「奨学金を借りた分の返済をしているけど、なかなか減らなくて正直きつい」
「日々の生活が苦しくて、どうすればいいか分からない」
こんな悩みを抱えていませんか?
今回の記事では、僕の奨学金に関する体験をもとに
「今、奨学金の返済に苦しんでいる人がやるべき行動」
を解説していきます。
- 本記事の内容
- 奨学金の返済がきつい人がやるべき5つのこと
- それでもやっぱり奨学金の返済がきつい時には?
- 35歳で奨学金の返済を終えた僕が、今思うこと。
以下で解説していきます。
奨学金の返済がきつい人がやるべき5つのこと
次の5つです。
- 金額と返済計画を具体的にする
- 猶予制度を活用する
- 支出を減らす
- 稼ぐ力を身につける
- 働いて、勉強する
先に、基本的な知識として奨学金の種類を把握しておきましょう。
奨学金には、大きく分けて以下の2種類があります。
ちなみに僕が借りていたのは、左の「第1種奨学金」。
無利子の方です。
月々51,000円の借り入れをしていたので、大学4年間でトータル250万円ほど借りていた計算になります。
奨学金について詳しく知りたい方は、次のページをご覧ください。↓
以下で、奨学金の返済がきつい時にやるべき5つのことを解説します。
金額と返済計画を具体的にする
「自分が、いくら奨学金を借りているのか(残りの返済金額はいくらか)」
「あと何年間、月々いくらの金額を払えばいいのか」
この2つを把握しておきましょう。
ゴールが見えているのと、ゴールが見えていないのでは、途中の精神的な疲れが違います。
「ゴールが見えない状態でずっと走り続ける」のは辛いものです。
僕の場合は、月々13,600円の返済を15年(長い!!)続ける計算でした。
毎月滞納することなく支払い続けて、返し終わる年齢は37歳です。
20代の頃に先のことを考えると途方もなく長い道のりに思えますが、まずは現実を受け止めるところからがスタートです。
「自分の返済金額」「返済計画」を把握していない人は、まずは奨学金を貸してくれている「JASSO 日本学生支援機構」に問い合わせてみましょう。
電話:0570‐666‐301(ナビダイヤル)
月曜~金曜:8時30分~20時00分(土日祝日・年末年始を除く)
猶予制度を活用する
上記の番号に相談すれば、猶予制度を活用できる可能性もあります。
- 減免返還制度(月々の返済額を少なくして、期間を伸ばす)
- 返還期限猶予(返還を待ってもらう)
- 返還免除(死亡または精神・身体の障害による免除)
など、救済措置も用意されています。
「どうしても返済がきつい」という場合には、一度相談してみるのも手です。
支出を減らす
自分の生活を見直してみるのも、1つの手です。
僕の場合、月々13,600円の支出を減らすためには、このような手段が考えられます。
- スマホを格安SIMに変える
- 家賃が安い家に引っ越す
- 飲みに行く回数を減らす
- 外食の回数を減らし、自炊する
- 贅沢に使っているお金を削る
一度、自分が何にお金を使っているかを見直してみましょう。
稼ぐ力を身につける
返済に困らないために、自分が稼げるようになるのも手段の1つです。
具体的には、
- 昇進して給料を上げる
- 転職して給料を上げる
- 独立して稼ぐ
- 副業をして稼ぐ
などです。
僕は「早く出世して独立して稼げるようになりたい」という気持ちが人一倍強かったので、特にここに力を入れました。
奨学金の返済だけでなく、「お金を稼ぐ力」というのは自由を得るために必須の力です。
(お金が全て、と言っているわけではありません)
たとえすぐに結果が出なくても、稼ぐために努力したことは将来のための貴重な経験となります。
働いて、勉強する
特に若い時には、たくさん働くことをオススメします。
そして、勉強をしましょう。
遊ぶことも大切ですが、遊ぶにはお金がかかります。
働くのは無料です。
むしろ給料がもらえます。
勉強も、現在では多くのことを無料で学べます。
本を買っても1,000円程度でたくさんのことを学べます。
僕の場合、社会人になってから自分なりによく働いていました。
また、本や動画で勉強をしていました。
そんなことをしていると、ヒマな時間が減るのでお金を使うこともそう多くありません。
よく働き、学んでいれば、昇進も早くなります。
体力があり、素直な心のうちに、たくさん働いて学ぶことをオススメします。
それでもやっぱり奨学金の返済がきつい時には?
上の内容を読んでも、
「それでもやっぱり返済は大変だし、稼ぐのにも時間がかかるよ」と思う方も多いかもしれません。
そんな方への救済手段もあります。
- 自己破産する
- 両親や知人を頼る
自己破産する
自己破産は、今ある財産を全て債権者に差し出す代わりに、これまでの借金を全額免除してもらう手続きです。
当分の生活に必要な99万円以下の現金と生活財(冷蔵庫やスマホなど)は手元に残すことができます。
奨学金においても、自己破産が可能です。
連帯保証人への影響などがある可能性があるので、ご自身でよく調べた上で行うようにしましょう。
両親や知人を頼る
両親や知人に、お金を借りて返済する手もあります。
特に有利子の奨学金の場合は、支払いが遅れるほど利子が膨らみます。
両親に相談して無利子でお金を貸してもらい、返済。
その後、時間をかけて両親に返していく。
余裕のある両親や知人がいれば、相談してみるのもアリかもしれません。
ただ、お金の貸し借りは自分の信用に関わる行為です。
借りるなら、誠意を持った対応を心がけましょう。
奨学金を踏み倒すのは危険
最近奨学金を返さない人が増えている、というニュースを見ることがあります。
僕もニュースを見て、正直返さなくていいなら返したくないと思いました。
ただ、もちろんそんなわけにはいかない(泣)
奨学金は、公的な学生ローンです。
最悪の場合、裁判になったり、給与差し押さえになる場合もあります。
社会的な信用にも傷がつきかねません。
しっかりと返す方向で、計画を立てましょう。
35歳で奨学金の返済を終えた僕が、今思うこと。
学生時代は、借金という意識がなかった
大学生の時は、親に言われるがままに奨学金を借り入れ、そのお金で飲みに行っていました(笑)
学生寮に入っていたため、生活費はほぼかかりませんでした。
(たしか寮費は月3,000円、昼夜の食事で10,000円とか。激安!!)
なので普通に暮らしていれば、仕送りを貰わなくてもお金が余ります。
その余ったお金で、友達と飲みに行ったり、当時の彼女とデートをしたりと学生生活を満喫していました。
まさか社会人になって苦しむとも知らずに。。。
返済が終わるまでは、頭の片隅に奨学金がチラつく
社会人になって返済が始まると、「奨学金は借金」という事実が重くのしかかります。
学生時代に、少しでも多くアルバイトでもして貯金を作っておけば。。。と後悔しますが後の祭り。
社会人になってからは仕事に多くの時間と体力を取られていたので、そこまで奨学金のことを重く捉えることはなかったですが、やはり頭のどこかで気にしていました。
35歳で繰り上げ返済をし、「もう返さないていい」という状態になるまでは、キツかったしストレスになっていました。
知らない人が損をする社会
僕もそうでしたが多くの大学生が「奨学金がどういう制度であるか」をよく理解していません。
「自分がどれくらいの借金を抱えることになるか」
「返済にどれほどの時間と労力が必要か」
これを真剣に考えるのは、社会に出てお金を稼ぐことの大変さを味わってからです。
でも、借りてしまったことを後悔しても始まりません。
奨学金をきっかけに、お金の勉強を始めましょう。
奨学金と同様、世の中には「知らなくて自分が損をしていること」がたくさんあります。
「知ってさえいれば、損しなくて済んだのに」
とならないように、学んでいくのです。
奨学金の返済がキツくて苦しんでいる方に、少しでも参考にしていただければと思い、こちらの記事を書かせていただきました。
今回は以上です。
このブログでは、「人間関係」や「仕事」「お金」の悩みを解決するための記事を書いています。
どれも僕自信が体験し、役に立つと確信してものだけを書いています。
少しずつ実践し、あなたの人生を素晴らしいものに変えてください。
応援しています。
記事が参考になったら「お気に入り」「ブックマーク」登録していただけると嬉しいです。
人間関係、仕事、お金、たまに趣味の料理のことなんかを発信しています。
コメント