飲食業界で働こうとしているけど、平均年収はいくらぐらいなの?
飲食業界は年収が低いと聞くけど、なぜ?
年収を上げるためには、どうすればいい?
こんな疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は、
- 飲食店で働いて10年以上
- 現在は、飲食店勤務の年収で600万円程度を稼いでいます。
こんな僕が、本記事では
- 飲食業界の平均年収はいくら?
- 飲食業界の平均年収が低い3つの理由
- 飲食業界で年収を上げる方法5選
を解説します。
飲食業界の平均年収は340万円
2021/12/13に公開されたdodaの平均年収ランキングによると、飲食業界の平均年収は340万円程度となっています。
平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】
居酒屋/バー業態では、平均345万円。
レストラン業態では、平均340万円。
他の業種と比べてみても、低い水準だと言うことがわかります。
僕の身の回りの人を考えてみても、「確かにそのぐらいだなぁ」という印象です。
なぜ飲食業界は、年収が低いの?
様々な要因があるけど、主に大きな3つの理由があるんだ。
飲食業界の平均年収が低い3つの理由
飲食業界の平均年収が低い理由は、以下の3つです。
- 専門性が低い
- 業界全体が伸びていない
- ビジネスモデルが弱い
専門性が低い
飲食業界の平均年収が低い理由1つ目は、「専門性が低い」です。
わかりやすく言うと、「飲食店は、誰にでも簡単に始められる仕事」だということです。
料理や接客に、それほど特別なスキルは必要ないからです。(一部、高級店をのぞく)
専門性が低ければ、ライバルも増えやすいので給料は下がります。
逆に言うと、専門性の高い仕事は給料が高くなりやすい。
例えば、医者の給料が高いのは、専門性が高い仕事だからです。
個人も企業も参入しやすい飲食業界は、給料が安くなりがちです。
業界全体が伸びていない
飲食業界の平均年収が低い理由2つ目は、「業界全体が伸びていない」です。
伸びていない業界は、基本的に給料が上がりづらい。
伸びていないということは、売上も増えていないということだからです。
2021年の飲食業界の成長率は、マイナス4.1%。
新型コロナウイルスの影響があったとはいえ、長期的な視点でみても成長していないのが飲食業界です。
今後も、飲食業界の厳しい状況は続きます。
ビジネスモデルが弱い
飲食業界の平均年収が低い理由3つ目は、「ビジネスモデルが弱い」です。
飲食店は、利益を出すのが難しいビジネスです。
理由は、コストが高いからです。
飲食店の営業利益率は5%程度と言われています。
100万円の売上で、手元に残るのが5万円です。
家賃、人件費、原材料費などで利益が削られるのです。
会社が儲からなければ、給料も上がりません。
「場所」も「人」も「食材」も必要な飲食店は、儲かりづらいビジネスモデルなのです。
飲食業界に勤めながら、年収を上げるのはムリなの?
いいえ、年収を上げる方法はあります!
飲食業界で年収を上げる方法5選
飲食業界でも、年収を上げる方法はあります。
僕自身、サラリーマンでありながら600万円は稼げていますし、もっと稼いでいる人もたくさんいます。
飲食業界で年収を上げる5つの方法は、以下の通りです。
- 将来性のある会社を選ぶ
- 出世する
- 専門性を身につける
- 副業をする
- 転職・独立する
将来性のある会社を選ぶ
飲食業界で年収を上げる方法1つ目は、「将来性のある会社を選ぶ」です。
飲食業界は成長していないとはいえ、すべての会社がそうというわけではありません。
飲食業界の中でも、これから成長していく企業はたくさんあります。
僕の場合も、飲食業界を選んだ時は、「将来性のある会社」が一番の基準でした。
入社した時には5店舗ぐらいだったのが、10年で50店舗まで成長しました。
年収も、入社時は350万円程度だったと思いますが、現在は600万円です。
成長している企業に入れば、企業が大きくなればなるほど自分は出世します。
また、大手になればなるほど、給与水準も上がりやすいです。
会社が成長していくかどうかは運の要素もありますが、自分なりに見極めてみましょう。
出世する
飲食業界で年収を上げる方法2つ目は、「出世する」です。
出世は給料UPのための王道は出世です。
僕の経歴だと、
「一般社員」→「副店長」→「店長」→「エリアマネージャー」
という感じで役職が変わり、その度に給料もアップしました。
出世すればそれに合わせて給料も上がります。
専門性を身につける
飲食業界で年収を上げる方法3つ目は、「専門性を身につける」です。
他の人にはない技術を持っていれば、評価される場合があります。
飲食業界での専門性といえば、なんといっても料理のスキルです。
例えば和食中心の店舗展開をしている会社で、中華や洋食の技術を持っていれば
新しいチャンスがめぐってくる可能性はあります。
実際、僕の会社でも「料理長」や「商品開発担当」などは、他の社員よりも優遇されています。
「接客」も専門スキルではありますが、料理よりも評価されづらいように思います。
今は、動画や本でたくさんの情報が集められる時代です。
独学で料理の勉強をしてみてもいいかもしれません。
副業
飲食業界で年収を上げる方法4つ目は、「副業」です。
飲食業界で働くだけでは限界があるので、副業に取り組んでみましょう。
僕も飲食店で働きながら、ブログをはじめました。
副業が軌道に乗れば、年収も大幅に上がる可能性があります。
転職・独立
飲食業界で年収を上げる方法5つ目は、「転職・独立」です。
今の会社で限界を感じるなら、環境を変えてみることです。
ちなみに個人飲食店経営者の年収は、600円程度と言われています。
店舗運営がうまくいけば、もっと稼ぐことも可能です。
もちろんリスクはありますが、自分の腕に自信があればチャレンジするのもありです。
他の業界に転職するのもアリ
「給料が低い」と思われがちな飲食業界ですが、年収を上げる方法はあります。
ただ、「年収を上げづらい」というのも事実です。
「自分は飲食業界には合わない」と思ったら、他業種に転職するのも全然アリです。
同じ労働環境で、もっと稼げる仕事はたくさんあります。
自分に合った方法で、コツコツとやっていきましょう。
以上です。
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