最近、「やりがい搾取」という言葉を聞くけど、どういう意味なの?
自分も、やりがい搾取されているんだろうか。。。
具体的に知りたい。
僕も、やりがい搾取されていました。
抜け出したので、エピソード例を交え解説します。
<本記事の内容>
- やりがい搾取とは何か?
- やりがい搾取のエピソード例
- やりがい搾取の対処法
がわかります。
この記事を読むことで、
「やりがい搾取とは何か?」が理解でき、そこから抜け出す方法を知ることができるでしょう。
この記事を書いている僕は、
- 現在37歳
- サラリーマン経験 15年以上
- マネジメント経験 10年以上
- 上司ガチャでハズレを引き続け、うつ病診断で転職。
今はサラリーマンをやりながらも割と自由に生きています。
僕も3年前ぐらいまで「長時間労働・低賃金」のやりがい搾取を受けていました。
【結論】やりがい搾取とは?
やりがい搾取とは、
「やりがい」を盾に、正当な報酬が支払われないこと。
ちょっと難しく言うなら、
労働者の「やりがい」を利用して、雇用主が従業員に不当な長時間労働・低賃金で業務を強いて、利益を搾取する行為
です。
やりがい搾取は、働く側にも問題がある
やりがい搾取の本当の問題は、
「何が悪いのかわからないまま、搾取され続けていること」
です。
もちろん「やりがい搾取」をする会社側もよくないんですが、
- 自分がやりがい搾取されているのに気付いていない
- やりがい搾取されているのがわかっているのに、何も手を打たない
という働く側にも問題があります。
極論、やりがい搾取がイヤなら、辞めればいいんです。
やりがい搾取する会社を、肯定しているわけではないですよ。
やりがいがあるのは、悪いことではない
仕事にやりがいがあることは、もちろん良いことです。
ただ、「やりがいがある」からといって労働環境を悪化させていい理由にはなりません。
特に若い人は「他にどんな会社があるか?」がわからないので、労働環境を比較できません。
それをいいことに、やりがい搾取をしている会社があるのです。
「やりがいの有無」と「労働環境の良し悪し」は、まったく別の話です。
「やりがいがあるんだから、低賃金で働け」は通用しません。
やりがい搾取のエピソード例5選
僕が実際に体験した「やりがい搾取」のエピソード例をご紹介します。
やりがい搾取エピソード例①:仕事を覚えたければ、労働時間外で。
上司や先輩に仕事を教わろうとすると、
「仕事を覚えたければ、自分で時間を作れ」と言われる。
しかし、仕事中はフル活動しているので、時間の余裕はなし。
しかも、どんどん仕事は増えてくる。
結局、時間外労働をして教わるしかありませんでした。
「成長したい」という気持ちの搾取ですね。
やりがい搾取エピソード例②:終業直前に「これ明日までに」と仕事を振られる。
「帰ろうかなー」と帰宅準備をしていると、上司からの呼び出し。
上司:「この資料、明日までにまとめといてね」
仕事を通して成長させてくれようとしていたのかもですが、
ムチャブリもいいとこでした。
責任感の搾取!
やりがい搾取エピソード例③:売上をあげても、褒められて終わり。
頑張って予算を達成し、意気揚々と会議に参加。
「昇級か、ボーナスが出るかな」と期待していたが、それはなし。
「頑張ったな」と褒められ、他の社員からの拍手をいただき、終了でした。
褒めるより、金をくれ!!
やりがい搾取エピソード例④:精神論を強制される
給料アップや、労働時間を短くする話をしようとすると、
上司に話を止められる。
- 「お客様のために全力で」
- 「若いうちの苦労は買ってでもしろ」
- 「楽しく働けることにこそ、価値がある」
と精神論を押し付けられました。
まさにやりがい搾取!
やりがい搾取エピソード例⑤:昇給をエサにされる。でもなかなか昇給しない。
「頑張れば、昇級できるよ。」
と言われるが、結局なかなか昇級できない。
給料の基準があいまいだったり、上司のサジ加減だったり。
結局長い間給料は上がらず、なぁなぁで済まされました。
言葉に責任を持ってほしい!
やりがい搾取の対処法3選
やりがい搾取をされている人は、どうするべき?
結論、「やりがい搾取する会社は、辞めるべき」です。
僕は、以下のように対処しました。
- やりがい搾取の対処法①:お金の勉強をする
- やりがい搾取の対処法②:転職できるスキルを身につける
- やりがい搾取の対処法③:独立できるスキルを身につける
やりがい搾取の対処法①:お金の勉強をする
「ビジネス」や、「お金」の勉強をしましょう。
- 「稼ぐ」とは、どういうことか?
- 会社の仕組みはどうなっているのか?
- 自分の給料はどうやったら上がるのか?
こういったことを学びましょう。
本や、動画で勉強しましょう。
お金についての知識を身につければ、
「自分がやりがい搾取されているかも」ということに気づけます。
知識がないと、自分の労働環境が適正かどうか判断できません。
やりがい搾取の対処法②:転職できるスキルを身につける
やりがい搾取から抜け出すために、転職できるスキルを身につけましょう。
「転職できる」というカードを自分が持っていれば、会社と交渉することができます。
自分の市場価値を知りたければ、「転職活動をしてみる」のもオススメです。
転職活動は、ノーリスクで自分の市場価値が調べられる方法です。
やりがい搾取の対処法③:独立できるスキルを身につける
独立できるスキルを身につけるのもオススメです。
「独立できる」というカードも、交渉材料になります。
僕は飲食店に勤めていますが、もしも今、やりがい搾取をされたら独立します。
「会社に頼らなくてもやっていける」という自信があれば、やりがい搾取から逃げることができます。
やりがい搾取を「する側」も「される側」も生き残れないと思う話
僕自身、新卒で入社してから3年前ぐらいまで「割とやりがい搾取されてきたかなぁ」と思っています。
自分も勉強代と思って「それでいい」と割り切ってましたが。
やりがい搾取をする会社側も、それに気づかずに(気付いても)働き続ける側も、
どちらもきっと生き残れないだろうなぁと思います。
やりがい搾取する会社は、滅びていく
やりがい搾取の会社側が生き残れない理由は、以下の通り。
- そもそも利益が出づらいビジネスである可能性が高い
- まともな従業員が辞めていく
- さらに利益が出づらくなる
という悪循環になります。
長い目でみると、衰退していくでしょう。
やりがい搾取される側も、滅びていく
やりがい搾取される従業員側も、苦しい思いをするでしょう。
- 長時間労働で、賃金は安い
- 勉強する時間もないし、転職するスキルもない
- 搾取され続ける
という悪循環です。
悪循環を止めるのには、どこかで気合を入れて学び、行動するしかありません。
会社や上司が変わることはありません。
変わるとしても、奇跡的な確率です。
自分が動いた方が100倍早いし、確実です。
正しく学び、行動しよう
自分が「やりがい搾取されているかも」と感じたら、抜け出すための行動をしましょう。
- お金の勉強をする
- 転職できるスキルを身につける
- 独立できるスキルを身につける
これらを始めることが、第一歩です。
「やりがい搾取をされているのか」を知りたければ、転職活動をしてみてください。
自分の市場価値がわかると同時に、スキルを身につける必要性を感じられます。
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正しく学び、行動を続ければ必ず良い環境で働くことができます。
時間はかかるかもしれません。
でも、やりがい搾取をする会社や上司に負けず、快適な職場を見つけてください。
今回は、以上です。
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