- 副店長になったけど、何をすればいいのか分からない。
- 副店長としての仕事がうまくいかず悩んでいる。
- 自分に副店長としての資質があるか分からない。。。
こんな悩みを抱える副店長さんはいらっしゃいませんか?
本記事で解決します。
- 本記事の内容
- 副店長の3つの役割。
- 副店長がよく抱える悩みと、解決方法。
- どんな人が副店長に向いている?
- 実際、副店長ってどうなの?給料、やりがい、将来性などについて。
僕の簡単なプロフィールです。↓
Yuのプロフィール【元イジメられっ子ブラック企業サラリーマンが、人間関係の悩みをほぼゼロにして自由に生きるまで】
気になる方は、のぞいてみてください(3分で読めます)。
副店長の3つの役割
初めて副店長をやることになったら悩むのは、
「副店長って何をすればいいの?」
ということです。
最初に副店長に求めれる3つの役割を解説します。
店長のサポートをする。
副店長に求められる役割の1つ目は、「店長のサポートをする」です。
副店長は、いわばサブリーダー。ナンバー2です。
「組織が成果を上げられるかどうかは、リーダーではなくナンバー2で決まる」とさえ言われます。
店長の仕事は、「お店の方針を決める」ことです。
そして副店長の仕事は、「店長が決めた方針に従って全員が行動できるような体制を作る」ことです。
例えばあなたがアパレルの店舗の副店長だとします。
店長が「今月は、昨年の150%の売上を目指す」と言えば、その目標を他のメンバーに浸透させるのがあなたの仕事です。
間違っても他のメンバーの前で「そんなの無理ですよ」なんて言ってはいけません。
誰よりも店長の味方であり、その店長の考え方を他のメンバーに理解させ浸透させるのが、副店長の仕事です。
店長と他のメンバーの、つなぎ役である。
副店長に求められる役割の2つ目は、「店長と他のメンバーの、つなぎ役」です。
店長の考えを、他のメンバーにきちんと伝え、自分が率先して行動するようにしましょう。
店長の考えがいつも正しいとは限りません。
他のメンバーが不満を持つこともあります。
そんな時に他のメンバーと一緒になって店長の悪口を言うようなら、あなたに副店長の資格はありません。
今すぐ辞めましょう。
他のメンバーが「店長には納得できない」と言った時に、副店長が盾となり
「店長が言っているのは、こう言うことなんだよ。一緒に頑張ろう」
と言って、間を取り持つのが副店長の役割です。
店長と他のメンバーの考えが近づくよう、副店長が両方とコミュニケーションを取り説明をするようにしましょう。
誰よりも行動する。
副店長に求められる役割の3つ目は、「誰よりも行動する」です。
コミュニケーションを取ったり説明をすることも大切ですが、同じぐらい重要なのが「行動する」ことです。
副店長であるあなたがいくら店長の考えを伝えても、「お前がやってないじゃん」と言われたら終わりです。
副店長が店長の方針に従って行動していなければ、説得力はありません。
店長が「売上150%を目指す」と言ったのなら、あなたが誰よりも売上を上げられるよう努力すべきです。
その結果、達成できなくても関係ありません。
「副店長が、店長の方針に従って行動している」という事実が、店長からの信頼になり、他のメンバーからの信頼になります。
あなた自身の信頼を得るために、誰よりも行動しましょう。
副店長がよく抱える悩みと、解決方法。
この章では、副店長がよく抱えてしまう悩みと、その解決方法を紹介します。
店長の方針に納得できない。
副店長が抱えるよくある悩み1つ目は、「店長の方針に納得できない」です。
この解決策は、「自分の意見を押し殺して、店長の方針に従う」です。
「何で自分の意見を主張してはいけないんだ?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
「最終的には、店長の方針に従いましょう」という話です。
何も意見を言うな、と言っているわけではありません。
店長に対して納得できないことがあった時、それを直接店長に伝えることは全く問題ありません。
理由がわからなければ質問しましょう。
ただし、それを他のメンバーの前でやるのはNGです。
店長と副店長の意見が対立する場面は、他のメンバーからの信頼低下につながるからです。
店長と1:1で話すようにしましょう。
そして意見を伝えることはOKですが、最後はあなたが店長の意見に従うようにしましょう。
店長があなたの意見をそのまま受け入れてくれれば良いですが、そうではない場面の方が多いはずです。
その時にイヤイヤ従うのではなく、「わかりました」と素直に感じよく引き下がりましょう。
お店の最終責任を負えるのは店長だけです。
責任を取れる人でなければ、最終決断をしてはならないのです。
店長の考えていることがわからない。
副店長が抱えるよくある悩み2つ目は、「店長の考えていることがわからない」です。
店長にも、様々なタイプの人がいます。
あまり自分の考えを話すのが得意ではないタイプの人もいます。
店長が何を考えているか分からない時、副店長であるあなたはどうすれば良いのでしょうか?
答えは、「店長とコミュニケーションを取りにいき、全力で店長の考えを読み取る」です。
店長が考えを言わないことに対して「店長が何も言わないのが悪い」と言ってはいけません。
あなたがやるべきなのは、何も言わない店長に対して質問したりコミュニケーションを取って「情報を取りにいく」ことです。
コミュニケーションを増やせば、店長が何を考えているかだんだんとわかるようになります。
話すタイミングを増やし、店長の考えを理解できるよう努力しましょう。
店長と他のメンバーの板挟みになってしまう
副店長が抱えるよくある悩み3つ目は、「店長と他のメンバーの板挟みになってしまう」です。
いわゆる「中間管理職の悩み」というやつです。
この悩みは、副店長として必ず超えなければならない壁です。
そもそもこの悩みを解決できなければ、副店長としての存在価値がありません。
「店長と、他のメンバーをつなぐ」ということに対して、会社は給料を支払っているからです。
解決策はシンプルです。
店長と同じように、他のメンバーともコミュニケーションを取る。
これだけです。
あなたが副店長として店長の考えを理解したなら、次は他のメンバーの考えもきちんと理解しましょう。
その上で、店長の考えを浸透させられるよう他のメンバーに説明しましょう。
板挟みに合うのは、店長と他のメンバーの意見が食い違っているからです。
その食い違いをなくすのが、あなたの仕事です。
コミュニケーションを増やせば、だんだんと食い違いは減り、板挟みはなくなっていきます。
必要なのは、堂々とコミュニケーションを取りにいく勇気です。
嫌われてしまう。
副店長が抱えるよくある悩み4つ目は、「嫌われてしまう」です。
これには2つのパターンがあります。
- 店長に嫌われる。
- 他のメンバーに嫌われる。
この2つです。
店長に嫌われる。
この場合は、あなたが店長の考え方に従っていないことが原因の場合が多い。
解決策は1つです。
店長に好かれるような行動をしましょう。
店長の方針には真っ先に従いましょう。
あなたから店長に歩み寄ることができないのなら、副店長は辞めた方が良いです。
他のメンバーに嫌われる
他のメンバーに嫌われる場合の答えも1つです。
そのまま嫌われましょう。
他のメンバーに嫌われるのは、「店長の考えを優先して、他のメンバーの考えを聞いていない」と思われるからです。
「副店長は、結局店長の味方だから」と思われているのです。
それは、副店長として正しい姿です。
副店長としてのあなたは、店長と他のメンバーのつなぎ役です。
そして、どちらかの意見を大事にしなければならないとしたら、優先すべきは店長の意見です。
だから、その結果嫌われてしまっても、それは間違っていません。
それが嫌なら、店長の意見を伝えつつ他のメンバーにも嫌われないような上手な伝え方ができるよう訓練しましょう。
経験が大切です。
参考記事:人間関係を円滑にするためにやるべき3つのテクニック【否定しない。共感。重要感を満たす。】
店長が、どうしようもない人で尊敬できない。
副店長が抱えるよくある悩み4つ目は、「店長が、どうしようもない人で尊敬できない」です。
この場合の基本の解決策は、
「それでも店長の方針に従う」です。
あくまで会社が決めた人事なので、あなたの立場としては従うべきです。
しかし、店長がどうしようもなくブラックなパワハラ上司だったり、全く尊敬できないような上司の場合もあると思います。
その場合の対応は、以下のようになります。
- 上司よりも上の立場の人に相談する
- 異動する
- 転職する
どうしようもない上司を店長として認めている会社は、その会社自体がブラックな会社という可能性もあります。
そんな場合は、早めに見切りをつけて転職しましょう。
どんな人が副店長に向いている?
では、実際にどんな人が副店長に向いていると言えるのでしょうか?
自分の意見よりリーダーの意見を優先できる。
自分の意見よりリーダーの意見を優先できる人は、副店長に向いています。
副店長は、時には自分の意見を押し殺してでもリーダーの意見を全員に伝える必要があります。
自分の意見を持つことは素晴らしいことですが、それを大事にしすぎる人は副店長には向いていません。
自信がある人
自信がある人も、副店長に向いています。
自信がない人ほど、店長の意見に反発してしまいます。
本当に自信がある人は、反対の意見を言われても飲み込めるものです。
また、自信がないので周りの目を気にしすぎてしまい行動できません。
自信過剰で自分の意見ばかり主張するのも良くないですが、自信がなさすぎる人も副店長には向かないのです。
店長を目指している人
店長を目指している人は、副店長に向いています。
当たり前の話ですが、店長になる前に経験することになるのが、副店長という立場です。
自分が店長を目指しているからこそ、「自分が店長だったらどう思うだろう」という目線に立って考えることができます。
相手の目線に立って考えることができる人は信頼されるものです。
店長の目線で考えることができる副店長は、間違いなく優秀なのです。
実際、副店長ってどうなの? 給料、やりがい、将来性などについて。
最後に、「副店長って実際どうなの?」という疑問にお答えしていきます。
僕自信、店長職をやる前は「副店長」という立場を経験しました。
一般的な話ではなく、僕が実際に経験して感じたことをベースに解説していきます。
副店長の給料は?
僕の体感だと副店長の給料は、「一般社員の給料 + 1〜2万円」という感じです。
副店長に求められる責任はそこまで大きくないのが正直なところだと思いますので、給料も大きくアップすることはないのではないでしょうか。
副店長のやりがいは?
副店長にとってのやりがいは、「店長に貢献すること」です。
副店長という立場は、基本目立たない存在なので評価を受けづらいです。
チームがうまくいけば、それは店長の評価になります。
チームがうまくいかなければ、会社やお客様からの否定的な意見が出ます。
それを店長の盾となって引き受けるのも、副店長の役割の1つです。(もちろん店舗のことについての最終責任は、店長にあります)
評価を受けにくい中でやりがいを感じるためには、「店長からの評価」を取りにいくことです。
どんな場面でも店長にとっての良いナンバー2になれていれば、誰からも評価を受けなくても店長は理解してくれます。
そしてチームがうまくいき、成果が上がれば、「副店長としてのあなたのおかげ」と評価してくれるでしょう。
副店長の将来性は?どうすれば店長になれる?
副店長としての経験と成果が認められれば店長になれます。
「副店長になる」ということは、「リーダーとしての素質がある」と認められたということなので、そのまま頑張っていれば店長になれます。
より早く店長になりたいなら、自分が今いるチームで早く成果を上げることです。
成果を上げれば、店長が評価され昇進・栄転します。
また、あなたが評価されることを応援してくれるはずです。
今いるチームで成果を上げられるよう、店長に協力しましょう。
そこで得た経験は、自分が店長になった時に必ず生きていきます。
詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてどうぞ。
【店長歴11年が解説】副店長が店長に昇格するためのシンプルな方法【店長を追い出す】
副店長は、経験するべき?
副店長という役割を経験すべきか?
と聞かれたら、僕の答えはYesです。
特に、将来リーダーを目指す人は経験をした方が良い。
なぜなら、僕自信が副店長の経験を通して学ぶことがたくさんあったからです。
正直、副店長というポジションは楽ではありませんでした。
その割に給料が大きく上がるわけでもない。
僕が副店長時代に一番苦労したのは、上司の考え方が自分とは大きく違ったことでした。
僕は「早く店長になりたい」という気持ちが強かったので、「自分ならこうする」という意見が強かった。
なのでよく、自分勝手な判断をして怒られました。
当時の店長と何度もコミュニケーションを取り、お互いの考え方を理解することで、だんだんと意見が近づいていきました。
本気で相手の目線に立って考え、行動することの大切さを学んだ時期でした。
自分が店長としてリーダーになった時、副店長の存在のありがたみを感じます。
リーダーは孤独です。
その孤独を支えてくれる存在が副店長なのです。
そして、副店長としてしっかりと相手の考えを読み取り、行動できる人だけが、良いリーダーになっていけるのです。
本記事のまとめ
副店長の3つの役割。
- 店長のサポートをする
- 店長と他のメンバーの、つなぎ役
- 誰よりも行動する
副店長に向いているのは、こんな人です。
- 自分よりリーダーの意見を優先できる人
- 自信がある人
- 店長を目指している人
将来のリーダーを目指している人は、「副店長」という役割を楽しみながら経験してみてください。
最後に、「上司や部下との人間関係に悩んでいる方に、永遠にオススメしたい1冊」をご紹介しておきます。
僕はこの本を読んで人生が変わりました。
個人的には、この1冊だけ読んでおけば人間関係はオールOK。
この記事を読んで、「人間関係を変えたい!」と本気で思った方は、ぜひ手に取ってみてください。
普段、本を読まない方は、↓こちらが読みやすくていいかもです。
今回は、以上です。
他のオススメ本も知りたい方は、以下の記事も合わせてどうぞ。
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