飲食店の店長に必要なスキルは2つだけ【素直さ、リーダーシップ】

仕事の話。

 

これから飲食店の店長を目指したい。

飲食店の店長に必要なスキルにはどんなものがあるの?

現在、飲食店の店長をやっているけどなかなかうまく行かない。

仕事で忙しくてスキルを身につける時間もないし、どうすればいいんだろう。

飲食店の店長って、仕事が大変なイメージですよね。

やるべきことが多いし、責任も大きい。。。

僕も飲食店の店長経験があるので、よく分かります。

 

本記事では、

「これから飲食店の店長を目指す人」

「今、飲食店の店長をやっている人」

こういう方が、飲食店店長に必要なスキルを身につけられるよう解説してきます。

 

この記事を書いている僕は、

  • 飲食業界歴15年
  • 飲食店の店長を8年以上経験
  • ブログ歴2年

現役の飲食店サラリーマンとして、飲食店の方に役立つ記事をブログで発信しています。

 

<本記事の内容>

  • 飲食店の店長に必要なスキルは2つだけ。
  • 飲食店の店長に必要なスキルを身につける方法。
  • ムリに店長にならなくてもいい話。

以下で解説していきます。

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飲食店の店長に必要なスキルは2つだけ。

飲食店店長に必要なスキルは、「素直さ」と「リーダーシップ」

飲食店の店長に必要なスキルは、以下の2つです。

  • 素直さ
  • リーダーシップ

これだけでいいの?

そう、最低限これを身につけていればOKなんだ。

他のスキルは必要ないの?

もちろん、他にも持っていた方が有利なスキルはたくさんあります。

例えば、以下のようなものを持っていれば仕事がスムーズに進むでしょう。

  • マーケティングスキル。
  • 料理のスキル。
  • 接客のスキル。
  • 数字を読み解くスキル。
  • コミュニケーション能力。
  • マネジメントのスキル。

他にも挙げていればキリがありません。

 

たくさんのスキルがあるに越したことはないですが、なくても何とかなります。

後々ゆっくりと身につけるか、誰かできる人に任せればいいのです。

というか全部を身につけるのは、なかなかムリゲーです。

確かに。。。

他のスキルはなくてもなんとかなりますが、

「素直さ」と「リーダーシップ」は、絶対に必要です。

そもそも店長の仕事とは?

飲食店の店長に必要なスキルを考えるために、「店長の仕事」について考えてみます。

そもそも店長に与えられている仕事ってなんでしょうか?

うーん、お店の代表者をやること??

そうだね、もう少し細かく説明すると、こんなふうに言えるよね。

「会社の方針に従って、お店の中のチームをまとめて成果を上げること。」

これが店長の仕事です。

 

細分化すると、

  • ①会社の方針に従うこと
  • ②チームをまとめること
  • ③成果を上げること

この3つが、店長に与えられた仕事なんだ。

なるほど。

このうち、③の「成果を上げる」のは、かなりの経験や運が必要です。

個人的には、ここは店長に求めるのではなく、経営者に求められるものだと考えます。

 

お店の売上や利益は、店長1人の力で上げるには限界があります。

個人の力で売上を上げられる店長もいますが、一握りの人だけでしょう。

そこには運の要素も入ってきます。

 

店舗の売上は、「業態」「立地」「内装」「店舗の歴史」「世の中の流れ」など、様々な要因によって左右されるものだからです。

これは、店長に与えられた権限の範囲を超えています。

 

店長が「居酒屋は売れないからカフェに変えよう」とは言えないですよね。

ここをコントロールできるのは、会社の社長や経営幹部だけです。

店長は、会社の方針に従ってチームをまとめる。

では、店長はどのように行動すればいいのか?

 

それは、

  • ①会社の方針に従うこと
  • ②チームをまとめること

これを徹底することです。

会社の方針が合っていて、チームがまとまっていれば、成果は後からついてきます。

成果が上がらないとしたら、

会社の方針が間違っているか、チームがまとまっていないのです。

 

そして、この①②の2つを実行するために必要なのが、

「素直さ」と「リーダーシップ」です。

  • 会社の方針に従う:素直さが必要
  • チームをまとめる:リーダーシップが必要

これが店長に必要な2つのスキルです。

店長に与えられた仕事を実行するために、「素直さ」と「リーダーシップ」が必要なんだね。

そういうことなんだ。

「素直さ」と「リーダーシップ」とは?

「素直さ」と「リーダーシップ」って、具体的にはどういうことなの?

言い換えると、こういうことなんだ。

  • 素直さ → 周りの声を聞く力
  • リーダーシップ → 自分の声を伝える力

以下で解説します。

素直さ

「素直さ」は、自分以外の人の声を聞く力です。

特に店長は、「会社の方針に従うこと」が求められますから、

社長や上司の意見をしっかり聞く必要があります。

当たり前のことのように聞こえるけど。。。

意外とできない人が多いんだ。

 

例えば、社長が

「これからは客単価を上げるぞ。そのために、全メニューを5%値上げする」

と言ったとします。

 

ここで店長が

「それだとお客様が減ります、うちの店舗はやりません!」

と言ってしまうと、会社の方針が進みません。

 

店長は、「客単価を上げるぞ」と言われたら、上げるのです。

言われたことをまずやってみる。

これが「素直さ」です。

 

これは、「店長は何も考えずに働け」と言っているわけではありません。

意見があるなら、直接上司や社長に言えばいいのです。

意見を戦わせた上で、最終的な判断は上司に従うべきです。

 

素直じゃない店長は、上司に直接文句を言わずに、裏で文句を言っています。

部下の前で上司の文句を言う店長は最悪です。

それではチームもまとまりません。

 

自分の意見を持ちながらも、会社の方針に素直に従って行動する。

文句を言わずに、まずはやってみる。

これができるのが優秀な店長です。

リーダーシップ

「リーダーシップ」は、自分の声を伝える力です。

店長だからといって、部下を好きなように使っていいわけではありません。

部下が「この人についていきたい」と自然と思うように、持っていく必要があるのです。

 

リーダーシップの具体的な方法についてはこちらの記事を参考にしてください。

【上司初心者向け】部下と上手にコミュニケーション取るための7つの方法【相手のことを考えて行動しよう】
上司として、「部下と上手にコミュニケーションを取る方法」を人間関係編とリーダーシップ編に分けて解説していきます。「相手のことを考えて行動できる」ようになれば、部下だけでなくどのような人間関係にも活用することができます。

【上司初心者向け】部下と上手にコミュニケーション取るための7つの方法【相手のことを考えて行動しよう】

 

「素直さ」と「リーダーシップ」は、どうやって身につければいいの?

次の章で解説していきます。

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飲食店の店長に必要なスキルを身につける方法。

素直さとリーダーシップを身につけるために必要なもの。

それは、反復練習です。

スキルを身につけたければ、繰り返し練習して身につけるしかありません。

 

野球でヒットを打つために何度も素振りをして練習するように、

素直さやリーダーシップも少しずつ身につけていくものなのです。

素直さを身につける

素直さを身につけるためには、

「人から言われたことを、すぐ実行する」

これを習慣にしましょう。

 

素直さがない人の特徴は、

  • プライドが高い
  • 過去にこだわりすぎる
  • 人の意見を聞けない

このような人が多いです。

 

素直な人は、人の意見を一度スッと受け入れる。

そしてそれをやってみる。

 

これやってみて!と言われた時に、

「なんでですか?」「理由は?」

と聞く人は素直じゃありません。

ついつい聞いちゃいますよね。。。

 

上司から「〇〇をやっておいて」と言われたら、

とにかくすぐに行動する。

まずは、やってみる。

それが当たり前にできるようになれば、素直な人です。

「素直さ」を習慣にしよう。

リーダーシップを身につける。

リーダーシップも練習です。

僕は初めて上司になった時、部下に声をかけることができませんでした。

「部下にどう思われるだろうか。。。」

と緊張して、声が出ないのです。

わかるなぁ。。。

 

リーダーとしてチームをまとめるために、少しずつ部下に声をかけていきましょう。

リーダーになる過程で、必ず失敗をします。

部下を怒らせてしまったり、孤独を感じることもあります。

これはどのリーダーも経験していくことです。

失敗しながら成長していくことが大切なんだ。

 

勇気を出して部下に声をかけ、

少しずつリーダーとしての行動を学んでいくのです。

失敗を恐れず挑戦しましょう。

ムリに店長にならなくてもいい話。

飲食店の店長になるために「素直さ」と「リーダーシップ」は必須です。

部下の目線からも、経営者の目線からも、これは間違いありません。

ただ、店長に向いていない人がいるのも事実です。

 

勉強では、国語が得意な子もいれば、体育が得意な人もいます。

社会に出たときのスキルも同様です。

それぞれ得意分野は違って当たり前なのです。

飲食店の店長は選択肢の一つ。

僕は飲食店の店長を長年経験しましたが、自分が店長に向いているとは思いません。

なぜなら、「素直さ」を演じていたからです。

心の底から素直にはなれなかったんだ。

 

僕は、本来素直じゃありません。

僕は会社の方針に対して「もっとこうしたらいいのに」と何度も思っていました。

本当に店長に向いている人は、純粋な素直さを持っている人だと思います。

 

そして僕は、「自分で独立する」という道を選びました。

完全に独立はしていませんが、現在は管理されることなく自由にやっています。

僕は「店長よりも、経営者をやりたい」と自分で思ったのです。

 

飲食店の店長は、選択肢の一部です。

独立してもいいし、他の仕事をしてもいいのです。

「素直さ」と「リーダーシップ」は、稼げる。

「素直さ」と「リーダーシップ」を身につけることができれば、

人生の様々な場面で役立ちます。

チームで仕事をしていくならどの職場に行っても使えるスキルです。

家族関係においても役立ちます。

 

素直さを持っている人は、信頼されます。

意見を聞き入れる柔軟性を持っているので、良いアドバイスも集まります。

どんな困難な場面でも、乗り越えていける強さを持っています。

 

リーダーシップを持っている人はモテるし、出世もしやすい。

独立してトップに立ち、ガンガン稼ぐこともできるかもしれません。

 

店長をやるにせよ、やらないにせよ、

身につけておいて損なことは何もありません。

実際に経験してきた僕が保証します。

 

今、飲食店の店長について悩んでいる人の参考になれば幸いです。

今回は、以上です。

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