフラれた
- 家族とケンカした
- 飲みぎて二日酔い
- ゲームをしすぎて寝不足
こういうパターンも多いです。
新入社員の元気がなくなる理由③:理想と現実のギャップ
入社前の「理想」と、実際の「現実」のギャップで、やる気をなくしてしまう場合も。
- 理想:キラキラのホワイト企業
- 現実:重労働のブラック企業
これもよくあるパターンですね。
新入社員の元気がなくなる理由④:仕事の負担が重すぎる
負担が大きすぎると、耐えきれなくなります。
- 仕事がうまく進められない
- 責任感の重圧がすごい
- 忙しすぎて時間がない
など。
新入社員は仕事に慣れていないので、追い詰められがち。
新入社員の元気がなくなる理由⑤:職場に苦手な人がいる
人間関係で、病んでしまう人もいます。
- 上司が厳しすぎる
- 先輩と性格が合わない
- 打ち解けられる人がいない
など。
心を許せる人がいないと、楽しく働けないですよね。
会社に合わないなら、辞めてもいい
環境が合わないなら、辞めるのも1つの方法です。
- 会社の文化
- 働いている人の性格
これらのものは、基本的に変わりません。
新入社員の側が合わせるしかないのです。
「合わない環境」に無理やり合わせるのは、苦痛です。
それなら、辞めるのもありかと。
別に甘えとかじゃありません。
早めに準備だけでもしておきましょう。
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元気がない新入社員を励ます5つの方法
元気がない新入社員に、どう接したらいいでしょう?
方法は、以下の5つです。
- 多少のアップダウンは気にしない
- 毎日、声をかける
- 定期的に話を聞く
- よく褒める
- 困りごとに気付いて、フォローする
元気がない新入社員を励ます方法①:多少のアップダウンは気にしない
1日ごとの「元気のアップダウン」を気にしすぎないようにしましょう。
毎日
「元気?」
とか、
「調子はどう?」
とか言われても、正直ウザいだけです。
上司は良かれと思って聞いていても、新入社員はプレッシャーに感じたりするのです。
少々元気がなくても、放っておいてOK。
元気がない新入社員を励ます方法②:毎日、声をかける
毎日、声をかけましょう。
たわいもない会話をするのが重要です。
仕事の会話だけでなく、プライベートな話も大切。
今日も服装きまってるね。
昨日の休みは何してたの?
家族は元気?
なんでもいいです。
できれば朝一番で、会話ができるとベスト。
元気がない新入社員を励ます方法③:定期的に話を聞く
たまには、新入社員の声にじっくり耳を傾けましょう。
- 時間をとって面談する
- 一緒に飲みにいく
などが良いかなと。
1〜3ヶ月に1度くらいは、時間を取れるといいですね。
元気がない新入社員を励ます方法④:よく褒める
積極的に褒めましょう。
褒めると、モチベーションも上がります。
これは、説明不要ですね。
元気がない新入社員を励ます方法⑤:困りごとに気付いて、フォローする
新入社員が困っていたら、助けてあげましょう。
新入社員の中には、困っていてもSOSを言えない人もいます。
大丈夫?
何か手伝おうか?
と、こちらから声をかけてあげるのが大切。
手遅れになってから対応しても遅い
新入社員への対応は、特に初期(最初の1年ぐらい)が勝負です。
最初の頃に、丁寧にフォローしていけば「辞める可能性」はグンと減ります。
手遅れにならないよう、毎日気に掛けるようにしましょう。
上司だけでなく、職場の全員でやるのがベスト。
「気にしてもらってる」と感じるだけでも、新人さんは安心します。
【逆効果】元気がない新入社員を追い詰める3つのNG行動
以下のような行動はNGです。
NG行動①:「元気ないぞ!新人なんだからもっと頑張れよ」と元気を強制する
元気がない人にさらにプレッシャーをかけるのは、やめましょう。
新人なんだから、シャキッとしろ!
そんなんじゃ、なめられるぞ!
みんな期待しているぞ!
これを続けると、プレッシャーでつぶれてしまう新人さんも出てきます。
NG行動②:「最近、元気ないけど大丈夫か?」とネガティブな質問をする
ネガティブな質問は、モチベーションを下げます。
元気ないけど、大丈夫か?
そんな状態で、ちゃんと仕事できるか?
みんな心配してるぞ?
ツラくなるので、やめてあげましょう。
NG行動③:「仕事にプライベートを持ち込むな!」と正論を言う
正論も、言われてツラいです。
仕事にプライベートを持ち込むな!
社会人としての自覚を持て!
他の人に迷惑がかかるぞ!
わかってるけど、できないんです。
正論を押し付けるのもNGです。
新入社員のペースを乱すと、辞めてしまう
「甘い!」と言われそうですが、最初は「新人のペース」に付き合うことも大切です。
新入社員は、「社会人になる」という過去最大の試練に向き合っています。
ただでさえ、新しい環境や責任感に押しつぶされそうなのです。
そこにさらに上司や先輩がプレッシャーをかけると、あっさり潰れてしまいます。
1年ぐらいは、大目に見てあげてもいいかと。
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「元気がない」と言われてしまう新入社員がやるべきこと
「元気がない」と言われても、気にしなくていい
悩む新人:
上司に「元気がない」と言われるんですが、どうすればいいでしょうか?
特に何もしなくていいです。
「元気がない」と言われても、気にしすぎないことです。
慣れてくれば、自然と元気が出せるようになります。
僕もよく上司に「もっと元気出せ」と言われていました。
でも、無理やり出せるのは、空元気だけです。
もし可能なら、「笑顔」や「声の大きさ」を意識するといいです。
ちょっとずつ努力すれば、自然にできるようになります。
時間はかかりますが。
イヤなことが減れば、自然に元気になる話
新卒の頃はよく上司に「もっと元気出せよ」と怒られていました。
僕は心の中で
「上司は厳しいし、会社には慣れないし、仕事はキツすぎるし、元気でないだろ」
と思いつつも、元気でいようと頑張っていました。
今は、何も意識しなくても割と元気に暮らしています。
イヤなことが減ったからです。
イヤなことが減れば、自然と元気になれます。
僕の場合は、仕事を覚え、転職で人間関係を変えることで、ラクになりました。
自分のストレスがなくなれば、元気も出てきます。
あまり「元気にならないと!」と無理しすぎない方がいいかと。
リラックスして、環境を良くできるよう1つずつ行動しましょう。
今回は以上です。
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