新入社員です。
入社したばかりだけど、すでに辞めたいです。
これって甘えでしょうか?
別に甘えじゃないし、辞めてOKです。
ただし、準備は必須。
今日から行動開始しましょう。
※参考記事:「仕事辞めたい」は甘え?疲れてしまったときの対処法3選【甘えの答えは先入観】
「仕事系ブログ」や「書籍」に書いていることを要約すると、
他サイトって結局これしか言ってません。
言ってることはわかるんですが、そもそも「ブラック企業かどうか判断できない」し、「リスクを見極められない」から困っているんです。
このままだと5年経っても判断できないので、僕が「今すぐ転職していい理由」を解説します。
本記事を読むことで、「新入社員でも辞めていい理由」が理解でき、
迷いなく行動できるようになるでしょう。
<本記事の内容>
- 新入社員でも辞めていい理由
- 新入社員が会社を辞める「メリット」と「デメリット」
- 会社を辞めたいと思ったら「やるべきこと」と「NG行動」
がわかります。
この記事を書いている僕は、
- 現在37歳
- サラリーマン経験 15年以上
- マネジメント経験 10年以上
- 上司ガチャでハズレを引き続け、うつ病診断で転職。
今はサラリーマンをやりながらも割と自由に生きています。
新入社員でも辞めていい理由【比較対象ができる】
結論ですが、新入社員でも辞めていい理由は、「辞めることで比較対象ができる」からです。
どういうことですか?
1社で働いただけだと、その会社が「良い会社なのか」「悪い会社なのか」がわからないですよね。
たしかに、わかりづらいかも。。。
例えば、生まれて初めてやったゲームが「スーパーファミコン」だとします。
その後、他のゲームをやらなければ「スーパーファミコンの良さ」を正確に判断することはできません。
スーパーファミコンをやった後に、ニンテンドースイッチをプレイすれば、
「映像は、ニンテンドースイッチの方がキレイだな」
「自分的におもしろいソフトは、スーパーファミコンの方が多いな」
と比較できます。
正確に、判断できるようになるんですね。
会社でも同じです。
- 働いたのがA社だけ:比較できない
- 働いたのがA社とB社:比較できる
上記の通り。
給料を考えるときにも、
- A社:給料20万円
- B社:給料25万円
だったら、「B社の方が稼げる」とわかります。
給料だけでなく、「人間関係」や「将来性」も比較できるようになります。
1社だけで会社を理解するのは不可能
僕も転職経験があるのでわかりますが、1社に勤めただけでは会社の良し悪しはわかりません。
自分ではブラックだと思っていても、
実は、自分だけがそう感じているんじゃないか
他の会社に行っても、似たようなものなんじゃないか
と考えてしまいます。
結果、行動できません。
会社によって労働環境は大きく変わるし、それをどう感じるかも人によって大きく違います。
- 会社:会社によって労働環境が大きく変わる
- 働く人:会社をどう評価するかは、人それぞれ
このような状況の中で、「ブラックかどうか判断しろ」という方がムチャです。
2社を経験すれば、
1社目の方が良かったな
とか
2社目の方が居心地いいな
とかがわかります。
こればかりは、自分で経験してみないとわからないことです。
新入社員が会社を辞めるメリット4選
新入社員が会社を辞めるメリットは、以下の通り。
- イヤな仕事をしなくてよくなる
- 第二新卒として応募できる
- 良い会社と出会えるかも
- 戦力外なので迷惑がかからない
新入社員が会社を辞めるメリット①:イヤな仕事をしなくてよくなる
辞めれば、イヤな仕事から抜け出すことができます。
これは、説明不要ですね。
新入社員が会社を辞めるメリット②:第二新卒として応募できる
新卒として入社して3年未満なら、第二新卒として扱われます。
第二新卒のメリットとしては、
- 社会人経験を評価される
- 育成しやすいため、採用されやすい
- 未経験・異業種への転職も可能
という感じです。
「新卒」と「社会人経験」の両方を生かせる状態なので、求めている企業も多いです。
新入社員が会社を辞めるメリット③:良い会社と出会えるかも
転職することで、良い会社と出会えるかもしれません。
こればかりは運の要素もあるのでなんとも言えませんが、少なくとも「前の会社と比較できる」というのはプラスです。
前章で解説した通りです。
新入社員が会社を辞めるメリット④:戦力外なので迷惑がかからない
新入社員が会社を辞めても、正直「戦力外」なので周りの人に迷惑がかかりません。
ツラい。。。
でも、その分辞めやすいです。
ベテランになると、
- 周りからの強い引き止め
- 現在、会社から受けている恩恵(給料、福利厚生など)
- 社内・社外での繋がり
- 引き継ぎがめんどう
などが足かせとなって、転職しづらくなります。
転職のタイミングは、早いほどラク。
新入社員が会社を辞めるデメリット4選
デメリットは以下の通り。
- 転職活動で苦労する可能性がある
- 給料が下がる可能性もある
- スキルや知識を得られていない
- 失業手当がもらえない
新入社員が会社を辞めるデメリット①:転職活動で苦労する可能性がある
就職してすぐに辞めると、転職時にマイナス評価を受ける可能性があります。
うちに入ってもまたすぐ辞めるんじゃないか
と思われるんですね。
即戦力としても考えづらいので、苦戦するかもしれません。
新入社員が会社を辞めるデメリット②:給料が下がる可能性もある
2020年にマイナビが行った調査によると、転職によって給料が下がった人の割合は24.7%ということでした。
- 給料が上がった 33.9%
- 給料は変わらない 41.4%
- 給料が下がった 24.7%
特に新入社員の転職は、「知識やスキルがない」状態での転職なので、
給料が下がってしまう可能性も十分にあります。
新入社員が会社を辞めるデメリット③:スキルや知識を得られていない
当然といえば当然ですが、スキルや知識を得られていません。
- 1年目の新入社員:スキル、知識レベル「低い」
- 3〜5年の中堅社員:スキル、知識レベル「普通」
- 5年以上のベテラン社員:スキル、知識レベル「高い」
という感じです。
転職にもスキルや知識がある方が有利です。
新入社員が会社を辞めるデメリット④:失業手当がもらえない
失業したときにもらえる「失業手当」には、以下のような条件があります。
- 一般の受給資格者(自己都合退職・定年退職など)
離職日以前2年間に被保険者期間が通算12カ月以上あること - 特定受給資格者等(会社都合退職 ※会社の倒産・リストラなど)
離職日以前1年間に被保険者期間が通算6カ月以上あること
自己都合の退職の場合には「1年以上の勤務」が必要なので、
新入社員の場合はもらえない場合が多いかと。
新入社員が「会社を辞めたい」と思ったらやるべき4つのこと
「会社を辞めたい」と思ったら、以下のように行動しましょう。
- 転職エージェントに登録
- 転職先を見つける
- 退職届を出す
- 有給があるなら使う
新入社員が「会社を辞めたい」と思ったらやるべきこと①:転職エージェントに登録
転職を考えたら、まずは転職エージェントに登録しましょう。
転職活動は、3ヶ月〜半年は時間がかかります。
「辞めてから考える」というノーテンキな人もいますが、結構きついので登録だけでもすべき。
僕は、勢いで辞めて後悔しました。
【知らないと損】今すぐ転職しなくても、転職エージェントに登録「だけ」でもすべき6つの理由【僕は70万円損した】
新入社員が「会社を辞めたい」と思ったらやるべきこと②:転職先を見つける
転職活動をしつつ、良い転職先を見つけましょう。
比較対象があるので、初めての就活の時よりも探しやすいはず。
新入社員が「会社を辞めたい」と思ったらやるべきこと③:退職届を出す
転職先が見つかったら、退職届を出しましょう。
転職は「当然の権利」なので、遠慮する必要なしです。
新入社員が「会社を辞めたい」と思ったらやるべきこと④:有給があるなら使う
半年以上勤めているなら、有給があるはず。使いましょう。
残っているなら、キッチリ使い切ろう。
【悩み】新入社員なのに有給を使いすぎるのは、よくない?【問題ないですよ】
新入社員が「会社を辞めたい」と思った時のNG行動3選
以下の行動はオススメしません。
- 相談しまくる
- イヤイヤ続ける
- 転職先を決めずに退職する
NG行動①:相談しまくる
相談しまくる人は、行動できません。
人に話すことで、満足してしまうのです。
本当に転職できる人は、すべて自分で決断します。
相談するとしても、本当に信頼できる1人、2人にとどめるべき。
NG行動②:イヤイヤ続ける
「辞めたいなぁ」と思いながら、イヤイヤ続けるのもオススメしません。
あなたにとっても、会社にとってもマイナスだからです。
さっさと転職しましょう。
NG行動③:転職先を決めずに退職する
転職先を決めずに辞めてしまうと、多くの人が後悔します。
- 失業手当が出ない
- 就職先もなかなか決まらない
- 生活費がなくなる
結果、希望の就職先を見つけられなかったり、実家でニートになってしまいます。
会社に勤めつつ、転職活動をすべき。
新入社員で辞めてもいいけど、覚悟を決めるべきと思う話
新入社員で会社を辞めることに対して、僕は「全然OK」だと思います。
「働いた期間」とかもあまり関係ありません。
むしろ、今すぐ行動開始すべきかと。
僕の今の会社も「辞めたい」という新人さんが多いんですが、その時によく同年代の社員と話すことがあります。
「僕たちは、一度他の会社を辞めているから、今の会社の素晴らしさがわかる」
「でも、新人の子たちは他の会社を知らないのだから、辞めたいと思うのもしょうがないよね」
これが僕の本音の気持ちです。
辞めてもいいし、辞めなくてもいい
あなたが会社を辞めようと辞めまいと、あなたの自由です。
最終的には自分で決断すべきです。
ただ、逃げてばかりだと「逃げグセ」がついて良くないので、覚悟を決めましょう。
- 辞めないなら、今の職場でとことん一生懸命働いてみる
- 辞めるなら、転職先の職場では3年間は働く
など、自分の中で覚悟を決めましょう。
僕は転職するときに、「次の会社は、独立するまで絶対に辞めない」と決めていました。
どの会社でも、最初は大変です。
1年以上働いて、初めて見えてくるものもあります。
最初は「向いてない」と思っても、働き続けると「意外と楽しいかも」と思うこともよくある話です。
転職する場合も、覚悟を決めましょう。
辞める決意が固いなら、今すぐ行動
もし「辞める」という決意が固いなら今すぐ行動しましょう。
入社して1ヶ月でも、1年でも、得られるものは大して変わりません。
やる気がないなら、なおさら意味ないです。
どうせ辞めるつもりなら、一刻も早い方がいい。
繰り返しですが、転職エージェントに登録だけでもしておきましょう。
僕のオススメの転職エージェントはこちら。
サラリーマンにオススメの転職サイト・転職エージェント3選【これだけでOK】
良い転職は、人生を変えます。
ぜひ行動してみてください。
今回は以上です。
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