【飲食店勤務10年以上のプロが解説】本当に美味しい飲食店の探し方7選

飲食店の話。

 

「美味しい飲食店の探し方」を知りたい。

グルメサイトで探したけど、なかなかいいお店が見つからなくて困っている。。。

デートや、接待、大切な人との食事。

「絶対に失敗したくない」という大事なときに美味しいお店を探そうと思っても、

どう探せばいいか分からず悩んでいませんか?

本記事では、「美味しい飲食店の探し方」を、飲食店で10年以上働くプロである僕が解説します。

働いている側の視点も入っているので、参考になると思います。

 

本記事の結論ですが、

「美味しい飲食店の探し方」は、

  1. 好みが近い「グルメな人」に聞く
  2. 信頼できるグルメインフルエンサーを探す
  3. グルメインフルエンサーじゃない人の、「個人的オススメ」を探す
  4. 自分の足で探す
  5. 美味しいお店の繋がりから探す
  6. 行きつけの飲食店の店員さんに聞いてみる
  7. ずっと繁盛しているお店に行く

以上の7つの方法がオススメです。

 

この記事を書いている僕は、

  • 飲食業界歴 15年以上
  • 飲食店サラリーマンとして現場では10年以上
  • 300店舗以上の飲食店を食べ飲み巡りしてきました。

以下で解説していきます。

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美味しい飲食店を探すのは難しい話

グルメサイトによる飲食店探しの現状

「美味しいお店を探そう」と思っても、実際なかなか難しいですよね。

とりあえず、食べログやホットペッパーなどのグルメサイトを見てみて。。。

という方がほどんどじゃないでしょうか。

僕もそうです。。。

株式会社TableCheckが20~60代の全国の男女1100名と、20~50代の飲食店に勤務する全国の男女660名を対象に、

「グルメサイトに関する意識調査」を行なった調査があります。

第2回「グルメサイトに関するユーザー&飲食店意識調査」

 

調査の結果によると、グルメサイトユーザーの約3割が「グルメサイトの評価を信頼していない」と回答。

(ちなみに飲食店側は、約6割が「信頼していない」と回答)

 

グルメサイトに対する捉え方としてもっとも多かった回答は、

「グルメサイトは、あくまで情報源の1つ」という意見でした。

多くの人が、「グルメサイトだけ」を頼りにはしていないんですね。

たしかにグルメサイトの評価って、アテにならないことも多いよなぁ。。。

「グルメサイトを信頼していない」と評価した理由としては、

  • 自分好みのお店が見つからないから
  • 信頼できる情報ではないから

といった理由が挙げられています。

グルメサイトは、あくまで飲食店を探す時の「参考程度」に。

上記の結果について、僕も同意見です。

グルメサイトは「あくまで参考程度」です。

参考にするのはOKですが、100%信じないように!

僕の勤務している飲食店もグルメサイトに掲載していますが、

「参考程度」にしてほしいと思って掲載しています。

 

グルメサイトだけでは、美味しい飲食店を探すのは難しいです。

なぜなら「好み」は人それぞれだからです。

また、間違った情報が載っていることもよくあります。

【飲食店の本音】食べログの評価が、あてにならない2つの理由

そうなんですね。。。

飲食店は、好みが分かれる。

「飲食店に求めるもの」 = 「好み」は、人それぞれです。

 

料理の味について考えてみても、

「濃い味が好きな人」もいれば、「薄い味が好きな人」もいます。

僕は薄味派です。

さらに飲食店の価値を決めるのは、「料理の味」だけではありません。

  • お店のスタッフの接客
  • お店の外装・内装の雰囲気
  • 清潔感
  • 料理の提供スピード
  • メニューの幅の広さ

など、様々な要因が絡み合って決まります。

 

グルメサイトで判断できるのは、「全体のほんの一部」でしかありません。

だから、美味しいお店、自分の好みに合うお店を探すのは難しいのです。

 

なるほど。

じゃあ美味しいお店を探したいときには、どうすればいいの?

以下の方法がオススメです。

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美味しい飲食店の探し方7選

美味しい飲食店を探すなら、以下の方法を試してみてください。

  • 好みが近い「グルメな人」に聞く
  • 信頼できるインフルエンサーを探す
  • インフルエンサーじゃない人の、「個人的オススメ」を探す
  • 自分の足で探す
  • 美味しいお店の繋がりから探す
  • 行きつけの飲食店の店員さんに聞いてみる
  • ずっと繁盛しているお店に行く

順番に解説します。

好みが近い「グルメな人」に聞く

美味しい飲食店の見つけ方1つ目は、「好みが近いグルメな人に聞く」です。

個人的には、この方法が一番のオススメです。

 

理由は、

  • 好みが近い人からのオススメならハズレが少ない
  • グルメな人は、お店をたくさん知っているのでハズレが少ない
  • オススメされて「そのお店に行った」という事実が自分の信頼になる

です。

 

「自分と好みが近くて、食に興味がある人」にオススメしてもらったお店は、基本的にハズレがありません。

例え万が一ハズレ(自分の好みに合わなかった)だとしても、

「紹介してもらったお店に行った」ということが、あなたの信頼を作ります。

信頼??

逆の立場になって考えればわかると思いますが、

「オススメのお店ありますか?」と聞かれて教えたのに、そのお店に行かなかったら「行かないなら最初から聞くなよ」と思います。

行く気がないなら、聞かないでほしい。。。

わざわざ時間をとってオススメのお店を教えたのに、相手が行かなかったらガッカリします。

そもそも「行くか行かないかわからない」くらいの覚悟なら、聞かない方がマシです。

相手の時間を奪うことになるので。

誰かにオススメのお店を聞いたなら、なるべく行くようにしましょう。

 

僕の場合は飲食店で働いているので、

「自分の会社の社長」や「お店に詳しい幹部の人」に聞いています。

 

身の回りの、「好みが近くてグルメな人」を探してみてください。

うーん、グルメな人が身近にいればいいけど、僕の周りにはいないなぁ。。。

近くにグルメな人がいなくても、探す方法はあります。

信頼できるグルメインフルエンサーを探す

美味しい飲食店の見つけ方2つ目は、「信頼できるグルメインフルエンサーを探す」です。

自分の身近にグルメな人がいなければ、インフルエンサーに頼りましょう。

 

今は、ブログやインスタグラムで飲食店の情報を発信している人がたくさんいます。

その情報をうまく活用しましょう。

 

グルメインフルエンサーを探す時のポイントは以下の通りです。

  • 定期的に、グルメ情報を更新している人を見つける
  • 自分の好みと合う人を見つける
  • 「自分が行きたいお店の周辺地域の情報」を発信をしている人を見つける

 

例えば僕は、福岡を中心に発信している、あるグルメインスタグラマーさんをフォローしています。

理由は、

  • 更新頻度が高い
  • お店が「行きたい」と思えるお店ばかり(好みが合う)
  • 福岡のお店に興味がある(旅行で行く時のため)

 

〇〇グルメ(福岡グルメなど)で検索すると、情報がたくさん出てきます。

その中で、自分の好みに近いインフルエンサーを見つけましょう。

グルメインフルエンサーじゃない人の、「個人的オススメ」を探す。

美味しい飲食店の見つけ方3つ目は、「グルメインフルエンサーじゃない人の、個人的オススメを探す」です。

グルメインフルエンサーじゃない人??

そうです。

普段は違う情報をメインで発信している人が、たまに飲食店をオススメする場面があります。

その情報を見つけましょう。

 

例えば、先日2ちゃんねる創設者の「ひろゆき」さんが、「すきやばし次郎」さんをオススメしている動画を見ました。

僕も、「行ってみたい」と思いました。

普段グルメとは関係ないことを発信している人の情報は、信頼できます。

なぜなら、「自分にメリットがあるから」という理由で発信しているわけではないからです。

どういうこと?

例えば、グルメインフルエンサーの人は、なぜわざわざ飲食店の情報を発信しているのでしょうか?

みんなに良いお店を知ってほしいからじゃないんですか?

それも正しいですが、他にも理由があるかもしれません。

例えば飲食店を紹介することで

  • 自分のフォロワーが増える
  • 紹介したお店から、紹介料をもらえる

というメリットがあるかもしれません。

実際、インフルエンサーの中には「案件」と呼ばれる紹介ビジネスで収益を上げている人もいます。

つまり「自分にメリットがある」から、飲食店を紹介している場合もあるのです。

 

もちろん、そのこと自体を否定するわけではありません。

立派なビジネスですし、グルメインフルエンサーを頼るのも全然OKです。

否定してるわけじゃないですよ!

ただ、100%純粋な気持ちで飲食店を紹介しているわけではない。

そういう可能性があることを知っておくべきでしょう。

 

一方、「普段グルメインフルエンサーじゃない人」の発信は、信頼できます。

なぜなら、飲食店を紹介することによって利益を得ているわけではないからです。

普段の発信内容とは違う「個人的なオススメのお店」を探してみましょう。

自分にメリットがなくても紹介している情報は、信頼できます。

なるほど。

「自分の尊敬する人は、どんなお店に行っているんだろう?」という気持ちで探してみるといいかもしれません。

自分の足で探す

美味しい飲食店の見つけ方4つ目は、「自分の足で探す」です。

シンプルに、自分の足でお店を見に行ってみましょう。

 

ポイントは、「営業している状態のお店を見る」ことです。

インターネットで写真を見たり、営業時間外のお店を見ても、お店の良し悪しはなかなか判断できません。

 

僕は、実際に飲食店で働いているのでわかりますが、

ネットに載せる写真は、「良い写真」が選ばれて載っています。

また、営業は「料理の見た目」だけでなく、接客や、雰囲気や、清潔感など、トータルで判断すべきものです。

片寄った情報だけで判断しないようにしよう。

自分の目で見て「このお店はいいな」と思ったなら、行く価値はあります。

見るポイントとしては、

  • 繁盛しているか
  • お客さんは楽しそうか
  • 働いているスタッフは楽しそうか
  • お店はキレイか
  • そして何よりも、自分がお店に行ったときに満足できそうか

お店に足を運ぶのは時間がかかりますが、かなり精度高くお店の良し悪しを見分けられます。

美味しいお店の繋がりから探す

美味しい飲食店の見つけ方5つ目は、「美味しいお店の繋がりから探す」です。

美味しいお店を1件見つけたら、その繋がりを探しましょう。

どういうことですか?

例えば、A店というお店が気に入ったら、

「A店と同じ会社が運営しているB店」を探してみる。

という感じです。

系列店ですね!

そういうことです。

大手チェーン店の場合は、同じ屋号(例えば、「吉野家」など)で展開していることが多いですが、

そうではない中小の会社はたくさんあります。

 

探し方としては、

  • A店を運営している会社の情報を検索してみる
  • A店から独立した人がいないかを探してみる

というのがオススメです。

 

例えば僕は「汁べゑ」さんという居酒屋が好きなのですが、この会社はたくさんの業態を展開しています。

また、もともと「汁べゑ」に勤めていて独立した人もたくさんいます。

どのお店も素敵なお店ばかりで、僕自身「汁べゑ」さんの系列や独立店舗を探してお邪魔することも多いです。

楽コーポレーション

(案件じゃないですよ、念のため。。。)

気に入ったお店があったら、そのお店の系列店を探してみてください。

行きつけの飲食店の店員さんに聞いてみる

美味しい飲食店の見つけ方6つ目は、「飲食店の店員さんに聞いてみる」です。

行きつけの居酒屋などがあれば、そのお店の店員さんにオススメのお店を聞いてみるのも方法です。

ただし、場合によっては失礼になる場合もあるので注意が必要です。

 

飲食店に勤めている人は、美味しいお店を知っていることが多いです。

なぜなら「食に興味がある」人が多いからです。

僕も、そんな人間の1人です。

さらに「自分が好きな飲食店のスタッフ」が紹介してくれたお店なら、好みも合いやすい。

なので、思い切ってオススメのお店を尋ねてみてもいいでしょう。

 

ポイントは、

  • 今、行っているお店のことをまず褒める
  • ある程度、スタッフと仲良くなってから聞く

知らないお客さんにいきなり「他にオススメのお店ありますか?」と聞かれると、イラッとします。

店員側からすると、

「自分のお店は美味しくないってこと?」と感じてしまうからです。

 

そのお店に敬意を示しながら、ということを忘れないでください。

失礼にならないよう気を付けます。

ちなみに知り合いに酒屋さんや、おしぼり屋さんなど「飲食店相手に商売している人」がいたら、

そういう方に聞いてみるのもオススメです。

たくさんの飲食店を知っているし、どの飲食店が流行っているかなどの情報も知っているかもしれません。

ずっと繁盛しているお店に行く

美味しい飲食店の見つけ方7つ目は、「ずっと繁盛しているお店に行く」です。

「老舗」と呼ばれるお店や、「いつも繁盛しているお店」を探しましょう。

 

当たり前といえば当たり前ですが、ずっと繁盛しているお店はハズレが少ないです。

ずっと繁盛しているということは、「口コミ」や「リピート」が多く満足度の高いお店である可能性が高いからです。

  • 行列ができるお店
  • 予約が取りづらいお店
  • いつ行っても混んでいるお店

このようなお店を探しましょう。

 

もう1つ繁盛店をオススメする理由があります。

個人的にはこちらの方が重要ですが、「繁盛しているお店は、学びがたくさんある」からです。

 

僕は飲食店に勤務しているので特になんですが、

繁盛しているお店に行くと、「なぜこんなにお客さんが集まるんだろう?」という問いに対するヒントがたくさんあります。

「料理がインスタ映えする」とか、「接客がとてもいい」とか、なんらかの学びがあります。

 

僕は飲食店で働く前から、いろんな繁盛店に行っては「繁盛の理由」を探していました。

飲食店で働く人じゃなくても、仕事とは「誰かの役に立って、その対価としてお金をもらうこと」です。

そのヒントとなる繁盛店で、学ばない手はありません。

たしかに。。。

会話に困ったときにも、「なぜこんなにお客さんが多いんだろう?」は、会話のネタになります。

 

以上7つの方法を試してみてください。

はい!

美味しい飲食店を探そうと思ったけど、ハズレだった時の対処法

どれだけ頑張って良いお店を探しても、100%良いお店に当たるという保証はありません。

たまたま行った日にスタッフの調子が悪かったり、

一緒に行った人の好みと合わなかったり、

なんらかのトラブルがあったり。

そんな場合もあるでしょう。

どんなに良いお店でも、状況によっては満足できないこともあります。

 

そんな「選んだ飲食店がハズレだった時」のための対処法も3つご紹介しておきます。

以下の3つです。

  1. ハズレでも楽しめる余裕を持つ
  2. ハズレから勉強する
  3. 念のため、他のお店も探しておく

ハズレでも楽しめる余裕を持つ

その飲食店が自分たちの好みと合わなくても、その状況を楽しめる余裕を持ちましょう。

 

例えば、デートで行ったお店で、頼んだ料理がいつまでたっても出てこない。

そんな時、あなたならどう反応しますか?

イライラして怒っちゃいそう。。。

そうすると、せっかくの食事が台無しになっちゃいますよね。

僕なら、「繁盛してて忙しいんだね、いいことだ!」とか

「めちゃくちゃこだわって作ってくれてるんだね(笑)」とか、

なんらかの肯定的なことを言います。

無理してでも楽しい雰囲気を作るために頑張ります(笑)

それでもずっと出てこなければ、

「このオーダー通ってるか確認してもらえますか?」となるべく優しく聞きます。

オーダーが通っていれば「よかったね」だし、

オーダーが通っていなければ「確認してよかったね」です。

 

どのような状況にせよ、イライラしないことです。

最悪なのは、そのイライラを店員さんにぶつけることです。

せっかくの食事中の空気が最悪になります。

 

どんな状況でも、楽しめる余裕を忘れないようにしましょう。

余裕がある方が結果的にうまく行くし、モテます(笑)。

ハズレから勉強する

対処法の2つ目は「ハズレから勉強する」です。

上の章で、「繁盛店から勉強する」という話をしました。

どうせならハズレのお店からも勉強しましょう。

 

繁盛店からは、「こうすれば人は喜ぶ」ということが学べます。

ハズレのお店からは、「こうすれば人はイライラする」「こうすれば人は嫌がる」

ということが学べます。

 

自分の人生のために、冷静に観察してみるのはいかがでしょう。

ただし、グチにならないようご注意を。

グチを言っても、何も解決しません。

念のため、他のお店も探しておく

対処法の3つ目は「念のため、他のお店も探しておく」です。

どうしても心配な人は、お店がハズレだった時のための「他の候補」も探しておきましょう。

他に選択肢があれば、余裕を持てます。

 

僕も、大事な場面では、念のため他の店舗を近くで2、3個探しておくようにしています。

万が一ハズレだった時は、すぐにお会計して他のお店に移動するのです。

実際、そうしたこともあります。

 

大事な場面でこそ、念のための準備が大切です。

備えあれば憂いなし。

まとめ

美味しい飲食店を探すときに、グルメサイトは「参考程度」に。

 

オススメの方法は、

  1. 好みが近い「グルメな人」に聞く
  2. 信頼できるインフルエンサーを探す
  3. インフルエンサーじゃない人の、個人的オススメを探す
  4. 自分の足で探す
  5. 美味しいお店の繋がりから探す
  6. 飲食店の店員さんに聞いてみる
  7. ずっと繁盛しているお店に行く

です。

 

例えハズレのお店に行ってしまったとしても、

その状況を楽しむ余裕を忘れずに。

 

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本日は、以上です。

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