一生懸命仕事をしても、上司が褒めてくれません。
自分では頑張ってるつもりだけど、認められずツラい。。。
社会人にもなって「褒めてほしい」と思うのは、甘えでしょうか。
「褒めてほしい」と思うのは、普通のことです。
ただ、褒められることを求めすぎるとツラくなりますよ。
部下のモチベーションを上げるのが下手な上司は、こう言います。
褒めてほしいなら、もっと成果を上げろ。
社会人にもなって「褒めてほしい」は、甘え。
上司は親じゃないんだから、そこまで面倒見れないよ。
言ってることは分からなくもないんですが、厳しすぎますよね。
本記事を読むことで、「上司が褒めてくれない時の解決法」を理解することができ、
明日からの仕事への取り組み方のヒントが得られるでしょう。
<本記事の内容>
- あなたの仕事が褒められない理由
- 「仕事を褒めてほしい」は、甘えなのか?
- 仕事を褒められない時の解決法
がわかります。
結論ですが、「仕事を褒めてほしい」という気持ちは悪いことではありません。
ただ、「褒められること」を目的に仕事するのは危険。
求めすぎず、自分で自分を褒めましょう。
この記事を書いている僕は、
- 現在37歳
- サラリーマン経験 15年以上
- マネジメント経験 10年以上
- 上司ガチャでハズレを引き続け、うつ病診断で転職。
今はサラリーマンをやりながらも割と自由に生きています。
あなたの仕事が褒められない3つの理由
なぜ上司は、褒めてくれないんでしょう?
以下の3つの理由が考えられます。
- 理由①:褒めるところがない
- 理由②:上司が、褒めるのが苦手
- 理由③:上司が、褒めようとしていない
理由①:褒めるところがない
1つ目の理由は「褒めるところがない」です。
- そもそもきちんと仕事ができていない
- 期待されている成果を上げていない
- 頑張ろうとする姿勢も見えない
という状態です。
でも、自分的には一生懸命やっています。
ちょっと厳しい話をすると、「仕事は、他人が評価するもの」です。
例えば、あなたが「100万円の売上を上げたから褒めてほしい」と思っているとします。
でも、
- 「会社の目標」は、200万円の売上を上げること
- 他の人は、みんな300万円の売上を上げている
このような状態だとしたら、あなたの仕事ぶりが評価されないのも当然です。
もちろん、「100万円の売上を上げるために頑張った、評価してほしい」という気持ちもわかります。
ただ、ほとんどの会社が「努力よりも、成果が重要」と考えていることも覚えておきましょう。
理由②:上司が、褒めるのが苦手
理由の2つ目は、「上司が褒めるのが苦手」という場合です。
実は、僕も部下を褒めるのが苦手です。
褒めるのが苦手な上司は、
- 部下の良いところを見つけられない
- 部下の良いところを見つけても、何と声をかければいいのか分からない
- 変なところを褒めてしまう
このような上司です。
上司は部下よりも忙しいので、「部下をじっくり観察したり、褒めている余裕がない」という方も多いと思います。
褒め上手な上司は、そう多くありません。
理由③:上司が、褒めようとしていない
理由の3つ目は、「そもそも上司が褒めようとしていない」です。
- 褒めることの重要性を理解していない
- 優しくない
- 部下のことに興味がない
このような上司も、実際にいます。
僕の昔の上司も、このような人でした。
褒められないからといって、「仕事ができていない」というわけではない
上司から褒められないと、「自分は仕事ができていないのかな」と感じてしまいます。
そうなんですよね。
でも結論、心配しすぎなくてOKです。
ほとんどの上司は、上手に褒めることができません。
きちんと成果を上げても、「すごいね」と素直に言えない上司もたくさんいます。
「仕事ができているかどうかは、自分で見極めることも大切」です。
- 求められたクオリティで仕事を終えられたか
- 相手を満足させたか
- また会いたいと思ってもらえたか
「褒められたかどうか」ではなく、自分で判断できるようになりましょう。
「仕事を褒めてほしい」は、甘えなのか?【NOです】
「頑張って仕事をしたから褒めてほしい」と感じることは、甘えでしょうか?
そんなことないですよ。
承認欲求があるのは、普通のこと
「仕事を認めてほしい」「褒めてほしい」という感情は、普通のことです。
名著「人を動かす」を書いたデールカーネギーは、こう言っています。
人は誰でも「自分は重要人物でありたい」という欲求を持っている。
これを「自己重要感」と言う。
相手の自己重要感を高めるもっとも簡単な方法は、「褒めること」である。
「褒めてほしい」と思うことは、当然のことでなのです。
「褒められること」を目的にするのは危険
ただ一方で、「褒められたい」という気持ちが強すぎるのは危険です。
「褒められること」を目的に仕事を始めてしまうと、常に「上司が喜ぶような行動は何かな?」と考えるようになります。
そして、「上司に褒められるためにだけ」行動するようになります。
このような人は、「自分の考え」がありません。
上司が変わったり、転職をした時に、迷ってしまいます。
「褒められたがり」はシンプルにめんどくさい
もう1点、「褒めてほしい」欲が強い人はシンプルにめんどくさいです。
「褒めて褒めて」
「褒めてくれなきゃ、仕事できません」
こんな人と一緒に働きたいですか?
僕はゴメンです。
「人から奪うばかりの人(テイカー)」にならないよう気を付けましょう。
【ギバーとテイカー】人間関係を損得勘定で考えるのはダメなこと?【OKです】
じゃあ、どうすればいいですか?
解決法をお伝えします。
仕事を褒められない時の解決法4選
上司に褒めてもらえない時の解決法は、以下の通り。
- 仕事が褒められない時の解決法①:褒めてくれる人を見つける
- 仕事が褒められない時の解決法②:自分を褒める 自分の仕事は、自分で見極める。勉強する
- 仕事が褒められない時の解決法③:自分から褒める
- 仕事が褒められない時の解決法④:褒められることを求めない
仕事が褒められない時の解決法①:褒めてくれる人を見つける
上司以外に、褒めてくれる人を見つけましょう。
社内でも社外でもOKです。
僕の場合は、妻です。
他の誰からも認められなくても、妻が褒めてくれれば十分すぎるほどです。
自分の味方を1人、探しましょう。
仕事が褒められない時の解決法②:自分を褒める
自分で自分を褒めましょう。
上司が褒めてくれなくても、自分で自分を褒めることはできます。
自分を褒めるときは、自分に思いっきり甘くしましょう。
- 「自分はよく頑張った」
- 「いつも努力していて、私ってすごい」
- 「いつも頑張ってる自分、ありがとう」
など、心の中で全力で自分を肯定してください。
自分の一番の味方は、ジブン。
仕事が褒められない時の解決法③:自分から褒める
自分から相手を褒めるようにしましょう。
心理学で、「返報性の法則」というものがあります。
「与えられると、お返ししたくなる」という法則です。
スーパーでウインナーの試食をすると、「1袋ぐらい買ってあげなくちゃ」となりますよね。
それのことです。
「褒めてほしい」と思うなら、先に相手を褒めることです。
褒められた相手は、「自分も褒めないと」と感じて、褒めてくれます。
けっこう有効です。
褒められたいなら、先に相手に与えよう。
仕事が褒められない時の解決法④:「褒められること」を求めない
「褒められること」を求めないようにしましょう。
実際、仕事をしていて褒められることなんて滅多にありません。
- 部下を褒める上司
- 部下に「ありがとう」を素直に言える上司
これは、かなりの「当たり上司」です。
褒められないのが普通なら、そもそも期待しない方がいいです。
「褒められなくてもいい」と開き直れば、ずいぶんラクになります。
「褒められたらラッキー」ぐらいがちょうどいいです。
褒められるより、褒める人間になりたい話
褒める人 < 褒められたい人
日本は、「褒められたい人」が多い国です。
それに対して「褒める人」が圧倒的に少ない。
海外では、もっと気軽に褒める文化があったりします。
多くの人が「褒められる」のを待っているのです。
「褒める人」の希少価値が高い
褒める人が少ないということは、褒める人の希少価値が高いということです。
ぶっちゃけ「褒められるのを待っている人」よりも、「褒める側の人」になった方がお得です。
「褒める人」は、それだけで重宝されます。
「褒められくてツラい」と嘆くのではなく、人を褒められる人になりましょう。
仕事だけでなく、私生活でもずいぶん生きやすくなりますよ。
今回は、以上です。
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