NFTを始めたいけど、なんだか怖い。
初心者が気をつけるべきことってありますか?
注意点を守れば大丈夫ですよ。
とはいえ、実際に詐欺やトラブルも多いのでしっかり対策しましょう。
<本記事を読むべき人>
- 仮想通貨・NFTの初心者の人
- NFTを始めたいけど、詐欺やトラブルが怖い人
僕自身も怖かったので、徹底的に調べました。
NFTを取り扱うときに注意点を知らないと、
- ハッキングでデータを盗まれる
- 仮想通貨(お金)が盗まれる
- NFTが盗まれる
このようなことが起こる可能性があります。
怖い。。。
きちんと学べば大丈夫。
クルマを初めて運転するときにも、まずは「危険を避けるためのルール」を学びますよね。
NFTも同じです。
しっかり学んで、トラブルを防ぎましょう。
本記事を読むことで、NFTを取り扱うときに起きやすいトラブルや詐欺について知ることができ、
安心してNFTに触れることができるようになるでしょう。
以下の言葉を何度か使用しますので、覚えておいてください。
わかりやすくするために「イメージ」でお伝えします。
「なんとなくこんな感じ」と理解できればOKです。
<よく出てくる言葉>
-
- NFT:デジタルの絵
- オープンシー(Open Sea):NFTを売っている、海外のスーパーマーケット
- 仮想通貨:オープンシーで使える、海外のお金
- メタマスク(MetaMask):仮想通貨を入れておくための、お財布
- リカバリーフレーズ:お財布を開くためのパスワード(財布の鍵)
結論ですが、NFTのトラブル対策と一番重要なことは、
「サブの保管用ウォレット(メタマスク)」を作成すること。
保管用ウォレットを「NFTの保管のみ(サイトに接続しない)」をするようにすれば、ほとんどのトラブルは防ぐことができます。
方法は、以下の記事から。
メタマスク(MetaMask)を複数ダウンロードする方法【ハッキング対策用ウォレット作成】
以下で、「よくある詐欺・トラブルの事例」と「解決方法」を解説します。
はじめに。【DYORについて】
仮想通貨やNFTの世界では、「DYOR」という言葉がよく使われます。
「Do Your Own Research」の頭文字を使ったもので、「自分で調べましょう」という意味です。
すべては自己責任です。
怪しい情報を信じないよう、「自分で調べる」クセをつけましょう。
この記事も、「信じる価値がある」と自分で判断したなら信じてください。
【NFT初心者必見】NFTを始める時の注意点7つ(トラブル・詐欺事例)と、対策
NFTの注意点は、以下の通り。
- 注意点①:リカバリーフレーズをなくさない
- 注意点②:リカバリーフレーズを他人に教えない
- 注意点③:DMはすべて詐欺
- 注意点④:ニセモノに関わらない
- 注意点⑤:怪しいファイルを開かない
- 注意点⑥:ハッキングされない
- 注意点⑦:誤送金しない
それぞれの対策も解説しています。
注意点①:リカバリーフレーズをなくさない
リカバリーフレーズを、紛失しないよう気をつけましょう。
リカバリーフレーズ(別名:シードフレーズ)は、メタマスクを開くためのパスワード文字列です。
- メタマスク:財布
- リカバリーフレーズ:財布の鍵
というイメージです。
リカバリーフレーズはメタマスク作成のときに、決定します。
鍵(リカバリーフレーズ)をなくすと、財布(メタマスク)が開けなくなります。
絶対になくさないようにしましょう。
<対策>
- リカバリーフレーズを紙に書いて金庫に保管する。
- メタマスクにお金を入れすぎない。
注意点②:リカバリーフレーズを他人に教えない
リカバリーフレーズは、絶対に他人に教えないでください。
リカバリーフレーズを他人に教えると、あなたの大切なお金やNFTが盗まれます。
たとえメタマスクの運営元であっても、リカバリーフレーズを聞いてくることはありません。
- DMでリカバリーフレーズを聞いてくる
- リカバリーフレーズの入力を求められる
これらは、すべて詐欺です。
僕が参加させていただいているNFTコミュニティでも、
「グループ内で信頼されている人」の名前を語って、リカバリーフレーズが盗まれる事例がありました。
<対策>
- リカバリーフレーズは絶対に他人に教えない。
- リカバリーフレーズの入力を求められても、絶対に入力もしない。
注意点③:DM(ダイレクトメール)はすべて詐欺
Twitter、Discordなどに届くDMはすべて詐欺です。
例えばTwitterで「#Metamask」とツイートすると、英語のDMが大量に届きます。
もちろんすべて詐欺師からのDMです。
<対策>
- DiscordのDMはオフにする。
- 怪しいDMは開かない。
- 「初心者だな」と思わせるような発信をしない。(初心者は狙われる)
- 「#Metamask」のハッシュタグをTwitterで使わない。
注意点④:ニセモノに関わらない
NFTに世界には、ニセモノが多いです。
代表的なものだと、NFTを買うことができる海外マーケット「Open Sea」の偽サイトが存在していました。
メタマスクの偽サイトも確認されています。
- OpenSeaなら「opensea.io」以外はニセモノ
- MetaMaskなら「metamask.io」以外はニセモノ
と覚えておいてください。
他にも、
- ニセモノのアプリ
- ニセモノのGoogle広告
- ニセモノ物のNFTクリエイター
- ニセモノのNFTコレクション
- ニセモノのインフルエンサー
などが多数存在します。
偽物です。
Be careful of copies of me.openseaというイラストをNFTにして販売できるサイトで私がやっているかの様な体裁で誰かがアカウントを作成していました。私がファンアートを商品にすることは一生ありません。 pic.twitter.com/RpSzkgYswu
— 青春bot (@seisyunbotdesu) November 5, 2021
「仲間内でNFTの値段を釣り上げて、高値になったら逃げる」という事件もありました。
「もしかしたらニセモノかも。。。」と常に疑うぐらいでちょうどいいです。
<対策>
- 怪しいサイトやNFTは開かない
- よく使うページは、「ブックマーク」で保管しておく
- 公式のツイッターから、ページに飛ぶ
- クリックや購入前に、情報収集を徹底する
- 認証マークがついているNFTを買う
認証マークがついているNFTは、安心ですね。
参考記事:【OpenSea】ニセモノのNFTを見分ける方法5選【ダマされないための対策も解説】
注意点⑤:怪しいファイルを開かない
怪しいファイルを開くと、ハッキングされNFTやリカバリーフレーズを盗まれることもあります。
以下のような事例は、実際に起きたハッキング例です。
- 「仕事を依頼したい」と言って、ファイルを送ってくる →ウイルスが入っていて感染。データを盗まれる
- 「プレゼントキャンペーンです」と言って、ファイルが送られてくる →ウイルスが入っていて感染。データを盗まれる
- 「見知らぬNFT」が勝手に送られてくる →NFTを開くとウイルスが入っていて感染。データを盗まれる
openseaの「Hidden」という場所に、勝手に見知らぬNFTが送られてくることがあります。
NFTを開くと、ハッキングされます。
絶対に触らないようにしましょう。
<対策>
- 怪しいファイルを開かない
- 相手の情報をしっかり調べる
- 「Hidden」に入っているNFTに触らない
注意点⑥:ハッキングされない
ファイルを開かなくとも、ハッキングされることがあります。
というわけで、最後に「ハッキング対策」を書きます。
・怪しいNFTを購入しない
・Metamaskの認証を読む繰り返しですが、メタマスクの認証画面が出てきたら、内容を確認しましょう。画像の赤枠を確認します。ここに怪しい名称があるなら、触らないほうが良いです。次のツイートでラストです pic.twitter.com/RKyYlah7e4
— Manabu (@manabubannai) February 2, 2022
- 公共Wifi(Free Wifi)を使っていて、ハッキングされる
- マイナーな通貨を入手しようとして、ハッキングされる
- NFTを購入しようとしたら、ハッキングされる
- メタマスクに署名したら、ハッキングされる
など注意です。
<対策>
- 怪しい仮想通貨を購入しない
- 怪しいNFTを購入しない
- 信頼できるWifiだけを使う
- 署名の前にMetamaskの認証を読む(英語がわからなければ、翻訳する)
メタマスクでの署名は、契約書へのサインと同じです。
めんどうでもdeepLなどのサイトで、翻訳して確認しましょう。
ちなみに「メタマスクを複数持つ」というのも対策の1つです。
- 普段使いのメタマスクウォレット
- 保管用のメタマスクウォレット
を使い分ければ、それだけでハッキングの被害を防ぐ可能性が高まります。
やり方は、以下の記事からどうぞ。
メタマスク(MetaMask)を複数ダウンロードする方法【ハッキング対策用ウォレット作成】
注意点⑦:誤送金しない
誤送金で、お金を失ってしまう危険性もあります。
- 送金先のアドレスを間違える
- 送金用のブロックチェーンを間違える
などするとお金が失われます。
上記の事例をわかりやすく例えると、
- 送金先のアドレスを間違える → 振込先の「銀行口座番号」を間違える
- 送金用のブロックチェーンを間違える →「円」なのに「ドル」で振り込みしてしまう
というイメージです。
現金なら「振り込みができない」で終わりですが、仮想通貨の場合は失われます。
「怖いな」と思う場合は、少額で送金のテストをしてから送りましょう。
<対策>
- 送金先のアドレスを確認する
- チェーンを確認する
- 少額でテストをしてから、送金する
注意点は、以上です。
仮想通貨、NFTは本当に詐欺やトラブルが多いです。
また、その手法も日々進化しています。
最大限注意しつつ、行動しましょう。
【まとめ】NFTをやる上で、覚えておくべきこと
以下のことは、頭に置いておきましょう。
- NFT・仮想通貨の世界には、めちゃくちゃ詐欺が多い。
- DMは100%詐欺。
- リカバリーフレーズの入力も100%詐欺。
- トラブルは自己責任。
- DYOR。少しでも「怪しい」と感じたら、調べ抜く。
- そもそも怪しい人、怪しいファイル、怪しいNFTに関わらない。
- オイシイ話に乗らない。
繰り返しですが、NFTの世界には詐欺やトラブルが多いです。
気をつけていてもミスをしてしまうのが人間です。
自分がミスをした時にも最悪の事態を防げるよう、今のうちに保管用ウォレットを作成してください。
メタマスク(MetaMask)を複数ダウンロードする方法【ハッキング対策用ウォレット作成】
注意点をよく守り、NFTを楽しみましょう。
今回は、以上です。
こちらの記事も、合わせてどうぞ。
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