飲食店でアルバイトをしようと思っているんだけど、面接のときの志望動機はなんて言えばいいんだろう。。。
アルバイトをしてみたい気持ちはあっても、いざ志望動機を聞かれると何を言えばいいか困ってしまいますよね。
飲食店で10年以上働いてきた僕が、「飲食店のアルバイト面接での志望動機の書き方・伝え方」を解説します。
僕は居酒屋の店舗で、店長として100名以上の面接をしてきました。
その実体験をもとに、「面接でどのような志望動機を言えば受かるのか」を解説していきます。
居酒屋業態でなくても、飲食店全般で使える内容となっていますので参考にしてください。
飲食店のアルバイト面接での志望動機の書き方・伝え方
飲食店におけるアルバイト面接での「志望動機」の書き方は、以下の3つのアピールポイントを抑えればOKです。
- 料理への興味をアピールする
- 接客への興味をアピールする
- シフト貢献をアピールする
「料理」+「シフト貢献」、「接客」+「シフト貢献」など、自分なりの組み合わせでアピールを考えてみてください。
料理への興味をアピール
キッチン業務で働きたい場合は、以下のような内容で書きましょう。
<記入例>
料理をすることが好きで、自宅でもよく料理をしています。
以前こちらのお店で食事をさせていただいた際に、とても美味しくて感動しました。
こちらで働くことができたら、少しでも料理を早く覚えられるよう頑張ります。
キッチン業務を希望する場合は、自分がいかに料理をすることが好きかをアピールしましょう。
- 家でよく自炊をしている
- 以前、他のアルバイトでキッチンの経験がある
- 実家で親の料理を手伝うのが好き
このようなエピソードがあると、より強いアピールになります。
接客への興味をアピール
ホール業務で働きたい場合は、以下のような内容で書きましょう。
<記入例>
人と話すのが好きで、接客に興味があり応募させていただきました。
お客様やご一緒に働く方と積極的にコミュニケーションを取り、良い関係を作っていければと思います。
ホール業務を希望する場合は、自分のコミュニケーション能力をアピールしましょう。
- 人と話すのが好き
- 他のアルバイトで接客の経験がある
- 人の気持ちを読み取るのが得意
このような内容がアピールポイントになります。
シフト貢献をアピール
どれだけたくさん働けるかをアピールしましょう。
志望動機としては「お金を稼ぎたい」ということですが、あえてそれを言う必要はありません。
<記入例>
週に3日程度、大学に在学中の4年間働かせていただければと考えています。
なるべく早く仕事を覚えられるよう、一生懸命頑張ります。
- 週に何日働けるのか
- 1日に何時間働けるのか
- 何年間働けるのか
これらの数字が大きいほど、採用する店舗側にとっては魅力的に見えます。
志望動機は、「あなたが与えられる価値」を伝える場所。
そもそもお金を稼ぎたくてアルバイトするんだから、志望動機は「お金を稼ぎたい」じゃダメなの?
「お金を稼ぎたい」は正直でいいんだけど、それだけでは不十分。
志望動機を書くからと言ってストレートに、「お金を稼ぎたいから」だけではダメです。
面接する側の店舗の気持ちになって考えましょう。
志望動機を聞くのは、
「あなたがなぜこの店舗にアルバイト応募をしてきたのか?」
「あなたがどんな仕事ぶりを見せてくれるのか?」
これらのことを知りたいからです。
「良い仕事をしてくれそうだ」と思わせられれば、採用されます。
そう思わせられなければ、採用されません。
「お金を稼ぎたい」というのは、あなたの側の気持ちだけです。
採用する側のお店が聞きたい「志望動機」を考えてみてください。
ただし、ウソをつくのは厳禁です。
現在の自分がアピールできる本当のことを、全力でアピールしましょう。
「お店を利用したことがある」はアピールになる?
以前、アルバイトしようとしているお店を利用したことがあるんだけど、それは言った方がいい?
利用したことがある場合は、ぜひアピールしましょう。
「お店を利用したことがある」は、アピールになります。
面接を受けるあなたがお店の雰囲気を知ってくれていることは、採用する側にとって安心する材料になります。
採用したはいいけど、「思っていたのと違う」と言って辞められたらお店側は困ります。
なので、事前に「お店がどういう雰囲気か」「どんな人が働いているのか」をある程度知ってもらえていることは、安心につながるのです。
志望動機はしっかり書いた方がいい?
そもそも志望動機って、書いた方がいいの?
空欄で出してる友達もいたけど。。。
志望動機は、あなたの熱意をみられる場所です。しっかり書きましょう。
履歴書の志望動機の欄は、しっかりと書いた方がいいです。
たまに空欄のまま持ってくる人もいるんですが、そういう人からは「ここでどうしても働きたい」という熱意が感じられません。
履歴書の欄をしっかり埋めていくだけでも、「この人は本気だな」という良い印象を与えられるのです。
飲食店でのアルバイト面接のときに、志望動機よりも大切な2つのこと
志望動機をしっかり書いておけば面接は大丈夫?
志望動機は大切だけど、それよりももっと重要なことがあるんだ。
アルバイト面接のときには、志望動機よりももっと大切なことがあります。
それは、以下の2つです。
- 元気な挨拶・言葉使い
- コミュニケーション能力があること
元気な挨拶・言葉使い
元気な挨拶・言葉使いとは具体的には、
- 会った瞬間に挨拶がきちんとできる
- 笑顔である
- ハキハキと返事をする
- 明るい声でしゃべる
ということです。
学生さんは特に、表情が暗かったりボソボソとしゃべる人が多いです。
若者らしく元気のある態度でいることです。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力があるというのは、
- 相手の質問の意味を、正確に理解できる
- 理解した内容に対して、正確に回答ができる
ということです。
難しく書きましたが、要は「普通に会話ができる」ということです。
「週に何回働ける?」と聞かれたら、「はい、週に3回か4回働きたいと考えています」と答えましょう。
「週に何回働ける?」と聞かれて、「8万円ぐらい稼ぎたいです」などと言わないことです。
まずは質問に対して、正確に答えましょう。
緊張する気持ちも分かりますが、落ち着いて「今、何を聞かれているのか」「どう答えればいいのか」を冷静に考えるようにしましょう。
上の2つをキチンとやれば、ほぼ受かる
志望動機を含む履歴書をしっかりと書いて、上の2つを抑えておけばほぼ受かります。
「元気な挨拶・言葉使い」「適切なコミュニケーション」これができない方が本当に多いのです。
まだ社会に出ていない学生が、「相手の気持ちをしっかりと考えた会話」できないのはしょうがないことです。(もちろん、学生でもそれができる人はいます)
逆に言えば、ハキハキと元気よくしゃべることができれば、それだけで他の学生よりも一歩上に行くことができるので受かる可能性が高いのです。
志望動機以外に、飲食店のアルバイト面接で伝えた方がプラスになる内容
より確実に面接に受かる方法はありますか?
以下の内容をアピールできれば、より好印象を与えられるかもしれません。
素直さをアピール
「いかに素直な性格か」をアピールしましょう。
採用する側は、素直な人を歓迎します。
素直な人ほど成長が早いし、お店に迷惑をかけるようなことをしないからです。
部活や勉強などで、先生・先輩・親の言うことを素直に聞いて成果を出したエピソードがあれば話してみてください。
「素直さ」は強みになります。
リーダーシップをアピール
リーダーの経験がある人は、それをアピールしましょう。
リーダーシップのある人には、普通の人より大きな仕事を任せることができるので、採用する側のお店の人は非常に助かります。
部活のキャプテンや副キャプテン、学級委員や文化祭のリーダー、そういった経験がある人は話してみましょう。
前向きな考え方ができる
前向きな考え方もアピールポイントになります。
失敗や、不運なことがあったときに前向きにとらえることができるかどうかということです。
部活や勉強で、失敗したりうまくいかないときにも「これでより成長できる」と前向きに考えられる人は、アルバイトでも活躍してくれます。
前向きでポジティブな考え方をアピールしてみましょう。
精神的な強さがある
精神的に強いこともアピールポイントです。
精神的に強ければ、アルバイトも簡単に辞めないだろうと予想されるからです。
厳しい部活を何年もがんばったり、ツラい勉強を何日間も続けたような経験を話してみましょう。
困難を乗り越える力は、きっとアルバイトでも生かされます。
志望動機をしっかりと考え、「元気な挨拶・言葉使い」「的確なコミュニケーション」ができれば、きっと希望のアルバイトをすることができます。
応援しています。
今回は、以上です。
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