AIアートに反対している人が割と多いけど、なぜ?
AIアートのメリットとデメリットを教えてほしい。
今後、AIアートとどう付き合っていくべき?
こんな疑問にお答えします。
以前、こんなニュースが話題になりました。
ジェイソン・アレンさん(39)はコロラド州プエブロウェスト在住のゲームデザイナー。同州の美術コンテストに出品した作品が8月、新人アーティスト部門の「デジタルアート・デジタル加工写真」分野で1位に選ばれた。
優勝作品の「Theatre D'opera Spatial」は、文章で指示した通りの画像を生成できるAIシステム「ミッドジャーニー」を使って制作したものだった。アレンさんは賞金300ドル(約4万3000円)を獲得した。
AIアートがコンクールで優勝してしまったんですね。
AIアートに対する世間の反応は2通り。
AIってすごい。これからの未来が楽しみ。
AIなんてけしからん。ぜったい反対!
真逆の反応です。
この記事を書いているぼくは、
- NFTブログ運営者
- NFTによる含み益:50万円以上
- 購入したNFT:50個以上(100万円以上を投資)
- 自分でNFTコレクション「Panda’s journey 100days」を作成
AIアートを8,000枚以上描いたぼくが、「AIアートへの反対」について解説します。
なぜAIアートは反対に合うのか?【3つの理由】
AIアートが反対に合う理由は、以下の理由が多いかと。
- 知らないから
- 仕事が奪われるから
- 感情的な問題
理由①:知らないから
理由の1つ目は「知らないから」。
人は知らないことを恐れるものです。
本能ですね。
少し時代をさかのぼると「インターネット」や「SNS」も同じ目にあってます。
インターネット?よくわからないし、流行るワケない。
SNS?よくわからないけど、やめときな。
初期の頃は、こんな感じでした。
そういえばスマホも「こんなの誰も使わない」と言われてましたね。
知らないものにはフタをする。
これが人間です。
理由②:仕事が奪われるから
2つ目の理由は「AIに仕事が奪われる」と思っているから。
特に「自分が絵を描いているクリエイターさん」は不安に思っているかもしれません。
確かにAIによって仕事がなくなる人が出てくる可能性はあります。
とはいえ、 AIも万能ではありません。(後述します)
メリット、デメリットがあるので上手に使いこなすべき。
理由③:感情的な問題
「感情的な問題」もあると思います。
簡単に言うと「AIが描いた絵なんて、絵じゃない。人が描かなければ意味がない」このような意見ですね。
ここは人によって意見が分かれるところだと思います。
とはいえ、現在は「映像にCGを使う」「パソコンを使って絵を描く」などが当たり前の時代です。
「どこまでがOKで、どこからがNFTなのか」のラインは難しいところです。
AIアートのメリット
僕が感じたAIアートのメリットは以下の通り。
- 素人でも、キレイな絵が描ける
- 30秒で絵が描ける
- お金がかからない
メリット①:素人でも、キレイな絵が描ける
素人でも、驚くほどキレイな絵が描けます。
以下は、ぼくがAIアートを使った時のツイート。
この絵は採用はしないけど、僕が一生かかって逆立ちしてカツカレーをストローで飲み干しても、描けない絵を30秒でアッサリと描いてしまうAIを素直にスゴイと思ってしまう。 pic.twitter.com/GfVpr4mjhn
— あしな (@web3bloger) September 23, 2022
ちなみに、僕はまったく絵心がありません。
「アンパンマン」を描いたのに、妻には「クマ?」と言われます。
そんな僕でも、こんなに素晴らしい絵が描けます。
メリット②:30秒で絵が描ける
キーワードや文章を打ち込んでから、30秒ほどで絵が完成します。
電波状況や混み具合によって多少は変わるみたいですが、30秒から1分もあれば絵が仕上がります。
時間がかからずに描けるのは大きな魅力ですね。
メリット③:お金がかからない
ほぼ無料でサービスを使うことができます。
サービスによって異なりますが、例えば「Midjourney(ミッドジャーニー)」というサービスでは、最初の25回まで無料で使えます。
「試しにやってみたい」という人には、十分な回数ですよね。
何度も書きたい時には、料金がかかる場合があるのでサービスの規約を確認してみてください。
ぼくは「Chimney Town Dao」のシステムを使わせていただいてます。
興味ある方は、以下の記事からどうぞ。
初めて買うNFTに「心臓NFT(SHINZO NFT)」をオススメする理由【買い方も解説】
AIアートのデメリット
僕が感じたデメリットは以下の通り。
- 最低限の「英語の知識」は必要
- イメージ通りの絵はなかなか描けない
- 想像力が求められる
デメリット①:最低限の「英語の知識」は必要
AIアートは基本的に、英語を使うことになります。
最低限の英語の知識はあった方が良いです。
例えば「後ろ向きのパンダ」を描く時には、以下のような文章を使います。
a panda character sits with his back turned
英語ができなくても”Google翻訳”などを使えばいいんですが(僕もよく使ってます)、少しめんどうなんですよね。
とはいえ、なんとなく英語の意味がわかるぐらいの知識があれば大丈夫。
デメリット②:イメージ通りの絵はなかなか描けない
最初は、イメージ通りの絵がなかなか描けません。
僕は「パンダの後ろ姿」を描きたかったのに、何度も「パンダの正面の姿」が出てきて困りました。
イメージ通りに書くには「適切な指示」が必要。
慣れるのにちょっと時間がかかるかもです。
デメリット③:想像力が求められる
イメージ通りの絵を描くためには、想像力も必要です。
想像力とは、例えば以下のような力です。
- 完成形を想像する力。
- 文章を考える力。
- AIの思考を想像する力。
具体的に言うと、
1.完成形を想像する力:まず完成形の絵を、自分の頭の中にイメージする
サルがバナナを食べている絵を描きたい
↓
2.文章を考える力:「AIにどのような文章で伝えればいいか?」を考える
「Monkey, Banana」という文章にしよう
↓
3.AIの思考を想像する力:「その文章を、AIはどう解釈するか?」を考える
でもそれだけだとサルとバナナが絵が描かれるだけだから、「Monkey,eat,Banana」にしよう。
ザックリと説明するとこんな流れのイメージです。
実際にやってみるとわかるんですが、
「イメージ通りの絵を描くのは、想像以上に難しい」。
確かにクオリティの高い絵はできるけど、なんだかしっくりこない。
この感覚は、AIアート初体験の誰もが体験するものだと思います。
僕も1枚の絵を完成させるために、何百枚もボツにしています。
使いこなすには、ある程度の経験が必要です。
今後のAIアートとの付き合い方
では、AIアートとどう付き合っていけばいいのか?
ぼくの考えは以下の通り。
- 否定しない
- 勉強してみる
- NFTに触れてみる
否定しない
「とりあえず否定する」のをやめましょう。
上の章で触れた通り、「知らないものを何も考えずに否定する」という行為は、自分の可能性を狭めます。
否定するのではなく「わからないものは、保留」という感じで静観するのが良いかと。
「良いか悪いかの判断」は、もっと後ですればOKです。
勉強してみる
NFTのことがわからないのなら、勉強してみましょう。
- NFTの動画を見てみる
- 音声コンテンツを聴いてみる
- Twitterで情報を集めてみる
- 本を読んでみる
など、勉強方法はたくさんあります。
「どんなものかな?」と知るために、試しに少し勉強してみましょう。
参考記事:【どう学ぶ?】NFTについて効率的に勉強する方法6選【買うのが1番早いです】
NFTに触れてみる
NFTに興味が出てきたら、実際にNFTに触れてみましょう。
3,000円ほど用意すれば、安いNFTを手に入れることができます。
NFTの魅力は、実際に触れてみないとわかりません。
「勉強代」と思って、試しに1つNFTを手に入れてみてはいかがでしょうか。
それで「くだらない」と感じたなら、やめればいいのです。
誰かの情報をそのまま信じるのではなく、「自分の体験・意見」を信じましょう。
参考記事:NFTを始める時にかかる初期費用は?【3,000円ぐらいです。安くする方法も解説】
まとめ
AIアートが反対される理由について解説しました。
AIアートが反対されるのは、
- 知らないから
- 仕事が奪われるから
- 感情的な問題
最初から否定してしまうと自分の選択肢も狭まってしまいます。
いきなり反対するのではなく、いったんAIアートに自分で触れてみることをオススメします。
今回は、以上です。
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