NFTの世界で「ロイヤリティ」って言葉を聞くけど、なんのこと?
ロイヤリティの仕組み、相場、設定方法など詳しく知りたい。
ロイヤリティを利用して稼ぐ方法はある?
こんな疑問にお答えします。
結論ですが、「ロイヤリティ=NFTが転売されるたびに発生する報酬」のこと。
本の「印税」のようなイメージです。
このシステムのおかげで、「NFT販売後」もクリエイターが収益を得ることができるんですね。
<本記事の内容>
- 【仕組みを解説】NFTの「ロイヤリティ」とは?
- ロイヤリティの設定方法
- ロイヤリティを利用して稼ぐ方法3選
を解説します。
この記事を書いているぼくは、
- NFTブログ運営者
- NFTによる含み益:50万円以上
- 購入したNFT:50個以上(100万円以上を投資)
- 自分でNFTコレクション「Panda’s journey 100days」を作成
ぼくのコレクションは、ロイヤリティを10%に設定しています。
NFTのロイヤリティとは?
ロイヤリティとは、「OpenSea上でNFTが転売(二次販売)されたときに、NFTクリエイターに支払われる収益」のこと。
「クリエイター手数料」とも言われます。
OpenSeaのページを見ると、以下のように表示されています。
仕組みの説明として、例えば「ロイヤリティを10%で設定している場合」を考えてみましょう。
「ロイヤリティ10%のNFT」が1,000円で転売されると、
1,000円(販売金額) × 0.1 (10%) = 100円
ということで「100円のロイヤリティ」がNFTクリエイターに支払われます。
NFTが転売されるたびに、クリエイター側には毎回「ロイヤリティ」が発生します。
逆に「(購入者)転売する側」は、
1,000円(販売金額) - 100円(ロイヤリティ金額) =900円(利益)
という感じで、転売したときに「ロイヤリティ分が引かれた金額」が手元に残ります。
続いて、ロイヤリティの「メリット」「デメリット」も解説します。
「クリエイター側(販売する側)」のメリット・デメリット
- クリエイターのメリット:継続的な収入源になる
- クリエイターのデメリット:「ロイヤリティが嫌い」という購入者もいる
ロイヤリティを設定することで、「NFTの販売を終えたあと」も継続的に収入を確保できます。
転売するたびに、稼ぐことができるからですね。
一方で、少数派ですが「ロイヤリティを取るNFTはイヤだ」という購入者もいます。
「購入者(転売する側)」のメリット・デメリット
- 購入者のメリット:転売でクリエイターを応援できる
- 購入者のデメリット:転売時の収益が減る
NFTを購入する側のメリットとしては「転売を通して継続的にクリエイターを応援できる」ということ。
一般的に「転売はダメなこと」と捉えられがちですが、NFTに関しては「転売もクリエイターにメリットがある」ことです。
なので「どんどん転売してください」というプロジェクトも多い。
「転売」が応援になるんですね。
一方で、転売時には「自分の利益が減ってしまう」というデメリットもあります。
NFTのロイヤリティの相場
一般的なロイヤリティの相場としては「5〜10%」で設定されていることが多いです。
ぼくのコレクションも「10%」で設定中です。
ちなみに最大値が10%なので、「0〜10%の間の数値」を選ぶことができます。
「ロイヤリティを高くすると、購入する人にイヤがられるかな」と心配していたんですが、個人的な感覚としては問題ないです。
10%で設定しているNFTもたくさんありますし、NFTの世界は「クリエイターさんの応援文化」も強いので10%に設定して問題ないかと。
NFTロイヤリティの設定方法
設定方法は簡単で「NFTコレクション(NFTのお店のようなもの)を作成するときに設定するだけ」。
「クリエイター収益」を設定する欄があるので、そこに入力すればOKです。
NFTコレクションの作成方法を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【OpenSea】NFTのMyCollection(マイコレクション)を作成/設定する方法
ロイヤリティを利用して稼ぐ方法3選
ロイヤリティを利用して稼ぐためには「販売して終わり」ではなく、「継続的に転売されるNFTにする」必要があります。
つまり、NFTの価値を高めていくことが重要。
「このNFTには価値がある」
と多くの人が思えば、「ほしい」と思う人も増えるので転売されやすくなります。
また、価値が高まれば「販売金額」も上がるので、ロイヤリティの金額も上昇します。
主にクリエイター側の方向けの話になりますが、ロイヤリティで稼ぐためには以下のような方法が有効。
- 方法①:継続的に情報発信をする
- 方法②:コミュニティを強化する
- 方法③:ユーティリティを充実させる
方法①:継続的にNFTプロジェクトの情報発信をする
継続的に自分のNFTプロジェクトについての発信をしましょう。
主には
が主流になるかと。
成功しているプロジェクトは、運営者がきちんと継続して発信を続けています。
「売って終わり」だと価値が下がってしまい、ロイヤリティも発生しません。
方法②:コミュニティを強化する
NFTの価値を保つために、コミュニティを強化することも重要です。
言い換えると「応援してくれる人を大切にする」ということ。
NFTの価値を測る指標の1つに「リスト率」という数字があります。
以下の「出品中」と書いてある場所の数字ですね。
リスト率は、コレクション内のNFTの「何パーセントが出品されているか」を表す数値。
この数値が低いほど「出品されていない=手放したくない人が多い」ということです。
リスト率が低ければ低いほど「手放したくない人が多い」=「価値が高まりやすい」ということです。
NFTを大切に持っていてもらうためにも、コミュニティを強化し「応援してくれる人」を増やすべき。
方法③:ユーティリティを充実させる
NFTのユーティリティを充実させましょう。
「ユーティリティ = 特典」のイメージ。
「クレジットカードの特典」や「株主優待」のような感じです。
「見た目以外の価値」を持たせることで
「このNFTには素敵なユーティリティがあるから、大切にしよう」
という空気が生まれます。
結果、NFTの価値が高まるのです。
参考記事:【わかりやすく解説】NFTにおけるユーティリティの重要性【ユーティリティ=特典】
まとめ
NFTのロイヤリティについて解説しました。
ロイヤリティは「NFTが転売(二次販売)されたときに、NFT作成者に支払われる収益」のこと。
ロイヤリティはクリエイターにとって重要な収益源です。
そしてロイヤリティを維持するためには、長期的にNFTの価値を高めていくことが必須。
しっかりと仕組みを理解し、自身のNFTライフに役立ててください。
今回は、以上です。
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