職場の上司と考え方が合わなくて困っている。
尊敬できないし、納得できないことも多い。
合わない上司にどう対応すればいいか知りたい。
合わない上司がいると、職場に行くのがツラくなってしまいますよね。
僕も何人もの上司と出会ってきましたが、その度に「この人とは合わないな。。。」と感じていました。
本記事を読むことで、「合わない上司ヘの対処法」を理解することができます。
この記事を書いている僕は、
- サラリーマン経験 15年以上
- ブラック上司のもとで働いていた時に、うつ病診断を受けて退職。
- その後、転職をして飲食店サラリーマンになる。
- 過去のツラい経験をもとに、主に人間関係をテーマにしたブログ記事を執筆中です。
本記事の結論ですが、
上司と合わない時にやるべきことは、「上司を実験台にして自分の能力を磨く」ことです。
以下で解説していきます。
上司と部下が合わない3つの理由
さっそくですが、なぜ「部下と合わない上司」がいるのでしょうか?
上司は、わがままな人が多いと思います!だからです!
そう思う気持ちも分かりますが、根本的な理由は以下の3つです。
- 経験値が違うから
- 責任が違うから
- 時代が違うから
順番に説明します。
経験値が違うから
まず1つ目の理由は、「経験値が違うから」です。
上司と部下では、仕事の経験値が違います。
基本的には上司の方が、仕事に関する経験値が高いはずです。
10年間仕事をした人と、1年しか仕事をしていない人が話をすれば、意見が違うのも当然です。
人生経験、仕事経験が違うと、「合わない」と感じるものです。
責任が違うから
2つ目の理由は、「責任が違うから」です。
部下よりも上司の方が責任が大きいです。
上司は責任が大きいので、部下よりも「高く広い」視点から見る必要があります。
部下の頃は自分のことだけ考えていれば良かったのが、
上司になると「自分のこと」「部下のこと」「会社全体のこと」を考える必要があります。
抱えている責任が違うと、考え方も違ってくるのです。
時代が違うから
3つ目の理由は、「時代が違うから」です。
上司と部下では、生きてきた時代が違う場合が多いです。
「10年ひと昔」と言いますが、10年も経てば時代は変わります。
僕の学生時代には「ケータイ電話を持つことに憧れる」時代でしたが、
今は「スマホを持っている」のが当たり前です。
生きてきた時代が違えば、価値観も変わります。
「合わない」と感じるのは当然のことです。
たしかにそう考えると、上司と部下が合わないのは当然かもしれないですね。。。
そう、むしろ「上司と部下の考え方が近い」という方が珍しいでしょう。
じゃあ実際、「上司と合わない」と感じた時にはどうすればいいんですか?
以下で解説していきます。
上司と合わなくてツラい時にやるべきこと
上司にとって理想の部下を演じる
「上司と合わない」と感じた部下がやるべきことは、「上司にとって理想の部下を演じる」です。
えー!合わない上司の理想に近づくなんてイヤです!
そう思う気持ちもわかりますが、よく考えてみてください。
前提:ブラックなら早めに転職する
まず前提として、
「明らかにブラックな上司」「ブラックな会社」からは逃げてください。
パワハラ上司、ブラック上司からは離れるのが一番です。
【ツラい】パワハラ・ブラック上司への対処法5選【僕は逃げた】
上司と合わないなら、こちらから合わせにいくのが基本
ブラック上司・ブラック会社ではない場合、合わない上司には部下が合わせに行くのが基本です。
「こちらから合わせに行くなんてイヤだ」という気持ちもわかりますが、
現実的に考えると、合わせに行ったほうがいいです。
「上司に合わせに行ったけど、どうしても合わないなら辞める」
ぐらいがリスクもなくてちょうど良いかなと思います。
なぜ部下が上司に合わせないといけないんですか?
基本的に、上司は変わらないからです。
変わらない?
「上司は変わらない」には、以下の3つの意味があります。
- 上司の「立場」が変わらない
- 上司の「性格」が変わらない
- 今の上司も、他の上司も変わらない
上司の「立場」が変わらない
上司が急に会社を辞めたり、異動したりすることはほとんどありません。
長い目で見ればもちろん可能性はありますが、ある程度の期間がかかるでしょう。
「上司と合わないから、いなくなってくれないかな」
と願っても、その願いが叶う可能性は低いです。
上司は、まだしばらくはあなたの上司のままだと思っておいた方がいいでしょう。
上司の「性格」が変わらない
部下が何をしても、上司の性格は変わりません。
もちろん何もしなくても変わりません。
究極、「人を変える」ことはできません。
あなたがコントロールできるのは、「自分自身」のことだけです。
今の上司も、他の上司も変わらない
運よく他の上司に変わったとしても、また「合わない」と感じることが多いです。
僕自身、10人以上の上司と触れ合ってきましたが、
「この上司とは、考え方が合うな!」と思ったことは1度たりともありません。
上司と部下は、「合わないのが普通」なのです。
なんだか絶望的ですね。
そう。だからこそ多くの人が、上司との人間関係に悩みます。
でも、この問題を解決できれば、あなたの価値は大きく上がります。
みんなができないことができるようになるわけですから。
たしかに。
具体的にはどうすればいいんでしょうか?
以下の5つの行動がオススメです。
合わない上司に対してオススメな、5つの具体的行動
- 話をよく聞く
- メモを取る
- 理由を考える
- 先読みして行動する
- すぐに行動する
話をよく聞く
上司の話をよく聞きましょう。
「上司と合わない」と思った部下は、上司の話を聞かなくなります。
それではいつまで経っても上司との距離は縮まりません。
相手と近づきたければ、まず相手の気持ちを理解することです。
上司の言葉をよく聞いて、上司が何を考えているか理解しましょう。
メモを取る
上司の話をメモしましょう。
メモを取るメリットは2つあります。
- 上司から言われたことを忘れない
- 上司の話を真剣に聞いている姿勢を見せられる
自分のためにもなるし、それを見ている上司からの評価も上がります。
メモを取ってまで話を聞いてくれる部下は、かわいいものです。
理由を考える
上司の発言・行動の理由を考えましょう。
- 上司はなぜその発言をしたのか?
- 上司の行動の理由は何か?
を常に考えましょう。
何か指示を受けたら、
「なぜこの指示を出したのか?」
「なぜ自分に指示をしたのか?」
「なぜこのタイミングだったのか?」
と、「なぜ」を考えましょう。
理由がわかれば、上司の行動が予測できるようになります。
先読みして行動する
上司の先読みをして行動しましょう。
先読みして行動するとは、
「上司に言われる前にやっておく」ということです。
仕事ができる部下は、上司が「これやっておいて」という前にもう仕事を終わらせています。
それができるのは、上司の行動を予測しているからです。
「もうすぐあの件を言われそうだな」
というのを察知して、事前に手を打っておくのです。
先読みの行動ができる部下は、上司から信頼されます。
すぐに行動する
上司に指示されたら、すぐに行動しましょう。
仕事は、スピードが命です。
仕事ができない部下は、上司が「これやっておいてくれる?」と言ってもすぐにやりません。
自分の仕事が落ち着いてからやろうとします。
そして結局、指示されたことを忘れていたりする。
それだと、いつまで経っても上司から信頼されません。
上司に指示されたら、最優先で終わらせましょう。
そのスピードが早ければ早いほど、どんどんあなたに依頼が来るようになり、
信頼されるようになります。
この5つを意識してやってみます。
合わない上司は、実験台にするのがいいと思う話
上司と合わない原因は、部下にある?
上司と部下が合わない時、原因は部下の側にあることも多いです。
上司と部下を比べると、基本的には「上司の方が仕事ができる」ことがほとんど。
「合わない」と感じる原因は、「仕事ができる上司の考え方に、部下が追いついていない」ということが多いのです。
上司も人なので、部下に対して「こいつは仕事ができないな」とか「自分の気持ちを理解してくれてないな」
と思ったら、嫌いになったりします。
もちろん上司が好き嫌いをしないのが理想ですが、現実はそんなものです。
ではどうすればいいか?
逆に考えると、部下が上司の考えを理解できるようななれば、上司と部下の距離は縮まります。
ここでも「なぜわざわざ上司に合わせなくてはいけないんだ」と言われるかもしれないですが、
それは「部下だから」です。
より大きな責任を抱えているのが上司であれば、部下はそちらに合わせるべきなのです。
あなたがミスをした時に、責任を取るのは上司です。
どうしても今の状況がイヤなら、早く出世して自分が上司になる。
もしくは、仕事の技術を磨いて独立することです。
最悪なのは、自分のやり方は何もかえず、文句ばかり言うことです。
そんなことをしていても自分のモチベーションが下がるし、時間の無駄です。
気をつけます。。。
上司と同じ考え方になる必要はない
上司の考えを理解できた方がいいですが、同じ考え方をする必要はありません。
どういうことですか?
上司のことは、「コミュニケーションの練習の実験台」くらいに思っておきましょう。
人間関係を良くしたり、仕事ができるようになるには「相手の気持ちを理解する」という能力が必要です。
自分の気持ちばかりを押し付ける人は、誰にも好かれません。
「合わない上司」で、自分のコミュニケーション能力を上げる訓練をすればいいのです。
「合わない上司に合わせに行く」と考えるとムカつきますが、
「上司を実験台にする」と考えれば気が楽になります。
たしかに。。。
僕も合わない上司と働いている時は、
「もし自分が上司になったらこうしよう」と常に自分の考えを持つようにしていました。
上司の良いところはマネするが、悪いところは「こういう人もいるんだな」ぐらいに理解しましょう。
合わない上司の考え方が理解できるようになると、付き合える人間の幅が広がります。
その経験が、将来必ず役に立つのです。
合わない上司を実験台にして、自分の能力を鍛えた話。
僕自身、最初の上司がとても厳しく、毎日怒られていました。
少しでも手抜きの仕事をすると怒鳴られ、「そこまで言わなくてもいいじゃないか」と毎日感じていました。
でも今思い出してみると、社会人として大切なことを教えてもらっていたなと感じます。
怒鳴ったりとかそこまで厳しくする必要はないと今でも思いますが、言っている内容は正しかったからです。
最初は「この人はムリ」ぐらいに思っていましたが、仕事を覚えていくと少しずつ信頼されるようになりました。
僕も上司を見て「こういう考え方をする人もいるんだ」と学ぶことができました。
その後、何人も上司を経験したが、だいたい最初は「合わない」と感じました。
それは、上司が考えていることが理解できてない状態だったからです。
上司の考え方を理解し、自分の能力を磨いていけば、「意外と合ってきたかも」と思えるようになります。
「合わない上司」の期待に応えられるようになった時、あなたのコミュニケーション能力は大きく向上しています。
上司を実験台にして、チャレンジしてみてください。
まとめ
上司と部下が合わない理由は3つ。
- 経験値が違うから
- 責任が違うから
- 時代が違うから
部下が上司に合わせるべき理由は、
「上司は変わらない」から。
合わない上司と合わせる方法は、
- 話をよく聞く
- メモを取る
- 理由を考える
- 先読みして行動する
- すぐに行動する
合わない上司を実験台にして、自分の能力を磨きましょう。
こちらの記事も参考にしてください。
【絶望】上司ガチャでハズレを引いてしまった時の対処法3選【嘆くより行動しよう】
今回は、以上です。
コメント