「上司が無能で困っている。
上司の仕事ができないせいで、仕事がスムーズに進まないし自分にも迷惑がかかっている。
こんな状況をなんとかしたい。。。」
無能な上司は、意外と多いです。
うまく利用すべき。
無能上司A:
と責任を押し付ける。
無能上司B:
と、部下のやる気を奪っていく。
無能上司C:
と、裏では文句ばかり。
こんな上司を放置したら、部下まで被害を受けてしまいます。
この記事を読むことで、無能な上司の特徴が理解でき、どのように対応すればいいか分かります。
<本記事の内容>
- 上司が無能な理由
- 無能な上司の7つの特徴
- 無能な上司に当たった時の対処法
- 無能な上司でも、成果を上げる方法
がわかります。
結論ですが、無能な上司を嘆いていてもしょうがありません。
上司を反面教師にし、仕事を奪いましょう。
この記事を書いている僕は、
- 現在37歳
- サラリーマン経験 15年以上
- マネジメント経験 10年以上
- 上司ガチャでハズレを引き続け、うつ病診断で転職。
今はサラリーマンをやりながらも割と自由に生きています。
【ピーターの法則】上司が無能な理由
なぜ、あんな無能な上司が昇進できたんでしょう?
おそらく以前は、有能だったんです。
ピーターの法則、と呼ばれるものがあります。
<ピーターの法則>
- 能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。
- 時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。
- その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。
わかりやすくざっくりまとめると、
- 無能な平社員は、ずっと平社員である。
- 有能な平社員は、いずれ管理職になる。
- 有能な平社員も、昇進を続けていくとどこかで「無能な管理職」になる。
という感じです。
優秀なプレイヤーが、優秀な上司とは限らない。
サッカー選手として優秀でも、監督として優秀とは限らない。
ということです。
過去に優秀なはずだった上司も、限界を迎え、今の地位に止まっている可能性が高いです。
無能な上司の7つの特徴
無能な上司の特徴は、以下の7つです。
- 指示があいまい
- 責任逃れをする
- 部下のやる気を引き出さない
- 会社のビジョンを説明しない
- 自分を特別扱いする
- 相手によって態度を変える
- 決断しない
無能な上司の特徴①:指示があいまい
無能な上司の特徴その1は、「指示があいまい」です。
部下を上手に動かすことができない上司は、指示を出すのが下手です。
具体的に何をすればいいのか、伝えることができないのです。
具体的とは、数字を入れることです。
- いつまでにやればいいのか。
- 何個やればいいのか。
こういった数字を入れるだけで、部下は理解しやすくなります。
「コピー取っておいて」ではなく、
「1時間後までに10枚コピーしておいて」と言えば部下も理解しやすいし、ミスも減るのです。
有能な上司は、「相手がきちんと理解しているか」を気にしながら具体的に指示を出します。
無能な上司の特徴②:責任逃れをする
無能な上司の特徴その2は、「責任逃れをする」です。
部下のミスの責任を取れない上司は、存在する意味がありません。
でも実施は、上司という立場でありながら部下を守らないような人がたくさんいるのです。
部下の成長のためには、チャレンジすることが絶対に必要です。
チャレンジすれば、ミスも出てきます。
部下に最大限のチャレンジをさせながら、いざとなったらミスをフォローして部下を守るのが有能な上司です。
無能な上司の特徴③:部下のやる気を引き出さない
無能な上司の特徴その3は、「部下のやる気を引き出さない」です。
上司の仕事は、偉そうにすることではありません。
自分の部下が働きやすい環境を作って、チームで成果を上げることです。
無能な上司は、「自分は上司だから偉い」という態度で部下に気を使わせます。
有能な上司は部下から愛されます。
部下はそんな上司の元で、イキイキと働けるのです。
参考記事:【上司失格】やる気がない上司は、今すぐ辞めてほしい。
無能な上司の特徴④:会社のビジョンを説明しない
無能な上司の特徴その4は、「会社のビジョンを説明しない」です。
上司は、会社と部下をつなぐ役割も担っています。
上司が「会社の文句を言う」なんていうのは最悪の行為です。
部下の心を、会社から離れさせる行為だからです。
上司に対する信頼も失わせる行為です。
有能な上司は、それをきちんと分かっています。
会社に納得いかないことがあっても、部下に言ったりはしません。
上と戦うか、自分の中だけで解決します。
有能な上司は、会社の明るいビジョンを部下に伝え、やる気を引き出すのです。
無能な上司の特徴⑤:自分を特別扱いする
無能な上司の特徴その5は、「自分を特別扱いする」です。
上でも書いたように、上司は偉いわけではありません。
部下と上司は、役割が違うだけです。
それを勘違いして「自分は特別」と思っている無能な上司がいます。
- 自分は上司だから、遅刻してもいい。
- 自分は上司だから、ミスをしても謝らなくていい。
- 自分は上司だから、多少ルールを破ってもいい。
こんなことをしていれば、部下から見放されてしまいます。
無能な上司の特徴⑥:相手によって態度を変える
無能な上司の特徴その6は、「相手によって態度を変える」です。
無能な上司は、上の人にはペコペコして、部下には偉そうにします。
有能な上司は、上の人にも堂々と意見し、部下にも尊敬の念を忘れません。
相手によって態度を変える人は、人間としても信頼できないのです。
無能な上司の特徴⑦:決断しない
無能な上司の特徴その7は、「決断しない」です。
上司が決めてくれなければ、進まない仕事はたくさんあります。
上司の毎日の仕事は、決断することです。
AとBという選択肢があった時、「Aにする」と決めるのが仕事です。
部下は迷っているから上司に相談するのです。
上司が「もう少し様子を見よう」「後で考える」というのは、決断から逃げているだけです。
答えは、誰にもわからないのです。
有能な上司は、即決します。
そしてその決断が間違っていたら「ごめんごめん、自分が間違っていた」と謝ることができる器を持っているのです。
では、無能な上司に当たってしまった時に、部下はどのように行動すれば良いのでしょうか?
無能な上司に当たった時の対処法
無能な上司に当たった時にやるべきことは、次の2つです。
- 反面教師にする
- 上司に仕事をさせない
対処法①:反面教師にする
無能な上司に当たった時にまずやるべきことは、「無能な上司を反面教師にする」です。
自分がされてイヤだったことを、きちんと覚えておきましょう。
上司と同じような行動を自分がしてしまわないようにするのです。
理不尽に怒られてイヤな気持ちがしたなら、「自分は他の人に理不尽に怒っていないだろうか」と振り返ってみましょう。
自分がされてイヤなことは、他の人もイヤなことです。
将来自分が上司になった時にも、部下に同じ思いをさせないよう気をつけましょう。
対処法②:上司に仕事をさせない
無能な上司に当たった時にやるべきことのもう1つは、「上司に仕事をさせないようにする」です。
上司の仕事を、自分が代わりにやりましょう。
- 上司が決断できないなら、代わりに自分が決断をする。
- 上司の指示があいまいなら、自分で具体的にする。
- 上司が部下のやる気を引き出さないなら、自分で自分をやる気にさせる。
上司のせいにしていても、上司は変わりません。
自分でやった方が早いのです。
もちろんできる範囲の限界はあると思います。
でも少しずつ自分ができる範囲を広げていくことで、どんどん上司の仕事を奪っていけるのです。
やってはいけないこと
上司が無能だったとしても、やってはいけないことがあります。
それは「上司の批判をする」ということです。
上司がいくら無能でも「自分の上司は使えない」と他の人に言うのはやめましょう。
どこかで巡り巡って上司に伝わってしまうかもしれないし、あなた自身の評価を落としてしまう可能性もあります。
納得できない気持ちはわかりますが、グッと堪えてください。
無能な上司でも、成果を上げる方法【できますが、時間はかかります】
上司が無能だと、成果は上げづらいです。
なぜなら、僕自身がそのような経験をしてきたからです。
一時期、部下に怒ってばかりで、自分のことしか考えていない上司に当たったことがありました。
僕は、なるべく上司に仕事をさせないようにしながら、成果を上げるべく立ち回りました。
結局ある程度の成果は出すことができましたが、正直なところかなりしんどかったです。
成果を上げることはできますが、そのためには徐々に無能な上司の仕事を減らしていくことが絶対条件です。
無能な上司に口を出され続けていては、効率も悪いし、時間を奪われ続けます。
時間をかけて上司の仕事をあなたが奪い、コントロールできるようにしましょう。
ただ、それには時間がかかるし、あなた自身の能力を高める必要もあります。
そこまでして今の上司と頑張りたくないと思うのなら、転職するなどして環境を変える必要がある場合もあるかもしれません。
有能な上司に出会えることは、なかなかありません。
無能な上司に出会ってしまった時には、反面教師として利用することをオススメします。
どうしてもガマンできなくなったら、転職を考えましょう。
今回は以上です。
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