飲食店での副業アルバイトを考えているけど、実際どうだろう?
副業で飲食店経営をやってみたいけど、可能だろうか?
こんな悩みにお答えしていきます。
この記事を書いている僕は、
- 副業として飲食店でアルバイトした経験あり(前職の時)
- 飲食店での勤務経験10年以上
です。
結論ですが、アルバイトにせよ経営にせよ
飲食店での副業はおすすめしません。
その理由を解説していきます。
飲食店での副業アルバイトをおすすめしない5つの理由
飲食店での副業アルバイトをオススメしない理由は以下の通りです。
- 体力がきつい
- 時間がきつい
- ビジネスのストックにならない
- 経験が将来の投資にならない
- 知り合いにバレる可能性がある
体力がきつい
飲食店の仕事は、ホールにせよキッチンにせよ体を使う仕事です。
昼にメインの仕事をやり、夜は居酒屋でアルバイト。
そんな形で働くことは可能ですが、かなり疲れます。
若いうちはまだしも、体力に自信がない人は辞めておいた方が無難です。
時間がきつい
本業をやりながらのアルバイトは、時間的にかなりきついです。
特に飲食店での副業は、お店まで行かなくてはならないので拘束時間も伸びます。
本業の仕事を終えて、そこからお店に向かい、着替えて働く。
アルバイトが終わったら、そこから自宅まで帰って翌日はまた仕事。
これはなかなかキツイです。
アルバイトをしすぎると、睡眠時間が削られ本業に支障をきたす可能性もあります。
ビジネスのストックにならない
飲食店でのアルバイトは、その場限りの時給を稼ぐだけで終わってしまいます。
「コンテンツ」や「仕組み」が積み重ならないので、稼ぐためには働き続けなければなりません。
ブログやYouTubeを副業にすれば、記事や動画が将来も稼ぎ続けてくれます。
飲食店のアルバイトを副業にするなら、ストックビジネスではないことを把握しておく必要があるのです。
経験が将来の投資にならない
飲食店でのアルバイトの経験は、将来への投資にはなりにくいです。
将来への投資になるのは、将来飲食店で独立したい人だけです。
副業としてブログをやれば、
ライティングスキルやWEBスキル、マーケティングスキルなど、将来役立ちそうなものが色々と身につきます。
飲食店のアルバイトは学生でもできる簡単なものが多いので、将来的なスキルにならないのです。
知り合いにバレる可能性がある
副業禁止の会社もまだまだ多いです。
飲食店での仕事は接客をすることが多いため、顔バレの可能性も高いです。
会社で副業が禁止されているのなら、匿名でできる副業を探した方が良いです。
副業での飲食店経営をおすすめしない3つの理由
「飲食店経営」は、飲食店でのアルバイトよりもおすすめできません。
様々な理由がありますが、大きな理由は3つです。
- 初期投資が大きい
- 集客が難しい
- 任せられる人が絶対に必要
初期投資が大きい
小さな飲食店を始めるにも、少なくとも500万円ぐらいの初期投資がかかります。
スムーズにオープンできたとしても、そこからの運転資金も必要です。
銀行などから融資を受ける方法もありますが、まったくの未経験者がやるのはギャンブルと同じです。
それだけの初期投資ができるまとまったお金があるなら、
- 他の副業を検討する
- 投資を始める
こちらの道の方が、よっぽど安全で確実です。
集客が難しい
飲食店で最も大変な仕事が、「お客様を集めること」です。
いくら料理の味が良くても、つぶれるお店はたくさんあります。
それは多くの人が「どうやってお客様を呼ぶか」を深く考えていないからです。
いざお店をオープンしてもお客様が全然こない可能性もあるのです。
副業でやるとなれば尚更、現場の状況がわからないことも多いでしょう。
よっぽどお客様を集める自信がなければ、やめておきましょう。
任せられる人が絶対に必要
飲食店は、簡単にできる商売ではありません。
原材料を仕入れて調理し、お客様がきたら接客をして、人気が出なければ料理を改善する。
毎日掃除をしてアルバイトを上手に使い、売上を上げながら経費を削減する。
このような一連の作業は1年2年で簡単にできるものではないのです。
副業で飲食店経営をやろうとするなら、絶対に優秀な経験者が必要です。
そしてその人が辞めないような仕組み(給与制度など)も重要です。
飲食店経営の副業は、FCなら可能かもしれない。
フランチャイズチェーンと呼ばれる加盟店での飲食店経営なら、もしかしたら可能かもしれません。
僕は詳しくないですが、完璧なマニュアルとサポートがあれば、ある程度ほったらかしでも大丈夫でしょう。
ただ、本当に飲食の世界は甘くありません。
そのFCがいつまで通用するかもわからないし、契約内容によっては本部に利益をほぼ持っていかれるという場合もあるでしょう。
検討するなら、自分でよく調べてからにしましょう。
10年以上飲食店で働き続けている僕が、副業について思うこと。
飲食店での副業アルバイトはキツかった話
前職(機械販売の仕事)をしていた時に、僕は会社に黙って居酒屋でアルバイトをしていました。
いつも定時の17時に仕事が終わっていたので、18時から24時までアルバイトするという感じです。
当時はまだ25歳ぐらいで若かったのでなんとか体力が持っていたのですが、どうしても時間が足りなかった。
本業で何かイレギュラーな仕事があり残業があると、もう出勤できない。
僕は「熱が出た」とウソをついて、居酒屋のアルバイトを休んでいました。
そんな生活が長く続くはずもなく、結局3ヶ月ほどでやめてしまいました。
副業で飲食のアルバイトは、体力的にも時間的にもかなりキツイです。
よっぽど本職に余裕のある人以外にはオススメしません。
副業で経営できるほど、飲食店は甘くない。
副業での飲食店経営に関しても、僕は否定派です。
素人が副業で初めて成功できるほど甘くないからです。
副業ではなく、本業でやっていても潰れていく飲食店は数多くあります。
この記事を読んでいるあなたの街も、飲食店の入れ替わりが多いはずです。
「よっぽど料理と集客に自信がある」
「画期的なビジネスモデルを持っている」
そう言う人以外は、やめておいた方が良いです。
飲食店経営を副業にするぐらいなら、他の選択肢を探してみましょう。
もっとリスクが小さく、もっと楽に成果が出せる副業が必ずあります。
「それでもどうしても飲食店がやりたい」という人は、自分でしっかりとリスクを調べてからにしましょう。
今回は以上です。
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