上司に仕事の報告をするのがめんどくさい。
「報告・連絡・相談」が大事って言うけど、ほんとにそうですか?
自分のペースで仕事を進めたいです。
責任を自分で取れるなら、報告しなくてもOKですよ。
多くの上司は、こう言います。
きちんと「報連相」しろ。
自分の判断で勝手に仕事をするな。
何かあったら上司であるおれの責任なんだからな!
「報連相が大切」と言うのはわかったんですが、ぶっちゃけめんどくさいですよね。
本記事を読むことで、「報連相の本質」が理解でき、
めんどくさい報告をなくすためにやるべきことがわかるでしょう。
ストレスの少ないビジネスライフを獲得してください!
<本記事の内容>
- 報連相の「本質」
- 上司への報告がめんどうに感じる理由
- 上司への報告から解放される方法
がわかります。
この記事を書いている僕は、
- 現在37歳
- サラリーマン経験 15年以上
- マネジメント経験 10年以上
- 上司ガチャでハズレを引き続け、うつ病診断で転職。
今はサラリーマンをやりながらも割と自由に生きています。
結論ですが、報連相の本質は「誰が責任を取るかをハッキリさせること」です。
信頼を獲得すれば、めんどうな報告は不要になりますよ。
【上司への報告がめんどくさい】報連相の「本質」とは?
報連相の本質は、「責任が誰にあるか」
なぜいちいち上司に報告しなければいけないんですか?
仕事の責任を取るのが、上司だからです。
上司側からすると、部下からの報告がなければ「部下の仕事の進み具合」がわかりません。
何か問題があったときに責任を取るのは上司なので、不安なのです。
なるほど。。
例えば上司が部下に、
「来週までに、会議の資料を準備しておいて」
とお願いしたとします。
このときに、部下の対応は2つあります。
- 部下A:会議の当日まで報告がなく、ぶっつけ本番で資料を出してくる
- 部下B:会議の3日前に上司に一度、資料を提出。前日までに修正して、再提出。本番にのぞむ。
どちらの仕事が安心できますか?
明らかに部下Bの方ですよね。
上司は、安心したいのです。
上司への報告がめんどくさい3つの理由
上司への報告がめんどくさく感じるのは、以下のような理由かと。
- 理由①:報告した内容を否定されたり、怒られる
- 理由②:報告に時間が奪われる
- 理由③:そもそも上司と話したくない
僕も部下の時は「報告めんどくさい」と思っていたので、気持ちは本当にわかります。
でも、報告はしておいた方がいいです。
後々、めんどうだからです。
自由と責任
仕事をする上で大切な考え方の1つに、「自由と責任」という考え方があります。
偉大な企業の研究をしたビジョナリー・カンパニーの著書の中で、紹介されています。
自由は全体の一部でしかなく、真実の半分でしかない。
だからこそわたしは、東海岸の自由の女神に対して、西海岸に責任の女神を立てるべきだと主張している。
オーストリアの心理学者であり「夜と霧」の著者:ビクトール・E・フランクル
自由に仕事をしたいなら、責任を負わなければなりません。
報告なく自由に仕事を進めるということは、「上司の代わりに自分が責任を負う」ということです。
「責任ぐらい負ってやるよ!」
と意気込むのはいいですが、これは現実的ではありません。
仕事のミスがあったときに、最終的に責められるのは、あなたではなく上司だからです。
結果、「報告をしない」という選択肢はなくなります。
仮に報告をしなければ、今度は上司からあなたが責められることになるでしょう。
どちらにせよ、報告は必須です。
上司へのめんどうな報告から解放される方法
じゃあ、どうすればいいですか?
結論、「上司からの信頼を得る」のがいちばん早いです。
日頃からキッチリと仕事をしていれば、そのうち上司から何も言われなくなります。
- こいつに任せておけば安心
- こいつは変なことをしないだろう
- いつも期待以上の仕事をしてくれている
このような状態を作れれば、めんどうな報告も必要なくなります。
繰り返しですが、報連相の本質は「誰が責任を取るかハッキリさせること」です。
上司が、「この仕事は部下に任せられる(任せたこと対して、責任を負える)」と感じてくれればOKです。
上司に、「こいつのミスなら、責任を取ってやろう」と思わせることができれば勝ちです。
とはいえ、「すぐにその状態にはならない」という方には、以下の3つの方法がオススメです。
- 方法①:言われる前に報告
- 方法②:細かく報告
- 方法③:上司のスタイルで報告
方法①:言われる前に報告
上司から「あの件、どうなった?」と聞かれる前に報告しましょう。
自分から報告することで、
「こいつは、上司の気持ちがわかっているな」と思われ、信頼度が上がります。
自分から上司に話しかけよう。
方法②:細かく報告
まとめて報告するより、小さいことこそ報告しましょう。
細かく報告することで、軌道修正もしやすくなります。
- 細かく報告:上司も詳細を把握できる。→上司は安心
- まとめて報告:上司は、報告を受けるまでわからない。→上司は不安
です。
上司の気持ちになって考えよう。
方法③:上司のスタイルで報告
上司の好みのスタイルに合わせた報告の仕方をしましょう。
- 直接報告を受けたい上司には、直接話す。
- ラインで報告を受けたい上司には、ラインで報告する。
という感じです。
ちなみに僕は、メモ書きでの伝言を多用していました。
信頼を得るまでは、「報告」は必須。
上司からの信頼を獲得するまでは、報告が必要です。
面倒でも、やった方が結果的にラクです。
「なんで報告しなかったんだ!」となって、信頼が失われますからね。。。
「報告」の積み重ねで、信頼が生まれます。
ちなみに、「ウソの報告」や「ごまかしの報告」はだいたいバレるのでやめた方がいいです。
もしもミスをしてしまったら、素直に謝りましょう。
「上司にしっかり信頼してもらっているな」と自信を持て始めたら、少しずつ報告の回数を減らしてみましょう。
サラリーマンでも、めんどうな報告から解放された僕の話
僕は現在もサラリーマンとして働いていますが、今は上司への報告はほぼありません。
それは、長年の信頼の積み重ねの結果だと自負しています。
もしも僕が、
- 不正をしたり、
- 適当な仕事をしたり、
- 期待を大きく下回る実績を出したり。
そんなことをしていたら、今の状態にはなっていなかったと思います。
信頼されれば、報告は不要になる!
遠回りでも、コツコツが近道
信頼を得るには、コツコツと確実に仕事をすることです。
上司の気持ちになって報告をしておくことで、信頼ができます。
ぜひ実践してみてください。
今回は、以上です。
コメント