飲食店でアルバイトを始めようとしているんだけど、
仕事がキツそうな気がする。
「飲食店はやめとけ」なんて声を聞くこともあるし。
実際どうなんだろう?
飲食店でのアルバイトって楽しそうだけど、何だかキツそう。
そんなイメージありますよね。。。
今まで100名以上のアルバイトさんに接してきた僕が、実際のところを解説します。
<本記事の価値>
- 「飲食店でのアルバイトはきつい、と言われる7つの理由」がわかる
- 「飲食店でのアルバイトに向いている人の特徴」がわかる
- 現役の飲食店店長から「アルバイトの実態」の意見が聞ける
この記事を書いている僕は、
- 現在37歳
- 飲食店での勤務経験10年以上
- 飲食店での店長経験8年以上
- 今まで、100名以上のアルバイトさんを面接してきました。
アルバイトさんの声を直接、たくさん聞いてきたので参考になるかと。
本記事の結論ですが、
「キツい理由は、人間関係が8割です。
人間関係の良いアルバイト先を探せばOK。
働いてみて「違う」と思ったら、辞めていいので大丈夫です。」
以下で解説します。
「飲食店でのアルバイトは、きつい」と言われる7つの理由
なぜ「飲食店でのアルバイトは、きつい」と言われるんですか?
7つの理由を紹介します。
ただ僕は、根本的な原因は「人間関係が悪いから」だと思ってます。
まず代表的な「きついと言われる理由」は、以下の通り。
- 理由①:人手不足のお店が多い
- 理由②:店長が厳しい
- 理由③:忙しすぎる
- 理由④:教えてもらえない
- 理由⑤:人と話すのがツラい
- 理由⑥:スピードについていけない
- 理由⑦:求められるレベルが高すぎる
理由①:人手不足のお店が多い
多くの飲食店は、人手不足です。
人が少ないと、アルバイト1人あたりの仕事の負担が大きくなり、
キツいと感じる原因になります。
人手不足で悩む飲食店がやるべきこと8選【最重要は辞めさせないこと】
理由②:店長が厳しい
「飲食店あるある」なのが、店長がやたら厳しいお店です。
すぐ不機嫌になったり、アルバイトさんにキツく当たったり。
そういうお店は早く辞めましょう。
アルバイト先の店長が嫌い!怖い!と思ってしまう10の原因と対処法【辞めるべき】で解説しています。
理由③:忙しすぎる
忙しいと、やるべきことが多く、頭も体も疲れます。
逆に、ヒマすぎても疲れるんですけどね。。。
理由④:教えてもらえない
アルバイトを始めても、ろくに教えてもらえないお店もあります。
「うまくやってくれ」「自分で覚えてくれ」という丸投げスタイルです。
ツラい。。。
こういうお店も、辞めた方がいいですね。
理由⑤:人と話すのがツラい
飲食業は、客商売です。
特にホールの場合は、お客さんと上手に接することが求められます。
笑顔が苦手だったり、敬語が使えない人には、ツラいかもしれません。
理由⑥:スピードについていけない
飲食店のピークは戦場です。
とにかく作業スピードを早くする必要があります。
素早く動くのが苦手なマイペースな人には、キツいと感じるでしょう。
続けていれば、だんだん慣れます。
理由⑦:求められるレベルが高すぎる
お店によっては、新人アルバイトにも高いレベルの動きを求めるお店もあります。
マジメな人ほど、「ちゃんとやらないと」というプレッシャーにやられてしまうでしょう。
「自分はダメだ」とネガティブに感じてしまう人には、厳しい環境かもしれません。
ポジティブに楽しもう。
きつい理由の8割は、「仕事内容」より「人間関係」
あくまで「アルバイト」ですから、基本的にはそこまで高いレベルのことは求められません。
接客や料理にしても、慣れるまで時間はかかるかもしれませんが、
そんなに難しい仕事内容はありません。
「体力的にキツい」と言っても、アルバイトをする人は若い人が多いです。
むしろ社員よりも体力はあるはずです。
「きつい」と思う原因の8割は、人間関係です。
上記の7つの理由は、人間関係が良い職場ではあまり起こらないことです。
逆に人間関係が良くないと、
- 丁寧に教えてくれる先輩がいない
- 店長が厳しすぎる
- 忙しくても誰も助けてくれない
- 頑張っても褒めてもらえない
このような状況では、ツラくなるのも当然です。
チームとして機能していないので、人もどんどん辞めていくのです。
実際、僕のお店でも人間関係を良くするだけで、退職率は激減しました。
楽しく働ける人間関係があれば、多少のキツさなど気にならないものです。
良い人間関係のお店で働きましょう。
でも、どうすればいいお店でアルバイトできるんですか?
バイト探しをする時は、以下のことに気をつけてみましょう。
飲食店のアルバイト先を探すときに気をつけるべきこと
働き始めてから後悔しないために、以下のようなお店を選びましょう。
- 店長(責任者)のリーダーシップがある
- 社員とアルバイトの仲がいい
- 新人さんを大切に扱う
- 仕事に対して、全員がマジメに取り組んでいる
- 仕事以外でも、コミュニケーションを取るタイミングがある
このようなお店は、人間関係が良い場合が多いです。
詳しくは、人間関係が楽しいアルバイトの5つの特徴とは?【見極める方法も解説】で解説しています。
とはいえ、内部的なことが多いのでオススメなのは
「実際にお店を見に行く」ことです。
できれば、営業中のスタッフさんが働いている様子を見てみましょう。
スタッフ同士が楽しそうに働いているお店は、人間関係も良い場合が多いです。
飲食店のアルバイトに向いている人の3つの特徴
飲食店でのアルバイトに向いている人は、どのような人ですか?
個人的には、以下のことが大切だと思います。
- 成長意欲がある
- 素直に人の話を聞ける
- 自分の気持ちをコントロールできる
僕が面接する時にも、この3つは重要視します。
「素直」で「成長意欲」があれば、料理も接客もすぐにできるようになります。
また、「自分の気持ちをコントロール」できれば、忙しいときにも冷静に仕事ができます。
仕事ができるようになれば、だんだん働くことが楽しくなっていくものです。
他にも、
- 「明るい」
- 「食べるのが好き」
- 「接客が好き」
などの人も、飲食店には向いているのかな、と思います。
とはいえ、実際に働いてみないと「自分に向いているか」はわからないものです。
まずは直感で良さそうなお店を探して、働いてみてください。
【飲食店店長の意見】アルバイトしてみて、キツかったら辞めたらいいと思う話
現役店長が、学生時代に1週間でアルバイトを辞めた話
僕も学生時代に居酒屋でアルバイトをして1週間で辞めたことがあります。
そうなんですか!?
はい。恥ずかしながら。。。
ひたすら洗い物をさせられて楽しくなかったというのもあるんですが、
そもそも「誰も教えてくれる人がいない」「すぐ怒られる」という状態がツラかった。
そんな僕が、今は居酒屋の店長をやっています。
僕のお店で働いているアルバイトさんは、みんな楽しそうに働いています。
結局、「人間関係が重要」だということです。
仲良く、成長できる環境で働いていれば、多少きつい仕事でも楽しめます。
キツかったら辞めてもいい
店長の立場から言いますが、「違うと思ったら辞めたらいい」と思います。
入ってみて「違うな」と思ったら辞めればいいのです。
僕のお店でも、合わない人はすぐ辞めていきます。
逆に合う人は、ずっと楽しく働いています。
言い方は悪いですが、しょせんアルバイトですから、いつでも辞めることはできます。
辞められると悲しいですが。。。
ずっと悩んでいるくらいなら、「試しにやってみて、違ったら辞める」ぐらいの軽い気持ちで動いてみてください。
バックレ(連絡なしで来なくなる)は、しないでね(笑)
キツいことも、楽しみながらやってみよう
「キツそうだから」と逃げていては、何もできません。
勇気を出して挑戦してみましょう。
キツそうなことにも挑戦し、楽しくしていく努力が、今後の人生で生きてきます。
基本的に、仕事はツラくてキツいものです。
社会人になる前に、アルバイトで「キツい仕事を楽しむ力」を身につけましょう。
若い時は、多少の失敗も許されます。
僕もたくさん失敗しました。
その経験がきっとあなたの将来のプラスになります。
応援しています。
今回は、以上です。
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