現在、副店長をやっているが、なかなか店長になれない。
店長に昇格するために、何をやればいいだろう?
「店長になりたいけど、なかなか認めてもらえない。。。」
そうやって焦ってしまう気持ち、分かります。
僕も副店長をやっていた時、「どうすれば店長になれるだろう」と悩んでいた時期がありました。
素晴らしい向上心だと思います。
この記事を読めば、
「店長になるための道筋が理解でき、近いうちに昇格できるイメージ」が湧くでしょう。
<本記事の価値>
- 「副店長と店長の違い」を理解できる
- 「副店長が店長になるためにやるべきこと」がわかる
業種の違いはあると思いますが、ほとんどの店舗ビジネスに当てはめられる内容になっています。
この記事を書いている僕は、
- 現在37歳
- サラリーマン経験 15年以上
- 前職(販売系)、現職(飲食店)で計11年以上「店長」を経験。
- 店長になる前は、それぞれの業種で副店長を経験しました。
今はサラリーマンをやりながらも割と自由に生きています。
副店長が店長に昇格するためのシンプルな方法
副店長から店長に昇格する方法は、
「店長を追い出す」です。
店長を辞めさせるってことですか?
良い意味で、そうです(笑)
「追い出す」と言うと聞こえが悪いですが、無理やり追い出すのではなく、
「店長がいなくても、お店が問題なく回る状態を作る」
ということです。
どうやってその状態を作るんですか?
副店長であるあなたが、
「店長の仕事」をできるようになればいいのです。
店長を追い出すためには、「店長の代わりを勤められる人」が必要です。
店長がいなくてもお店が問題なく回るように、副店長は頑張りましょう。
「店長が休みの日」に限った話ではなく、「例え今の店長が辞めたとしても、大丈夫な状態」です。
だから「追い出す」なんですね。
そういうことです。
気をつけていただきたいのは、
「追い出す」=「店長の居場所をなくさせる」ということではありません。
イメージで言うと、
「店長を昇格させて、自分が店長に昇格する」という感じです。
みんなで店長の悪口を言って、結果店長を辞めさせても何の意味もありません。
店長の負担を限りなく少なくし、
「自分(副店長)がいれば問題なくお店が回る状態」を作りましょう。
なるほど。
そもそも「店長」と「副店長」って何が違うんですか?
責任の大きさです。
「副店長」と「店長」の違いとは?
副店長と、店長の「最大の違い」とは?
店長と副店長の「最大の違い」は、以下の通り。
- 店長:お店の最終責任者
- 副店長:責任はあるが、最終責任は店長が取る
この違いです。
仕事内容で考えると、以下のようになります。
副店長と、店長の「仕事内容の違い」
- 店長:自分で考えて、指示を出す
- 副店長:店長の指示に従う
店長は、「お店のために何をすべきか」を自分で考えます。
(もちろん、さらに上司から指示される場合もありますが)
基本的には、「お店に関する判断」のほとんどを任されている場合が多いです。
一方で副店長は、「店長の指示・方針に従って行動する」のがメインの仕事です。
つまり、自分で考えなくても「何をやるべきか」は店長が決めてくれるのです。
「責任」と「仕事内容」の違いが、店長と副店長の違いです。
具体例で考えると、
- 店長:チームをまとめるために、月に1回飲み会を開くことを決定する
- 副店長:飲み会を企画し、当日は盛り上げる
という感じです。
「何をやるか」を店長が考え、「実行やサポート」をするのが副店長の仕事です。
どうすれば副店長から店長に昇格することができますか?
以下のような行動をしましょう。
副店長が店長になるためにやるべき具体的な6つの行動
- 行動①:一通りの業務を全てこなす
- 行動②:数値を見る
- 行動③:部下とコミュニケーションをとる
- 行動④:自分から提案する
- 行動⑤:チームで一番成果を上げる
- 行動⑥:成果を店長の手柄にする
もちろん最終的な判断は、会社によって変わってきますが、
上記のことをやっていればいずれ店長になれると思います。
最終ゴールは、「店長がお店にいなくても問題ない状態」を作ることです。
行動①:一通りの業務を全てこなす
できる仕事を増やしましょう。
少なくとも「普段、店長がやっている仕事」を全てできるようになりましょう。
できないことは、
「教えてもらっていいですか?」
「やってみていいですか?」
と積極的に挑戦しましょう。
行動②:数値を見る
売上、利益、などの数値を見ましょう。
分析までできなくても、
まずは「現在の売上はいくらなのか?」と気にすることから始めましょう。
数値管理も、店長の大切な仕事です。
行動③:部下とコミュニケーションをとる
部下と積極的に話し、コミュニケーションを取りましょう。
あくまで「店長を立てる」ようにしながら話すのが大切です。
店長の悪口を言わないように。
行動④:自分から提案する
「こうしたらいいんじゃないか」と思う提案を、自分からしてみましょう。
「何をやればいいか」を考えられるようになると、店長になった時も困りません。
提案して採用されたら、責任を持って実行するのも大切です。
間違えてもいいので、積極的に提案しましょう。
行動⑤:チームで一番成果を上げる
チーム内で、一番成果を上げられるように頑張りましょう。
例えすぐに成果が上げられなくても、一生懸命な姿勢を示すのが大切です。
一番、本気で働きましょう。
店長になるために必要な3つのこと【成果を上げるのが一番早いです】で書いたように、「成果を上げる」のは店長への近道です。
行動⑥:成果を店長の手柄にする
店長を良い意味で追い出すためにも、
上げた成果は「店長の手柄」にしましょう。
店長を昇格させよう。
副店長が店長を目指すときの注意点
注意点としては、以下の通りです。
- 注意点①:店長の一番の味方でいる
- 注意点②:評価されるまでに時間がかかる場合もある
- 注意点③:「店長の上司」とのコミュニケーションは、慎重に
注意点①:店長の一番の味方でいる
「店長になりたい」からといって、
店長の足を引っ張ったり、店長を引きずり落とすようなことは、絶対にやめましょう。
「あなたが店長にふさわしいかどうか」を一番身近でみている人は、店長です。
店長に信頼されれば、自然とあなたの評価は高まります。
注意点②:評価されるまでに時間がかかる場合もある
一生懸命仕事をしても、評価されるまでに時間がかかることもあります。
すぐに諦めないことです。
淡々と努力を続ければ、必ず認められます。
注意点③:「店長の上司」とのコミュニケーションは、慎重に
「早く昇格したいから」といって、社内政治に走りすぎるのも良くありません。
特に「上司の上司」とのコミュニケーションは気をつけましょう。
店長の中には、「自分を飛び越えてコミュニケーションを取られること」を嫌う人も多いです。
上の人と話したいときは、「事前に店長の許可を取ってから」話すようにしましょう。
店長を追い出すことに全力を尽くしたら、店長になれた話
店長の「サポートだけ」していても、副店長から昇格できない
ずっと「副店長から店長になれない」という人がいます。
そういう人は、「自分が店長だったらどうするか?」という考えが足りない場合が多いです。
自立できていないのです。
「店長のサポートをするだけ」の副店長は、店長になれません。
副店長をやりつつも、「自分が店長なら。。。」と考えることが大切です。
副店長の難しさは、
- 「自分の意見を持つ」
- 「店長の指示に従う」
を両立させる必要があることです。
基本的には店長の指示に従いつつも、
「自分が店長だったらこうしよう」という意見をきちんと持つことです。
「店長の意識で働く副店長」が、店長になれるのです。
店長を追い出すことに全力を尽くしたら、店長になれた話
僕自身、副店長として働いている時には、
「店長が出勤して来なくてもいい状態」を作ろうとしていました。
具体的には、
- 店長がやっている仕事を、全て自分が代わりにやる
- なるべく店長を休ませる
- 店長に指示を出させない
- 店長が考えるべき施策を、自分から店長に提案する
- 店長の代わりにスタッフをまとめる
もちろん、「店長の顔を立てる」というのは忘れませんでした。
気づくと、副店長から昇格し、店長になっていました。
副店長ができるなら、店長もすぐできる
副店長にまでなれたのなら、店長もすぐにできます。
副店長に指名される人は、少なくとも「仕事への信頼」や「リーダーシップ」を認められている人です。
自信を持って店長を目指しましょう。
あとは、「やる気」の問題です。
根性論です(笑)
「本気で店長をやりたい」という「やる気」を持って頑張っていれば、
認められるのは時間の問題です。
認められるまで、「店長を追い出す」というつもりで淡々と仕事を頑張りましょう。
近いうちに、あなたの頑張りが認められ、店長になれる日が必ずきます。
今回は、以上です。
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