人間関係でイライラしてしまうことが多い。
「なんでそんなことするの!?」とか、
「自分の気持ちをわかってくれない!」と感じてしまい、イライラが止まらない。
今すぐイライラを抑える方法を知りたい。
人間関係でイライラしてしまうことありますよね。
僕もしょっちゅうあります(笑)
本記事では、「人間関係のイライラを解消する方法」を解説します。
本記事の結論ですが、「イライラを解消するには、寝るのが最強」です。
この記事を書いている僕は、
- サラリーマン経験 15年以上
- ブラック上司のもとで働いていた時に、うつ病診断を受けて退職。
- その後、転職をして飲食店サラリーマンになる。
- 過去のツラい経験をもとに、主に人間関係をテーマにしたブログ記事を執筆中です。
以下で解説していきます。
人間関係でイライラを感じる原因とは?
そもそもなぜ人間関係でイライラしてしまうのでしょうか?
うーん、自分に余裕がなくなるから?
もちろん、それもあります。
ただ最大の要因は、「相手が理想的な行動をしてくれないから」です。
人間関係のイライラの最大の原因は、「相手が理想的な行動をしてくれないから」
例えば、恋人や妻・夫、上司などに対してイライラするのは、
「相手が理想的な行動をしてくれないから」です。
どういうことですか?
例えば、上司に「雑な指示」を出されるとイライラしませんか?
たしかに、「これやっといて」とだけ言われると、どうすればいいかわからなくてイライラしちゃいます。
それは部下であるあなたが、「上司は、部下に対して丁寧な指示を出すべき」という理想を持っているからです。
理想。。。
例えば上司に「書類の作成」を依頼された時。
部下であるあなたは、こんな指示を求めているかもしれません。
- この書類は、1週間後のプレゼンでつかう重要な書類である。
- まずは部下であるあなたの考えをまとめて、3日後までに提出してほしい。
- ここに見本があるので、これを参考に作ること。
- わからない点があれば、〇〇という本を調べれば大体のことはわかるだろう。
- それでもわからなければ、先輩のAさんが昨年同じような仕事をしているから、頼るといい。
- もちろん、それでもわからなければ上司である私にいつでも相談してほしい。
このような指示を出されたらどう思いますか?
「丁寧に指示してくれて、いい上司だなぁ」と思います。
そうですね、でも現実的にこのような指示を出す上司はほぼいないでしょう。
上司も忙しいので、いちいち細かい指示を出すわけにはいかないからです。
結果、あなたへの指示は「これやっといて」の一言で終わりとなる。
ええー!
この「理想」と「現実」のギャップで、イライラが溜まっていくんだ。
たしかに、自分が求めていたことと違うと、イライラしますね。
他の人間関係も同じで、「相手が理想的な行動をしてくれない時」にイライラしてしまいがちです。
例えば、
- お腹を空かせて家に帰ったのに、パートナーが料理を作ってくれていない
- LINEの返信がなかなか返ってこない
- 待ち合わせの約束の時間に遅れてくる
- 相手にお願いしていたことを、やってくれていない
- 相手と意見が合わない
このようなことでイライラしてしまうのは、「相手が理想的な行動をしてくれない」からです。
たしかに。。。
とはいえ、原因を相手にばかり求めても何も解決しません。
原因は、自分に求めるべきです。
そして「相手が理想的な行動をしてくれない」ということに対するイライラの本当の原因は、
「あなたが相手に期待しすぎている」からです。
相手に期待しすぎ?
そうです。
上の例でいれば、あなたが上司に対して「過剰な期待」をしているから、雑な指示に対してイライラしてしまうのです。
「上司はこうあるべき」という理想像を、自分の心の中に作り上げているのです。
逆に、上司に何も期待していなければ、イライラなんてしません。
相手に期待することを止めれば、基本的にイライラすることはなくなります。
なるほど。。。
イライラしやすいタイミング
人間関係においてイライラしやすいタイミングは、「自分に余裕がない時」です。
同じようなトラブルでも、疲れている時にはいつもよりイライラしやすかったりします。
わかるなぁ。。。
以下のような場合には要注意です。
- 疲れている時
- お腹が空いている時
- 時間がない時
- トラブルを抱えている時
- 仕事が溜まっている時
- やりたいことができない時
- 「自分ばかり負担している」と感じている時
自分に余裕がない時に、相手が気に入らない行動をすると、イライラが爆発します。
「イライラしているな」と感じたら、休んだりリフレッシュして余裕を取り戻すことも大切です。
まとめると、
イライラしない人は、
「自分に余裕があって」
「相手に期待しない」
このような人です。
そうなれるよう、行動していきましょう。
うーん、理屈はわかったんだけど、
実際イライラしてしまった時にはどう行動すればいいんだろう?
次の章で解説します。
人間関係でイライラした時にやるべき10のこと
人間関係でイライラした時にやるべきことは以下の通りです。
- 寝る
- 合わない相手と関わらない
- 相手に期待しない
- 楽しいことをする
- 1人の時間を作る
- 書き出す
- 放置する
- 鏡を見る
- 最悪の未来を考える
- 感謝する
- プラスα:体調管理も大切
イライラをそのままぶつけるとロクなことにならない。
大前提として、イライラを相手にぶつけるのはオススメしません。
僕は、何度も自分のイライラをぶつけて人間関係に失敗してきました。
また、グチを言うのもオススメしません。
グチを言うのがクセになるし、グチでは何も解決しません。
おまけにグチを言っているあなたの評価も下がります。
どうしても我慢できなくてグチを言うなら、「本当に信頼できる相手」にだけに言うようにしましょう。
そして「グチを聞いてもらうことで迷惑をかけている」という自覚を持ちましょう。
グチを延々と聞かされるのは、疲れるものです。
人間関係でイライラした時には、以下の10の方法で解決してください。
寝る
人間関係でイライラした時にやるべきこと1つ目は、「寝る」です。
寝るのは、最強の解決法だと思っています。
イライラは一晩寝れば半分になります。
寝ればスッキリして疲れも取れるので、自分の気持ちにも余裕が出ます。
リンカーン大統領は、
「怒りの気持ちが沸いたときは、手紙を書いて一晩寝かせる」
という方法を取っていたそうです。
イライラした気持ちをそのままぶつけても良い結果にならないことがわかっていたので、一晩置いて考えるようにしていたのです。
結果、ほとんどの手紙は送られることなく引き出しの中で眠っていたそうです。
やっぱり偉人は、やることが違うなぁ。。。
イライラしたときは、いったん寝ましょう。
寝てスッキリすれば翌日には、「なんであんな些細なことで怒っていたんだろう」と感じるかもしれません。
合わない相手と関わらない
人間関係でイライラした時にやるべきこと2つ目は、「合わない相手と関わらない」です。
生きていれば「この人とはどうしても合わない」という人も出てきます。
僕も、何人もそういう人がいました。
そんな時は「逃げるが勝ち」です。
合わない相手とはなるべく関わらないようにしましょう。
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相手に期待しない
人間関係でイライラした時にやるべきこと3つ目は、「相手に期待しない」です。
「期待しない」というと冷たく聞こえてしまうのですが、
正確には「勝手に相手への期待値を上げない」ということです。
どういうことですか?
例えばあなたに部下がいるのなら、
「これぐらいの仕事はできるだろう」とか「社会人として挨拶ぐらいできて当たり前」と思わないことです。
「できなくて当たり前、できたらすごい!」ぐらいで思っておくと気持ちがラクです。
「やって当たり前」ではなく、「やってくれてありがとう」の方がイライラしなくてすみます。
なるほど。
「妻が家事をやって当たり前」ではなく、「家事をやってくれてありがとう」です。
ちょっと考え方を変えるだけで、イライラしなくなります。
相手に勝手に期待することをやめましょう。
感謝する
人間関係でイライラした時にやるべきこと4つ目は、「感謝する」です。
「当たり前」の反対は、「有り難い」つまり「ありがたい」です。
感謝の気持ちを忘れている時は、相手のやってくれることが「当たり前」になってしまった時です。
たしかにそうだなぁ。。。
新婚の時は、妻が料理を作ってくれるたびに「ありがとう、美味しいね」といっていたのに、
いつの間にか料理を作ってくれることが当たり前になって感謝を伝えなくなります。
「感謝」と「イライラ」は、正反対にあるものです。
感謝の気持ちを忘れなければ、イライラしないものなのです。
楽しいことをする
人間関係でイライラした時にやるべきこと5つ目は、「楽しいことをする」です。
イライラしている時は、心の余裕がなくなっています。
自分の心をリフレッシュするために、楽しいことをしましょう。
ゲームする、旅に出る、温泉に行く、買い物をする。
なんでもいいです。
自分が夢中になれる好きなことに時間を使いましょう。
スポーツなどで体を動かすのもオススメです。
僕はイライラしすぎて何もかもイヤになったら、一日中好きなことをしてリフレッシュしています。
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1人の時間を作る
人間関係でイライラした時にやるべきこと6つ目は、「1人の時間を作る」です。
周りに人がいると、イライラをぶつけてしまいます。
1人の時間を作るようにしましょう。
仕事をしていると、1人の時間を作るのが難しいかもしれません。
僕は、仕事にどうしてもイライラしてしまう時には、このような行動を取っていました。
- サボってコンビニにいってコーヒーを飲む
- 仕事をするフリして、事務所に閉じこもる
- トイレに閉じこもる
- ランチを1人で食べる
サボってもいいんですか??
イライラを人にぶつけるくらいなら、サボった方がマシです。
サボるのは褒められたことではありませんが、自分のイライラを抑える方が優先です。
自分のイライラを抑えた方が、結果的に仕事にも集中できます。
イライラしたら、1人の時間をなんとか見つけてリフレッシュしましょう。
書き出す
人間関係でイライラした時にやるべきこと7つ目は、「書き出す」です。
ノートやメモ帳に、イライラした気持ちを書き出しましょう。
書き出すことのメリットは以下の通りです。
- 頭の中を整理することができる
- 客観的に自分を見ることができる
- イライラを学びに変えることができる
- イライラを誰かにぶつける必要がない
書き出すだけで、意外とスッキリする場合もあります。
イライラは、紙にぶつけましょう。
放置する
人間関係でイライラした時にやるべきこと8つ目は、「放置する」です。
「自分ばかり仕事をして大変」「相手にイライラする」という時は、思い切って抱えている仕事を放置しましょう。
例えば、パートナーや部下が仕事をしてくれなくて、自分ばかりが仕事をしていると感じる時。
イライラを抑えて自分が仕事をするのもありですが、いつまでもそうしていては状況が改善されません。
思い切って放置してみてください。
あなたが動かないことで、他の人が「動こう」としてくれるはずです。
そして、「協力して一緒に仕事をする」というスタイルを作っていくのです。
1人で抱え込まないようにしよう。
鏡を見る
人間関係でイライラした時にやるべきこと9つ目は、「鏡を見る」です。
鏡を見る?
鏡を見ることで、客観的に自分を見ましょう。
イライラしにくい人は、「メタ認知能力が高い」と言われています。
「メタ認知能力」とは、「自分を客観的に見る力」のことです。
メタ認知能力が高い人は、イライラした時に「あぁ今、自分はイライラしているな」と自分を客観視できるのです。
鏡を見ることで、自分のことを客観的に見ることができます。
鏡を見て「今、自分の顔は怒っているな」ということがわかるのです。
イライラした時には、鏡を見てみましょう。
最悪の未来を考える
人間関係でイライラした時にやるべきこと10個目は、「最悪の未来を考える」です。
最悪の未来??
「もし自分がこのイライラを相手にぶつけたら、最悪の場合どうなるだろう」と考えるのです。
僕は、妻と一緒に暮らしています。
一緒に生活していれば、イライラすることもあります。
イライラを妻にぶつけたくなった時には、
「今、妻にこのイライラをぶつけたら、どんな未来が待っているだろう?」と考えます。
イライラをぶつけてケンカになれば、妻を泣かせてしまうかもしれません。
その後しばらくは関係がギクシャクするだろうし、
最悪の場合、離婚になるかもしれません。
そうなれば僕は大切な人も、お金も、幸せな未来も失います。
恐ろしい。。。
その恐怖を考えると、イライラを妻にぶつけることなんてできません。
イライラした時には、「最悪の未来」を想像してみましょう。
イライラをぶつけた時に失うものを想像すると、
もっと相手に優しくなれるものです。
プラスα:体調管理も大切
イライラした時にすぐできることではないですが、
イライラを抑えるためには日々の体調管理もとても大切です。
僕は昔の方がイライラすることが多かったですが、
今考えると「寝不足」や「体調不良」が原因のことも多かったなと思います。
体調が悪いと、身体的にもしんどいし、精神的にも余裕がなくなります。
- 栄養のある食事をとる
- しっかり睡眠をとる
- お酒を飲みすぎない
- 適度な運動をする
など、日頃から体調管理に気をつけたいですね。
人間関係のイライラは、自分でコントロールできる話
イライラの9割は自分でコントロールできる
人間関係のイライラの9割は、自分でコントロールできます。
僕自身、昔は今よりもずっとイライラしていました。
特にイライラが大きかったのは、仕事で初めて部下を持った時です。
「会社の期待に応えないといけない」
「部下からの期待にも応えないいけない」
そんなプレッシャーで余裕がなくなり、イライラしていました。
睡眠時間を削って仕事をすることも多く、寝不足でさらにイライラする。
「自分の気持ちをわかってほしい」
「部下なんだから、これぐらいやって当たり前だろ」
そんな気持ちを部下にぶつけ、悪循環に陥っていました。
もちろんそんな上司に部下がついてくるはずもなく、
離れていく部下もたくさんいました。
細かい工夫で、イライラは確実に減った
自分がイライラすることで人が離れていく。
そんな状況を変えたくて、上に書いた10のことに取り組みました。
初めは自分の気持ちをコントロールするのに苦戦しましたが、
細かい工夫を重ねることで徐々に改善されていきました。
今ではかなりイライラをコントロールできるようになったと思います。
(イライラがゼロとはいかないですが。。。)
イライラの気持ちの9割はコントロールできます。
気持ちのコントロールは「技術」であり、細かい工夫の積み重ねです。
身につけるために時間はかかるかもしれません。
ただ、身につけた方が確実に人生が生きやすくなります。
ストレスのない人生のために、1つずつ取り組んでみてください。
わかりました!
まとめ
人間関係のイライラの原因は、「相手が理想的な行動をしてくれないから」。
そして、「相手に期待しすぎているから」。
特にイライラしやすいのは、「自分に余裕がない時」。
人間関係でイライラした時にやるべきことは、
- 寝る、一晩寝かせる
- 合わない相手と関わらない
- 相手に期待しない
- 楽しいことをする
- 1人の時間を作る
- 書き出す
- たくさん働く
- メタ認知をする
- 最悪の未来を考える
- 感謝する
プラスαで、日々の体調管理も大切です。
自分の気持ちをコントロールし、イライラを減らしましょう。
今回は、以上です。
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