突然ですが、みなさんはご自身の「期待値コントロール」してますか?
生きていく上で、期待値コントロールはとても重要。
「仕事」でも「プライベート」でも絶対に押さえておくべき項目なので、本記事で解説します。
出世したい
人から評価されたい
自分や、自分の商品を売っていきたい
という方に、参考になるかなと思います。
先に結論ですが「ちょっと期待値を下げておくぐらいが、ちょうどいいよね」という内容です。
期待値コントロールをすべき理由
期待値コントロールをすべき理由は「相手の満足度を下げないため」です。
そして、満足度を保って、関係を未来につなげるため。
満足度は、「未来の成果」に直結します。
具体的にお話ししていきます。
期待値コントロールで「出世できるかどうか」が決まる
本記事で解説する”期待値”とは「相手が自分に対して、どれだけ期待しているか」の数値です。
実際の場面では数値化できないんですが、わかりやすく数値化しながら解説します。
- Aさん:上司からの期待値100
- Bさん:上司からの期待値20
上記は「Aさんの方が、上司から期待されている」という状況ですね。
ここで質問です。
AさんとBさん、どちらの方が出世しやすいでしょうか?
ぱっと見、Aさんですよね。
ところが、長い目で見た時にはAさんが出世するとは限りません。
期待値は、実力とセットで考える
期待値は、あくまで「現在、期待されている度合い」を表したもの。
「実際に仕事をやらせてみると違った」
ということが多々あります。
メニューでは美味しそうに見えたのに、出てきた料理はマズそう。
これは「期待値を実力が下回った」パターンです。
マッチングアプリで「写真はイケメン」なのに、実際に会ってみるとそうでもない。
これも「期待値を実力が下回った」パターンです。
逆に、
- 写真ではまぁまぁだったけど、実際目の前に並ぶと美味しそうな料理
- 写真ではまぁまぁだけど、会ってみると意外とカッコいいし優しい
こちらは「期待値を実力が上回った」パターン。
期待値が高ければ高いほど、「期待値 < 実力」の差が開き「ガッカリ度」が大きくなります。
逆に「期待値が低くて、実力が高い」と評価は爆上がり。
- 上司からの期待値が100で、実力が80のAさん
- 上司からの期待値が20で、実力が40のBさん
長い目で見て、上司の高評価を得やすいのはBさんです。
なぜなら「期待値コントロールができている」から。
Aさんは普段から「自分を良く見せすぎ」の可能性が高い。
だから、実際の仕事ぶりを見せた時にガッカリされるのです。
人間関係が長続きする人は、期待値コントロールが上手
上司と部下の関係に限らず、人間関係が上手い人は「期待値コントロールが上手」です。
夫婦関係で考えると、
「結婚する前は良かったのに、結婚したら印象が変わった」
こんな話、よく聞きますよね。
これは「結婚前に頑張りすぎ」パターンです。
結婚前は、パートナーに対して気を使ったり、優しくしたり、プレゼントを買ってあげたりしていた。
でも「無理している努力」は長続きしません。
結婚後に、その優しさが続かずガッカリされてしまいます。
最初に頑張りすぎると、あとでごまかしが効かなくなった時に困るのです。
未来のことを考えて、期待値コントロールしておくことが大切。
【戦略的ネガティブ】期待値コントロールの方法
実際に、どうやって期待値コントロールすればいいのか?
ぼくは以下の3つをオススメします。
- 自分の期待値を知る
- 「期待値 < 実力」を保つ
- 実力を上げていく
方法①:自分の期待値を知る
まず大切なのは、自分の期待値を知ること。
あなたが部下の立場だとしたら「上司からどう思われているか」を把握しておくことです。
「上司からどう思われているかなんて、知らん!気にしたくもない!」
というのもOKですが、出世は諦めてください(笑)
期待値を知るのは、簡単ではありません。
まずは「期待値を知ろう」と意識すること。
上司との関係で考えるなら、
- 上司は自分にどんな仕事を依頼してくるか
- 自分の仕事ぶりを見て、どんな表情をしているか
- 何を褒められ、何を指摘されるか
- 他の同僚と比べて、どう評価されているか
こう言ったことを細かく観察しましょう。
誰にも「正確な期待値」はわかりません。
「なんとなくこれぐらいかな」と把握しておくことが大切です。
方法②:「期待値 < 実力」を保つ
なんとなく期待値を把握できたら、「期待値 < 実力」を保てるように気を付けましょう。
NGな行動は、
- できないのに「できます」と言う
- 自分を大きく見せようとする
- 良い部分だけを報告する
このような行動はNGです。
下手に期待値を釣り上げても、結局バレてあとでガッカリされるだけ。
「10の仕事」ができるなら「8ぐらい」と思わせておくのが無難です。
実際の仕事ぶりを見られた時に「お、意外とやるな」と思わせれば勝ち。
ポイントは「あまり期待させすぎないこと」。
ムリやり期待値を下げる必要はないですが、
- できないことは「できない」と言う
- 積極的に相談する
- 困った時は素直に頼る
など、「期待値を上げすぎない」ような行動を心がけるべきかと。
方法③:実力を上げていく
あとは「実力」を磨いていきましょう。
「期待値を低くすべき」と言うと、「じゃあ手を抜いて仕事すればいいのか?」と言われます。
これは違います。
大切なのは、期待値と実力のバランス。
「期待値を下げよう」と努力するのではなく、「実力を上げよう」と努力しましょう。
いくら「期待値 < 実力」の状態を保っていても、ずっと実力がないままだと
「あいつはずっと成長しないな」
と言われます。
実力を磨きましょう。
- 勉強する
- 技術を磨く
- 新しいことにチャレンジする
などして、常に成長しようとする姿勢が大切。
ぼくが独立できたのは、期待値コントロールの成果だと思う話
長年、サラリーマンをやってきました。
15年ほど。
最近、仕事ぶりを認めていただき「業務委託」の形で独立しました。
ぼくが独立できた理由の1つは「期待値コントロールを意識したこと」だと思っています。
ぼくは、もともと仕事ができるタイプではありません。
覚えるのも遅いし、リーダーシップもない。
コミュニケーションも下手です。
そんなぼくが出世でき、独立まで持ってこれた理由の1つは、期待値コントロールを意識したから。
具体的には、
- 「できない仕事」は「できない」と言う
- クレームなどの「ネガティブな報告」を積極的に行う
- 大きすぎる目標を立てない
- 仕事をする時は「期待を超える仕事ぶり」を目指す
- 勉強し、成長し続ける
このようなことを意識していました。
どこまで実行できていたかは、わかりませんが。。。
15年のサラリーマン生活の間には、ぼくよりも口がうまかったり(笑)、期待されている人がたくさんいました。
でも、「期待値を上げすぎた人」ほど出世の道から遠ざかっていたように思います。
「期待したほどじゃなかったな。。。」という感じで、評価を下げられることが多かったのです。
繰り返しですが、仕事でもプライベートでも、期待値コントロールは重要。
自分をよく見せすぎたり、自慢話をしすぎないよう気を付けましょう。
謙虚でありのままの自分を見せればOK。
あとは実力を磨いて成長していけば、自然に評価されるようになります。
今回は、以上です。
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