悩む上司:
部下と上手に接することができません。
どうすれば、部下と良い関係を気付くことができるでしょうか?
こんな悩みにお答えします。
この記事を書いているぼくは、
- サラリーマン歴15年(現在は、独立して個人事業主)
- 上司歴10年以上
- ここ2年ほどのチームの離職率はゼロ!
今も、チームリーダーとして部下と一緒に仕事をしています。
本記事を読むことで「部下との関係がうまくいかない理由」を理解することができ、
部下と良好な関係を気付くためのヒントが得られるでしょう。
【上司向け】部下との関係が、うまくいかない理由。
部下との関係がうまくいかない理由は、ざっくり分けて3つあります。
- 理由①:上司の接し方が良くない
- 理由②:部下に問題がある
- 理由③:会社のシステムが良くない
理由①:上司の接し方が良くない
部下との関係がうまくいかない場合のほとんどは、「上司の接し方が良くない」のが原因です。
「上司である自分には問題がない」
と思っているのだとしたら、それが問題かと。
部下と上司を比較したら、明らかに「立場が強い」のは上司。
良い関係を作りたいなら、上司の側から歩み寄る姿勢が大切です。
「上司の方が偉い。だから部下の方から近づいてくるべき」
という考えは、うまくいかない上司のパターンなので気をつけて。
理由②:部下に問題がある
とはいえ、部下の側に問題がある場合もあります。
- 上司がなにを言っても反省・改善しない
- 会社や上司の悪口を言いまくる
- やる気を出そうとしない
そのような部下もいます。
やる気がない部下のやる気を引き出すのも、上司の大切な仕事。
可能な限りは努力すべきかと。
理由③:会社のシステムが良くない
会社のシステムに問題がある場合もあります。
- 上司と部下が、コミュニケーションを取れる状況じゃない
- 人を育てる文化がない
- 会社内のルールや、役割分担があいまい
など。
残念ながら、このような会社も存在します。
ぶっちゃけ「会社のシステムに問題がある」場合は、転職するなどして早めに抜け出した方が良いかもです。
上司が「部下との関係を良くする」ためにやるべき具体的アクション5選
どうすれば部下との関係を良くすることができますか?
以下の方法がオススメ。
- 部下を信頼する
- 自分から話しかける
- すべての部下に平等に接する
- 褒める
- 自分の意思を明確にする
アクション①:部下を信頼する
まずは、自分から部下を信頼しましょう。
マインド面のお話ですが、もっとも重要なことです。
部下は、
- 上司から信頼されているか
- 嫌われていないか
- 上司が何を考えているのか
そういったことを敏感に感じ取ります。
口に出さなかったとしても、上司の態度や発言から読み取るものです。
部下と良好な関係を作りたいなら、まずは上司側から部下を信頼しましょう。
部下は失敗ばかりかもしれません。
最初は言うことを聞かないかもしれません。
それでも、まずは「自分から部下を信頼してみる」。
ここからスタートです。
アクション②:自分から話しかける
部下には、上司から話しかけるようにしましょう。
「部下の方から話しかけてくるべき」という態度の上司もいますが、それではいつまで経っても距離が縮まりません。
部下との距離を近づけたいなら、自分から歩み寄りましょう。
- 自分から挨拶する
- 自分から声をかけて話をする
- 部下の変化に気付く
このように毎日コミュニケーションを取ることで、少しずつ信頼関係ができてきます。
アクション③:すべての部下に平等に接する
複数の部下がいるなら、どの部下にも平等に接することが大切。
好き嫌いがあるのはわかりますが、なるべく平等に接するべき。
具体的に意識すると良いのは「話しかける回数を、なるべく同じにする」ということ。
例えば1日の中で、
- 部下Aには10回話しかける
- 部下Bには1回しか話しかけない
このような状態では、不満が生まれるのも当然です。
話しかける回数だけでなく、コミュニケーションの取り方にも気をつけて、なるべく平等に接するようにしましょう。
アクション④:褒める
積極的に、部下を褒めましょう。
これは説明不要ですよね。
人は「褒めてくれる人」を好きになるものです。
良いところを見つけて、頻繁に褒めると良いかと。
アクション⑤:自分の意思を明確にする
意外と忘れがちなのが「自分の意思を明確にする」こと。
部下は「上司は、何を考えているんだろう」と不安に思っているものです。
上司には、説明責任があります。
- どんなチームを作りたいのか
- 会社の方針は、何か
- 部下に何を求めているのか
このようなことを、しっかりと伝えるようにしましょう。
注意点として「上司側の気持ちだけ」を伝えすぎると、部下の負担が増える場合もあります。
バランスを見ながら、少しずつ伝えると良いかと。
部下との関係に苦しみまくったぼくの話
ぼくは長年、部下との関係に苦しんできました。
全然言うことを聞かない年上の部下を持ったこともあるし、部下全員に仕事をボイコットされそうになった経験もあります。
だからこそ、「部下との関係に苦しむ上司」の気持ちは痛いほどわかります。
部下との関係づくりにおいて大切なのは、時間をかけて信頼関係を作ること。
1日、2日でできるものではありません。
焦らないのが大切。
上でご紹介した5つの具体的アクションを、1つずつ意識して繰り返してみてください。
1ヶ月、2ヶ月と続けていると、少しずつ部下との関係が良くなってくるはずです。
それでもどうしても改善されないなら、もしかすると「会社」に問題があるのかもしれません。
無理しすぎず、その場合は「逃げる」という選択肢も持っておくことです。
「転職」という選択肢ですね。
ぼくも、本当に苦しみました。
でも時間をかけて少しずつ信頼を作っていけば、必ず部下と良い関係を作ることができます。
ぜひ今日から少しずつ行動してみてください。
応援しています。
今回は、以上です。
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