新型コロナウイルスが再度拡大し、「第7波」が到来しています。
飲食店が、第7波についてどう感じているのか?
現場の実情も踏まえて、解説します。
この記事を書いている僕は、
- 飲食業界歴 15年以上
- 飲食店の現場に10年以上たち、現在も働いています。
- 居酒屋です。
飲食店が感じていることを、本音で話します。
【飲食店のホンネ】新型コロナウイルス第7波について思うこと【絶望的です】
結論ですが、現在の飲食店は「絶望的」です。
理由は、以下の2つ。
- お客様が来ない
- 休業補償も出ない
【飲食店のホンネ】新型コロナウイルス第7波について思うこと①:お客様が来ない
今回の新型コロナウイルス第7波の特徴は、「行動制限を行わない」ということです。
つまり、「みんな出かけていいし、飲食店に行ってもいい」という感じです。
現在のところは、ですが。
とはいえ、現実はそうなりません。
「行動制限しない」と政府が言っても、
コロナが怖い人は外出を控えるし、第6波までの経験上「出掛けないほうがいいのかな」と判断する人も多い。
結局、「行動制限をするしない」に関わらず、お客様の数は減るのです。
【飲食店のホンネ】新型コロナウイルス第7波について思うこと②:休業補償も出ない
もう1つは、「休業補償も出ない」ということです。
今までは、「お店を休んだり、時短した場合は、休業した分の補償をします」という流れでした。
それで逆に儲かっていたお店も少なくありません。
【現実を語ります】協力金バブルで飲食店は儲かっているのか?【儲かるのは小さいお店です】
それが今回は、ゼロです。
お客様は減り、休業補償も出ない、というダブルパンチ。
多くの飲食店が絶望を感じています。
コロナ第7波の中で、飲食店ができること
もちろん、飲食店だけでなく多くの業種に影響が出ていると思います。
その中で僕たちが今できることは、
「政府をあてにせず、自分たちが生き残る道を探す。」
ことです。
- 来ていただいたお客様に、最大限のサービスを提供する
- 店舗営業以外での、売上の作り方を探す
- 暇な間に、お店の強化をしておく
など。
誰かのせいにするのではなく、「将来のために、今何ができるか?」を考えて行動する。
これが大切なのかなと感じています。
開けない夜はない【ストックデールの逆説】
僕が「絶望的な状況の時」に思い出すようにしている「ストックデールの逆説」と呼ばれる逸話があります。
「ストックデール」とは、アメリカ海軍の大佐の名前です。
ストックデール大佐は、戦争の捕虜として捕らえられました。
毎日見るに耐えない拷問を受け、いつ助かるかもわかりません。
その時、ストックデール大佐が考えていたのは、以下のことです。
「自分がいつ助かるかは分からない。
だが、必ず外に出て自由を獲得する日が来る。
この出来事を、人生を変えてくれた決定的な出来事として捉えられる日がくる。
その日まで、絶対に諦めない。」
コロナも、いつかは必ず終わります。
コロナでも諦めず、行動し続けるのみ
ちなみに、捕虜として捕らえられて、死んでいった仲間もたくさんいたそうです。
死んでいった人の共通点は「短期的な希望を持っていた人」です。
- 「クリスマスまでには、生きて出られる。」
- 「正月までには。。。」
- 「自分の誕生日までには、今度こそ。。。」
短期的な希望が叶うことはなく、いつしか希望を失い、死んでいったのです。
コロナが終わるのはいつなのか、それは誰にもわかりません。
でも、その日は必ず来ます。
その日まで、諦めずに努力することです。
もし、同じ境遇で苦しんでいる飲食店の方の、励みになれば幸いです。
今回は以上です。
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