コロナが始まってから緊急事態宣言やまん延防止重点措置が繰り返されているけど、飲食店は大丈夫?
飲食店の人は、実際にどう感じているの?
緊急事態宣言や、まん延防止重点措置には従うべき?
こんな疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は、
- 現役の飲食店サラリーマン。
- 居酒屋の店舗運営をしているので、コロナの影響をモロに受けています。
本記事では、
実際に飲食店で働いている僕が「緊急事態宣言・まん延防止重点措置に対して思うこと」を、
本音でお話しします。
本記事の結論ですが、
「国に期待するのはあきらめて、自分で判断する」というのが僕の考えです。
以下で解説します。
飲食店が、緊急事態宣言・まん延防止重点措置について思う5つのこと。
前提として、「飲食店の仕事をしている人の全員が同じ考え」というわけではありません。
あくまで僕個人の考えであり、体感していることです。
コロナが騒がれ始めた時から、居酒屋の現場に立ち続けているので、「現場の生身の声」は伝えられると思います。
僕が思うことは、以下の5つです。
- 小さい規模の飲食店がうらやましい
- 先行きが見えないので、精神的にツラい
- 人手不足が心配
- お客様が戻ってくるか心配
- コロナはずっと続く
順番に解説していきます。
小さい規模の飲食店がうらやましい
飲食店が、緊急事態宣言・まん延防止重点措置について思うことの1つ目は、
「小さい規模の飲食店がうらやましい」です。
理由は単純で、通常時よりも儲かっているからです。
別の記事でも書きましたが、小さい飲食店は協力金バブルで儲かっています。
逆に、規模が大きくなればなるほど苦しい状況にあります。
【現実を語ります】協力金バブルで飲食店は儲かっているのか?【儲かるのは小さいお店です】
正直、僕が一番見直してほしいのはこのシステムです。
僕の知り合いにも個人で飲食店をやっている人が大勢いますが、
うらやましいかぎりです。
先行きが見えないので、精神的にツラい
飲食店が、緊急事態宣言・まん延防止重点措置について思うこと2つ目は、
「先行きが見えないので、精神的にツラい」です。
状況が変わるたびに変更を求められるので、疲れます。
営業できたりできなかったり、営業時間を伸ばしたり縮めたり。
状況が変わるたびにお店のやり方を変える必要があります。
- 営業日、営業時間の告知
- 仕入れの変更
- シフトの変更
- メニューの変更
- 感染対策のやり方の変更
など、状況が変わるたびに様々なことを変える必要があります。
「昨日までは通常営業できていたのに、明日からはダメ」ということが何回もありました。
「この先どうなるかわからない」という状況は、ゴールのないマラソンをしているようなもので精神的にツラくなります。
人手不足が心配
飲食店が、緊急事態宣言・まん延防止重点措置について思うこと3つ目は、「人手不足が心配」です。
休業したり、営業時間が短くなれば、今までのように人を雇うことができません。
シフトを削ったり、休んでもらったりする必要があります。
そうするとスタッフの生活が成り立たなくなったりモチベーションが下がったりして、辞める人も出てきます。
新たに人を採用しても、いつまた休業要請が出るかわかりません。
飲食業界全体に、人が集まりづらくなるのは目に見えています。
コロナが収まって売上が戻ってきたとして、働いてくれる人がいるのか。
多くの飲食店が不安に思っています。
お客様が戻ってくるか心配
飲食店が、緊急事態宣言・まん延防止重点措置について思うこと4つ目は「お客様が戻ってくるか心配」です。
コロナの影響で、生活様式が大きく変わっています。
外食せず、家で食べるのが当たり前になっています。
人間は、習慣に従う生き物なので、染み付いた生活習慣はそう簡単に変わらないでしょう。
以前と同じような来客、売上が見込めないので不安になってしまいます。
コロナはまだまだ長引く
飲食店が、緊急事態宣言・まん延防止重点措置について思うこと5つ目は「コロナはまだまだ長引く」です。
諸外国では、すでに経済に舵を切っている国があります。
「感染者は増えるけど、経済を止めるわけにはいかない」という考えです。
一方で日本は経済に対して消極的です。
そしてその状況を、本気で解消しようとしているようには思えません。
今後も同じような状況が繰り返すでしょう。
飲食店で働いている人も、この2年で「コロナが続くのが当たり前」と考えるようになった人も多いと思います。
飲食店は、緊急事態宣言・まん延防止重点措置に従うべきなのか?
国に期待するのはあきらめて、自分で判断する
飲食店として、緊急事態宣言・まん延防止重点措置に従うべきなのか?
僕の答えは、「しっかりと考えた上で、自分で判断する」です。
「国がなんとかしてくれる」というのは、あきらめた方がよいです。
それは、コロナが始まってからの期間で、誰もが実感していることだと思います。
まん延防止重点措置や緊急事態宣言に従ったからと言って、国が守ってくれるわけではありません。
協力金はもらえるかもしれませんが、その後お客様が減って倒産したとしても国は責任を取ってくれません。
「あきらめる」と言うとネガティブに聞こえるかもしれませんが、
大事なのは「しっかりと現状を受け入れる」ことだと思っています。
今後、コロナはまだ続くし、政府から効果的な政策が出るとも思えません。
なので、「いろいろなことを考慮の上、各自でベストと思える判断をする」しかないと考えています。
前回のまん延防止重点措置が出た時に、僕のお店は通常営業を続けました。
そうしなければ自分たちの生活が守れないと思ったからです。
今でもその決断を後悔はしていません。
ただ、「僕の行動が絶対に正しい」と言うつもりもありません。
間違っているかもしれないけど、「何も考えずに今の状況に流される」よりは自分で考えて行動したほうが後悔がありません。
先が見えない状況において、最後に頼れるのは自分だけです。
「国が何もしてくれないから」と言い訳するのではなく、今できるベストを尽くすべきだと考えます。
この記事が、コロナの中で苦しんでいる飲食店の方のお役に立てば幸いです。
今回は以上です。
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