最近よく聞く「NFT」って何？
わかりやすく教えてほしい。
難しい言葉を省いて、日本一わかりやすく解説します。
本記事を読むことで、「NFTって一体なに？」が理解でき、
今日から自分の知識として活用できるようになります。
＜本記事の内容＞
- 【日本一わかりやすく解説】NFTって何？
- なぜNFTが必要なのか？
- 【これだけは知っておきたい】NFTの具体例
を解説します。
本記事は「NFTを日本一わかりやすく解説する」ことを目的としていますので、
- NFTの買い方・売り方
- NFTの作り方
- NFTで儲ける方法
- NFTの背景にある、ブロックチェーン技術について
などは解説していません。
別記事で解説予定なので、お待ちください。
先にネタバレですが、
NFTとは、「デジタルの所有物」です。
「ネット上のこの画像は、あなたのものですよ」とわかるようにした技術が、NFTです。
「わかりやすさ」にこだわって解説していきますので、ご安心ください。
【日本一わかりやすく解説】NFTって何？
NFTは、「デジタルの所有物」
繰り返しですが、NFTとは「デジタルの所有物」のことです。
ちなみに、NFTとはNon-Fungible Tokenの略です。
直訳すると「非代替性トークン（交換できないもの）」ということですが、ワケわからんので忘れてOKです。
USBは、「ユニバーサル・シリアル・バス」の略ですが、そんなこと知らずに使ってますよね。
なので「NFT」も知らなくてOKです。
NFTを説明するために、まず例を出します。
ユニクロで売っているTシャツを思い浮かべてください。
- ユニクロのお店に並んでいる「新品のTシャツ」→ 誰かと交換しても問題ない →NFTじゃない
- あなたが一度着て、洗濯した「使用済みのTシャツ」→ 交換できない →NFT
というイメージです。
あくまでイメージですよ。
もう１つ例を出します。
今度は、財布に入っている１万円札を思い浮かべてください。
- あなたが持っている１万円札 → 誰かの１万円札と交換しても、問題ない →NFTじゃない
- あなたが持っている「有名人のサイン入り」の１万円札 → 誰かの１万円札とは交換したくない →NFT
というイメージです。
少し伝わったでしょうか？
あなたの「使用済みのTシャツ」や、「有名人のサイン入りの１万円札」は、間違いなくあなたのもの（所有物）です。
あなたが持っている「スマホ」や、「車の鍵」や、「運転免許証」や、「靴」も、あなたの所有物です。
実際に「持っているもの」ならイメージしやすいのですが、これを「デジタル」に置き換えたものがNFTです。
言い換えると、
- 「所有者のハンコ」がデジタル的に混ぜられるようになった。
- デジタルデータの所有権が、証明できるようになった。
これがNFTの正体です。
（※以下、読み飛ばしOK）
ちなみに、NFTの逆がFT(Fungible Token)です。
交換可能なものですね。
上の例だと、
- ユニクロのお店に並んでいる「新品の白Tシャツ」
- あなたが持っている普通の１万円札
はFTです。
誰かと交換しても、問題ないですよね。
「デジタルの所有物」について
「デジタルの所有物」について具体的に説明します。
2021年にBeepleというアーティスト作家のデジタルアート作品が、約75億円で落札されました。
↓これです。
このように、画像自体は誰でも見ることができるので、自分のスマホの待ち受けにすることも可能です。
「コピーしたり、複製したりできるなら、価値がないのでは？」
と思われるかもしれませんが、そこに登場したのがNFTです。
NFTは、「この絵の所有権は〇〇さんですよ」と証明してくれるものなのです。
- Beepleのデジタルアートの画像：コピー可能で誰でも使用できる
- Beepleのデジタルアートの所有権：NFTによって「〇〇さんのもの」と証明されているので、他の人は所有できない
誰でも画像を「見たり」「コピーしたり」はできるけど、「本物のデータ」を所有しているのは１人だけなんですね。
NFTではないですが、もう１つ例を挙げます。
世界で最も有名な絵の１つが「モナリザ」です。
モナリザは、ルーブル美術館に行けば誰でも見ることができるし、教科書に載っていたり、ネットで検索すればすぐに出てきます。
では、「コピーし放題のモナリザに価値はないのか？」
そんなことはありません。
本物のモナリザを買おうとすると、何百億円もすると言われています。
その価値が生まれているのは、「本物のモナリザを持っているのは、この人」という証明書があるからです。
絵が売買される時は必ず証明書がついてきて、有名な作品であれば世界中のコレクターが「今、あの絵を持っているのは〇〇さん」という情報を共有しています。
これをデジタル上でやったのがNFTです。
それまでは、「コピーし放題の価値がないデジタルデータ」だったものが、
証明書の発行により「世界でただ１つの本物のデジタルデータ」に変わったのです。
- NFTじゃないデジタルデータ：コピーし放題の、価値がないデジタルデータ
- NFT：「世界でただ１人だけが所有している」と証明された、価値のあるデジタルデータ
という形です。
なぜNFTが必要なのか？
繰り返しですが、NFTとは「デジタルの所有物」です。
「この画像データは、間違いなくあなたのものですよ」と証明してくれるものです。
ではなぜ、このNFTが必要なのか？
それは人間が「所有したい生き物だから」です。
よくよく考えてみると、この地球上にはもともと「所有権」など存在していませんでした。
でもある時から人類は「この土地は、自分のものだ」と言い始めます。
土地だけでなく、「自分が持っているものは、自分のもの」と所有権を主張します。
地球は誰のものでもなかった
↓
「この土地は自分のものだ」と誰かが言い始める
↓
みんなが「土地」に価値を認める
↓
「その土地の、持ち主は誰か？」という所有権が重要になる
という流れです。
みんなが「価値がある」と信じれば、そこに価値が存在するようになります。
お金も「ただの紙」なのに、みんなで「価値がある」と信じてますよね。
それと同じです。
今まで人類は「目の前に存在する物」は所有していましたが、「デジタル上のデータ」は所有していませんでした。
インスタグラムで、写真の「シェア」はします。
でもその写真はコピーし放題で、「所有」はしていません。
なので価値がなかった。
これからはデジタル上のデータであろうと「所有」することができます。
画像だけでなく、音楽、映像、ゲームなど多くのものに活用できます。
大好きなゲーム「ドラゴンクエスト」で、レアアイテム「勇者の剣」を手に入れたとします。
これまでは、「勇者の剣」にはゲーム内での価値しかありませんでした。
これからは「この剣は、あなただけの勇者の剣」と証明されれば、それを売って利益を得ることもできるかもしれません。
それを可能にするのがNFT技術です。
【これだけは知っておきたい】NFTの具体例５選
代表的なNFTを紹介します。
NFTの具体例①：ジャック・ドーシーのツイートNFT
ツイッターの創業者ジャック・ドーシーは
「自分が投稿した最初のツイート」をNFTにし、3億円超で落札されました。
NFTの具体例②：NFTコレクション：CryptoPunks
NFTアート界では誰もが知る作品CryptoPunks（クリプトパンクス）。
24×24サイズのピクセル絵（ドッド絵）で描かれた、世界最古のNFTアート作品。
過去には10億円以上の値段で取引されたことも。
NFTの具体例③：NFTデジタルアート：Beeple
上でも紹介しましたが、デジタルアーティストBeeple（ビープル）の作品。
『Everydays – The First 5000 Days』が75億円で落札され注目を集めました。
この数字はデジタルアート作品の過去最高金額です。
NFTの具体例④：NFTゲーム：Axie Infinity
Axie Infinity（アクシー・インフィニティ）というゲームでは、キャラクターがNFT化されていて、レアなキャラは1体1000万円以上で売買されています。
NFTの具体例⑤：NFTゲーム：The Sandbox
The Sandbox（サンドボックス）というゲームでは、ゲーム内の土地やアイテムをNFTとして売買できます。
まとめ
NFTとは、「デジタルの所有物」のことです。
デジタルデータの所有権（あなたのものですよ）が、証明できるようになりました。
NFTは今後の世界で必須の知識になってきますので、覚えておきましょう。
今回は以上です。
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