飲食業界の今後はどうなる?
「現在飲食業界で働いている人」、「今後飲食業界で働きたいと思っている人」はどう行動するべき?
こんな疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は、
- 飲食業界歴15年以上
- 今も現役サラリーマンとして飲食店で働いています
そんな僕が、
- 【飲食業界歴15年が考察】飲食店は、今後どうなる?
- 今後も飲食業界で働きたいと考えている人がやるべきこと
- 今後の飲食業界で働くのはオススメ?
こちらを解説していきます。
【飲食業界歴15年が考察】飲食店は、今後どうなる?
結論ですが、「飲食業界は縮小し、一部の飲食店だけが生き残る。」
というのが僕の考えです。
新型コロナウイルスの影響は多大なものがありますが、コロナが収まったとしても
飲食業界の未来は明るいとは言えません。
その理由を以下の3つのポイントで解説します。
- ①日本のマーケットは縮小していく。
- ②飲食店の文化は、なくならない。
- ③競争が激化し、一部の飲食店だけが生き残る。
①日本のマーケットは縮小していく。
今後、日本の飲食業界というマーケットは縮小していきます。
これはほぼ間違いありません。
なぜなら、日本の人口は減っていき、高齢化が進んでいくからです。
人口が減れば、お客様の数も減ります。
高齢化が進めば、おじいちゃんおばあちゃんは外食しなくなります。
この傾向は、今後どんどん加速していくでしょう。
②飲食店の文化は、なくならない。
一方、「飲食店に行く」という文化自体は残り続けます。
家で食べることが多くなった最近でも、「外食したい」という気持ちは根強く残っています。
家では食べられない食事をしたり、お店ならではの特別な体験を味わったり、
美味しいものを食べながら大切な人とコミュニケーションを取る。
このような価値は、時代が経ってもなくなることはありません。
③競争が激化し、一部の飲食店だけが生き残る。
お客様が減っていくので、飲食店の競争は激化します。
戦略的に戦う一部の飲食店だけが生き残っていくでしょう。
コロナが収まったとしても、厳しい戦いが続くのは間違いありません。
飲食業界で働きたいと考えている人がやるべき4つのこと
今後、飲食業界で働きたい人は、以下のことをやるべきだと考えます。
- 地域のお客様を「サービス」でつかむ
- 海外でも戦える料理の技術を身につける
- 飲食店だけで儲けようとしない
- 飲食業界以外でも通用するスキルを身につける
順番に解説します。
地域のお客様を「サービス」でつかむ
今後も飲食業界で働きたい人がやるべきことの1つ目は、「地域のお客様をサービスでつかむ」です。
生き残るためには、地域密着型で地元のお客様をつかみましょう。
現在の飲食店は、「料理が美味しい」というのは当たり前です。
他のお店と差別化するには、「サービス」や「店構え」にこだわるしかありません。
「あの人にまた会いたい」と思ってもらえるようなサービスで、お客様を引きつけましょう。
海外でも戦える料理の技術を身につける
今後も飲食業界で働きたい人がやるべきことの2つ目は、「海外でも戦える料理の技術を身につける」です。
上で述べたように、日本の飲食業界のマーケットは今後縮小していきます。
一方で、世界全体の人口は増えています。
日本だけでなく、海外も視野に入れて料理技術を磨いていくのも手段の1つです。
飲食店だけで儲けようとしない
今後も飲食業界で働きたい人がやるべきことの3つ目は、「飲食店だけで儲けようとしない」です。
経営者なら、他の業種・業態にも目を向けてみること。
サラリーマンなら、副業をしたり投資をすることです。
僕も、飲食店に努めながらブログを書いたり、インデックス投資をして、自分の稼ぎ口を増やそうとしています。
飲食業界以外でも通用するスキルを身につける
今後も飲食業界で働きたい人がやるべきことの4つ目は、「飲食業界以外でも通用するスキルを身につける」です。
特にサラリーマンは、「働く場所がなくなる」「給料が下がる」というリスクも抱えています。
「飲食業界で働き続けるのが難しい」となった時に、転職したり独立したりできるようスキルを磨いておくべきです。
今後の飲食業界で働くのはオススメ?
飲食業界は、コスパが悪い
「今後、飲食業界で働いてみたい」という方の夢を壊してしまうようですが、飲食業界はあまりオススメしません。
理由は、「圧倒的にコスパが悪いから」です。
僕自身が飲食業界で働く現役サラリーマンなので、それなりの説得力はあるかなと思います。
同じ労力をかけて働くなら、飲食業界以外の「伸びている業界」で働いた方が稼げます。
飲食店の競争は、より激化していく。
その上、マーケットも縮小していく。
会社の売上が上がりづらければ、サラリーマンの給料はそれ以上に上がりづらい。
ラクして稼ぎたいなら、もっと他の伸びている業界に身を置く方が良いです。
飲食業界で働くなら、学び続けよう。
飲食業界は、素晴らしい業界です。
だからこそ、僕は15年以上も同じ業界に身を置いています。
今後の飲食業界は、正直明るいとは言えません。
しかし、自分たちの料理やサービスでお客様を幸せにできるこの商売は素晴らしいものです。
僕も何度も、「この業界で働いていてよかった」と感じました。
ただ、キレイゴトだけでは仕事を続けることができないのも事実です。
しっかりとお金を稼がなければ、自分も大切な人も守ることができません。
今後の飲食業界で働き続けたいなら、どうすれば働き続けられるかを考え、勉強しましょう。
コメント