部下から「退職したい」と言われました。
自分なりに、部下を可愛がって育ててきたつもりだったのでショックです。
今後、どうしていけばいいでしょうか。。。
やることはシンプルです。
後悔してもしょうがないので、次に生かしましょう。
本記事を読むことで、部下の退職に対して「上司がとるべき行動」が理解でき、
より良く部下をマネジメントするためのヒントを得ることができるでしょう。
<本記事の内容>
- 部下が「退職したい」と言ってきたときに、上司が取るべき3つの行動とは?
- 部下が「退職したい」と言ってきたときに、上司が考えるべきこと
を解説します。
この記事を書いている僕は、
- 現在37歳
- サラリーマン経験 15年以上
- マネジメント経験 10年以上
- 管理職として、50名以上の部下の退職を経験しました。
最近は、ほぼ離職率0の安定したチームで上司をやってます。
【ショック】部下が「退職したい」と言ってきたときに、上司が取るべき3つの行動とは?
部下が「退職したい」と言ってきたら、上司がとるべき行動は以下の通り。
- 行動①:退職の理由を聞く
- 行動②:残念な気持ちを伝える
- 行動③:引き継ぎをお願いする
行動①:退職の理由を聞く
「なぜ退職しようと思ったのか?」理由を聞きましょう。
- 他にやりたい仕事が見つかった
- 体調不良で
- 給料に不満がある
- 人間関係で悩んでいる
など様々あると思いますが、「とりあえず聞く」のが大事です。
ぶっちゃけ「本音」を隠す人が多いですが、いろいろと質問をして本音を探りましょう。
理由を聞くことで、今後の「部下への接し方」を改善するヒントが得られます。
行動②:残念な気持ちを伝える
上司側の、「残念な気持ち」を部下に伝えましょう。
- 本当に残念だよ
- 不安な気持ちに気づけなくてごめんね
- 可能なら残ってほしい
このような声をかけましょう。
もし、退職を引き止められそうなら、粘ってみるのもアリです。
退職の理由が「給料」なら、「給料アップできるようサポートする」と約束することで解決するかもしれません。
もちろん、「できもしないウソ」を言ってはダメですよ。
ポイントは、「辞めてくれてよかった」と内心で思っていたとしても「残念だ」と伝えることです。
辞める側は、引き止められたいのです。
もし引き止めないと、あとで上司や会社の悪口を言いふらされます。
一言でもいいので、残念な気持ちを伝えましょう。
行動③:引き継ぎをお願いする
退職がスムーズに行くよう、引き継ぎをお願いしましょう。
とはいえ、実際は引き継ぎがなくても何とかなります。
会社とは、そういうものです。
抜けた穴は、誰かが埋めます。
最低限の引き継ぎを受ければ、基本的にはOK。
もしも「引き継ぎがないと、絶対に困る!」という状況だとしたら、仕事が「ブラックボックス化」している可能性が高いです。
早急に改善しましょう。
合わせて読みたい → 【怪しい】仕事をブラックボックス化する人の心理と4つの対策法【自分勝手を許さない】
【ショック】部下が「退職したい」と言ってきたときに、上司が考えるべきこと
行動は上記の通りでOKですが、上司が考えるべきことは他にあります。
自分の行動を反省する
自分の行動を反省し、改善しましょう。
やむをえない事情(病気など)を除き、部下が辞める原因の50%ぐらいは上司にあります。
同じ環境で働いていても、
- ダメな上司:部下が辞めていく
- できる上司:部下が辞めない
こういうことが普通にあるのです。
「会社が悪い」と部下が言っても、会社の良さを伝えるのは上司の仕事です。
「本当に会社が悪い」のなら、上に働きかけるのも上司の仕事です。
上司の行動によって、部下の気持ちも変わるのです。
部下の退職を防ぐために、気をつけること
とはいえ、難しく考える必要はありません。
やることはシンプルで、
- 普段から関心を持って、部下をよく見る。
- そしてコミュニケーションを取る。
これだけです。
部下の「元気ないな」「悩んでいるのかな」ということを察知して早めに手を打てば、ほとんどの場合に退職を防ぐことはできます。
部下の退職に、ショックを受けすぎない方がいい話
上司がどんなに頑張っても、辞める時は辞める
「上司がやるべきこと」を解説してきましたが、正直なところどうしようもない場合も多々あります。
上司がどんなに優秀でも、たとえ神様みたいな人が上司だったとしても、部下は辞めます。
部下は、辞めるときは辞める。
そういうものです。
「初めての部下」が辞めると、ショックが大きいです。
「自分は上司に向いてないのかな、、、」
とへこんでしまいます。
僕も初めての部下が「辞める」と言ってきたときには、1ヶ月ほどへこんでいました。
その後も、何人もの部下が辞めて行きました。
「部下が辞める」というのは、「すべての上司」が通る道です。
言ってしまえば、普通のことです。
自分を責める必要はありません。
起きたことはしょうがない。次に生かす
自分を責めるのではなく、次に生かしましょう。
- 残ってくれる部下
- 今から入ってくる新しい部下
彼らに対する接し方を改めましょう。
信頼される上司になれば、部下の退職も減っていきます。
良い上司を目指して、頑張ってみてください。
今回は、以上です。
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