後輩が、自分を追い抜かして出世していった。
自分の方が長年がんばっているのに、納得できない。
今後、後輩に対してどう接すればいいんだろう。
また、会社の中でどう振舞えばいいんだろう。
憂鬱。。。
大事なのは、これからの1年どう行動するか。
悔しい気持ちをバネに、成長しましょう。
「後輩が出世して自分を追い抜いていった。」
この状況を人に相談すると、以下のように言われます。
「後輩に抜かされるなんて情けない。強い気持ちで、抜き返せ」
一方で、こんなことをいう人もいます。
「出世なんて責任が増えてしんどいだけ。出世した後輩のことなんて放っておいてゆるくラクに生きよう」
どちらの気持ちもわかるんですが、「そう簡単に割り切れるものじゃない」というのが本心だと思います。
この記事を読むことで、
「後輩に出世され追い抜かれた先輩の正しい振る舞い方」が理解でき、
仕事に前向きに取り組むことができるようになるでしょう。
<出世に関する筆者の経験>
記事の信頼性です。
- 前職での経験
1年半で、先輩を追い抜いて出世。
当時、最速で管理職になる。
- 現職での経験
3年以上頑張っていたが、入ってすぐの後輩に追い抜かれ、先に出世される。
「悔しい」「イライラ」が爆発し、モチベーションが下がる。
「先輩を追い越して出世したこと」もあるし、
逆に「後輩に追い抜かれて悔しい経験をしたこと」もあります。
<本記事の内容>
- 後輩が先に出世したときに、とるべき行動
- 後輩が先に出世したときに、やってはいけないNG行動
がわかります。
結論ですが、
「後輩が先に出世したとき」は、自分の人生を変えるチャンスです。
悔しい気持ちをバネにして行動しましょう。
これからの行動が、1年後の未来を変えます。
【後輩が先に出世した】出世について考える上で大切な「4つの視点」
繰り返しですが、「悔しい気持ちはバネにして行動する」のが正解です。
後輩が先に出世していった時の悔しい気持ち、本当によくわかります。
僕も、経験したときには「なんでなんだ!」と悔しい気持ちでいっぱいでした。
とはいえ、いつまでも悩んでいたり、グチを言っていてもしょうがありません。
大切なのはこれからの行動です。
行動の違いは、例えば下記のようなこと。
- Aさん:後輩が出世して悔しい。モチベーションを下げてダラダラ仕事をする。
- Bさん:後輩が出世して悔しい。悔しさをバネにして努力する。
この2人では、1年後に差が出て当然ですよね。
リアルに1年努力を続ければ、また立場が逆転しているかもです。
まずは冷静に、以下の点について考えてみてください。
- 視点①:出世が全てではない
- 視点②:出世は、上下関係ではなく「役割」を決めるもの
- 視点③:出世には、必ず理由がある
- 視点④:出世と人生を、天秤に掛ける
- 補足:周りの目線は関係ない
視点①:出世が全てではない
ずっと同じ会社で仕事をしていると、「出世が全て」と感じることがあります。
でも実際は、出世がすべてではありません。
「出世すること」を否定しているわけではないですよ。
「出世がすべて」と思っていると、出世できなかったときにツラくなります。
- 出世しなくても、楽しく仕事をしている人はいます。
- 出世しても、いずれ転職するかもしれません。
- 出世しても、会社がつぶれてしまう可能性もあります。
出世を、冷静な目で見てみましょう。
視点②:出世は、上下関係ではなく「役割」を決めるもの
出世は、「上下関係を決めるもの」ではありません。
役割を決めるものです。
「上司が偉い」とか、「部下が偉くない」とか、そういうことではありません。
- 上司:責任が大きい分、給料も多い
- 部下:責任が小さい分、給料も低い
以上。それだけです。
出世しても、偉くなるわけではないのです。
役割が「部長」とか「課長」になるだけです。
たまに「自分は偉い」と勘違いしている上司がいますが、放っておきましょう。
高圧的な上司に対して、あなたが身につけるべき7つの力【一番大事なのは同情する力】
やたら偉そうにするサラリーマンって何なの?【気にしない方がいいです】
視点③:出世には、必ず理由がある
出世には、理由があります。
圧倒的な成果を上げていなくても、出世する人もいます。
- なんとなく人に愛される
- 社内政治がうまい
- 上司に気に入られている
- さりげない気配りができる
- 飲み会の幹事が抜群にうまい
このようなことで出世することもあります。
大切なのは、「納得できない」とふてくされるのではなく、
「なぜあいつが出世できたんだろう?」と考えることです。
視点④:出世と人生を、天秤に掛ける
出世は、プライドとの戦いです。
出世するために、ときには自分の考え方を曲げなければならないこともあります。
ドラマ「踊る大捜査線」の中で、こんなセリフがあります。
「正しいことをしたければ、偉くなれ」
出世に上下関係はないですが、
「出世しなければ自分の意見を通せない。」
これもまた事実です。
出世を目指せば、理不尽な目に会うこともあります。
そのときに、
「出世のために、今はガマンしよう」
と思うのか、
「自分の考え方を変えるぐらいなら、出世なんかしなくていい」
と思うのか。
それは自分で決めてください。
サラリーマンにとって「出世」と「人生」は、天秤の両側に乗っているのです。
補足:周りの目線は関係ない
ちなみにですが、出世について考えるとき「他の人がどう思うか」は関係ありません。
- 出世を目指すべき
- 出世なんてしなくていい
- 後輩に抜かされるなんて、悔しくないの?
いろいろ言われるかもしれませんが、無視でOKです。
自分の人生、好きなように行きましょう。
後輩が先に出世したときに、とるべき行動3選
後輩に追い抜かされたとき、どう行動すればいいですか?
後輩が先に出世したときに、先輩がとるべき行動は以下の通り。
- 尊敬する
- 観察する
- 努力する
後輩が先に出世したときに、とるべき行動①:尊敬する
自分を追い抜いていった後輩を、人として素直に尊敬しましょう。
出世したということは、
- 出世できるだけの実績があった
- 「出世させよう」と上司に思わせる何かがあった
など、何かしら理由があったのです。
後輩だからといって下に見るのは間違っています。
尊敬すべきところは、素直に尊敬しましょう。
後輩が先に出世したときに、とるべき行動②:観察する
「後輩の何が評価されたのか?」を観察しましょう。
- 日頃から、早めに出社している
- 上司の考え方を、一番理解しようとしている
- 会社の人と、しょっちゅう飲みにいっている
など、何かしらの「出世できた理由」が見つかるはずです。
良いところは、盗みましょう。
後輩が先に出世したときに、とるべき行動③:努力する
あとは、自分が努力するだけです。
「後輩に追い抜かされた」のが事実なら、ジタバタしてもしょうがありません。
現状を受け入れ、良いところはマネして、努力するだけです。
実際、1年や2年の遅れは取り戻すことができます。
あなたが努力を続ければ、「後輩が先に出世して悔しい経験」はすぐ過去のものになります。
慌てず、淡々と努力しよう。
後輩が先に出世したときに、やってはいけないNG行動3選
以下の行動は、あなたの評価を下げます。
やらないようにしましょう。
- 悪口を言う
- 協力しない
- 努力をやめる
後輩が先に出世したときのNG行動①:悪口を言う
後輩の悪口を言うのは、最悪ですね。
「先輩の嫉妬」ほど、見苦しいものはありません。
出世した後輩からも、周りからも、「そりゃあ出世しないよね」と思われてしまいます。
後輩が先に出世したときのNG行動②:協力しない
先に出世した後輩が気に入らないからといって、協力しないのも良くありません。
変なプライドは捨てて、良好な関係をつくりましょう。
協力しておいた方が、将来的にも必ずプラスになります。
後輩が先に出世したときのNG行動③:努力をやめる
ふてくされて努力をやめるのも、ダメです。
「どうしても納得いかない」
「もうこの会社で頑張れない」
と思うのなら、転職すべきです。
努力をやめて、ダラダラと働き続けるのは、誰にとってもマイナスしかありません。
悔しい時こそ、努力を続けましょう。
後輩が先に出世したことを、喜べる人になろう
後輩の出世が悔しくて、ふてくされた僕の話
僕自身、後輩に追い越されて悔しい思いをしたことがあります。
3年間「プライベート」も「自分の気持ち」も犠牲にして頑張っていたのに、
入って間もない新人に追い抜かされていきました。
本当に悔しかった。。。
しばらくはモチベーションも上がらず、ダラダラと仕事をしていました。
努力を続ければ、後輩の出世も気にならなくなる
後輩の出世に嫉妬してしまうのは、自信がないからです。
後輩が出世しようが、仕事に充実感を持ち、人生を楽しんでいる人は、嫉妬などしません。
僕も、努力を続けて自信を持てるようになると、後輩の出世が気にならなくなりました。
むしろ素直に「よかったね」と言えるようになっています。
そうすると不思議と自分も出世しやすくなるし、人生が充実します。
うまくいかない時は、成長するチャンス。
仕事は、人生について考えるキッカケをたくさんくれます。
うまくいかない時こそ、自分を振り返って成長するチャンスです。
仕事は、あくまでも人生を豊かにする「手段」です。
仕事でツラくならないようにしましょう。
仕事を通して、「自分」も「周り」も幸せにする。
そんな選択をしてみてください。
今回は、以上です。
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