会社がブラック企業です。
時間外労働は当たり前。上司からの圧が強く、おまけに給料も低い。
周りの人は「それが仕事だよ」と言って働いているけど、それって洗脳されているのでは。。。
今の環境から抜け出したい。
視野を広げれば「おかしい」と気付くことができ、行動開始できますよ。
ブラック企業系のブログを読むと、
- 脱社畜系ブロガー:「転職しろ」
- ホワイト企業系ブロガー:「とりあえず転職活動が正義」
これしか言ってません。
たしかに結論は合ってるんですが、はっきり言って情報不足です。
いきなり転職するってハードルが高いですよね。
あれではいつまで経っても行動できないので、
僕が「ブラック企業の洗脳の本質」から「具体的な行動」まで解説します。
この記事を読むことで、ブラック企業の洗脳から抜け出す方法が理解でき、
明日から自由に向けて行動開始することができるでしょう。
<本記事の内容>
- ブラック企業の「洗脳の本質」
- ブラック企業の「洗脳の手口」
- ブラック企業の洗脳から抜け出す方法
がわかります。
この記事を書いている僕は、
- 現在37歳
- サラリーマン経験 15年以上
- 5年間ブラック企業で労働し、社畜として貢献していました。
今はサラリーマンをやりながらも割と自由に生きています。
結論ですが、
ブラック企業の洗脳の本質は、「社員の視野を狭めること」です。
視野を広げれば、洗脳から抜け出すことができます。
視野を広げるために、まずは学びましょう。
ブラック企業の「洗脳の本質」
繰り返しですが、ブラック企業の洗脳の本質は「視野を狭めること」です。
- 社員を精神的に追い詰めて、思考できなくする
- 会社の考え方を、強制的に押し付ける
- 「他の会社ではやっていけないぞ」と、転職しづらくする
など、社員の選択肢を奪ってくるような職場は危険です。
ブラック企業以外の職場でも、洗脳は普通にある
ちなみに、どのような職場で働いていても多少は洗脳されます。
超ホワイト企業であっても、最低限のルールはあります。
「8時間以上、労働するのは悪である」というのも、ある意味で洗脳です。
ホワイト洗脳ですね。
昔は、「地球が宇宙の中心」とみんなが思っていました。
「地球は動いている」と言うと、処刑された。
これもある意味で洗脳です。
長年続く企業(ディズニー、ソニー、P&Gなど)について研究した「ビジョナリーカンパニー」という本では、
偉大な企業には共通して「カルトのような文化がある」と書かれています。
(ちなみに、ここでの「カルト」という言葉に、宗教的な意味合いはありません。)
ビジョナリー・カンパニーは、働く人全てにとって素晴らしい職場ではない。
理念や企業文化を信じることが出来なかった社員は去っていく。
ビジョナリー・カンパニーは自分達の性格・存在意義・達成すべきことをはっきりさせているので、
自社の厳しい基準に合わない社員や合わせようとしない社員が働ける余地は少なくなる傾向がある。
まるでカルトのようだと言えるほどだ。
(ビジョナリー・カンパニーより抜粋)
企業側が「洗脳しよう」と思っているかどうかはともかく、
「強い信念(理念)」があり、それを徹底しようとする気持ちは、どんな企業でも持っています。
素晴らしい企業にも「洗脳」の一面はあるということです。
ブラック企業による洗脳の問題点
洗脳の問題点は、「社員と企業のミスマッチ」です。
どういうことですか?
例えば、
ブラック企業:「社員を長時間働かせたい」
社畜サラリーマンA:「長時間働いて、スキルを身につけたい」
この場合、洗脳に問題はありません。
利害が一致しています。
ところが、
ブラック企業:「社員を長時間働かせたい」
社畜じゃないサラリーマンB:「長時間労働、ツラい。。。」
これがミスマッチです。
ブラック企業:「社員を長時間働かせたい」
社畜じゃないサラリーマンC:「本当は長時間労働イヤだけど、それが仕事ってもんだよな。みんなやってるし。。。」
これもミスマッチです。
働いている側が、心から「この会社は素晴らしい」と思っていれば問題ありません。
会社と、社員の気持ちが「逆」の場合は、問題です。
超ホワイト企業に勤めていても、
「自分はもっとたくさん仕事をしてスキルを磨きたいし、残業代を稼ぎたいんだ」
と思っている人からすると、ホワイトじゃないかもしれません。
問題は、「ミスマッチ」にあります。
ブラック企業の洗脳から抜け出せない理由
「自分は明らかに洗脳されている」
「洗脳されているかも」
そう思っても、多くの人が抜け出せません。
なぜか?
それは、「視野を広げようとしない」からです。
視野が狭いと、自分の状況が「明らかにおかしい」という確信が持てないのです。
視野を広げるために必要なことは、「自分の会社以外を見る」ことです。
情報が足りないから、視野が狭くなるのです。
例えば、日本国内にいると、海外のことはわかりません。
「日本の常識」が「海外の非常識」だったりします。
それに気づけないのは、「海外の情報がない」からです。
自分で情報を仕入れ、「おかしい」と気付ける視野を手に入れることが重要です。
ブラック企業が社員を洗脳する方法10選
僕が体験した、ブラック企業の洗脳手口をご紹介します。
こんな方法で洗脳されてました。
ブラック企業の洗脳手口①:研修がやたら多い
「研修」や「勉強会」の名目で、ブラック企業のやり方をすり込みます。
ブラック企業の洗脳手口②:体育会系の組織づくり
- 上司の言うことは絶対
- 気合で乗り切る
- とにかく声を大きく
ノリが体育会系です。
ブラック企業の洗脳手口③:強制参加の飲み会や、社員旅行
社外行事に強制参加させられます。
拒否権なし!
ブラック企業の洗脳手口④:朝礼で、理念唱和
朝礼で、全員で「経営理念の唱和」。
毎日、すり込みます。
ブラック企業の洗脳手口⑤:休みの日も社内コミュニケーション
- 休みの日でも、平気で上司から連絡が来る
- 休みの日に、職場の人と飲みにいくことが多い
オフでも、洗脳は行われます。
ブラック企業の洗脳手口⑥:「その考え方は間違っている」と強制
考え方を強制されます。
- あなたの考え方は間違っている
- それは違うと思う
- うちの会社の方針とは違うね
など。
頭の中ぐらい、自由にさせて!
ブラック企業の洗脳手口⑦:精神論が多い
「根性」や「気合」が大好き。
給料の話や、労働時間の話は、嫌がられる。
ブラック企業の洗脳手口⑧:時間外労働の強制
- みんな残業してるよ
- 本気で仕事してるなら、今日中に終わるよね?
と時間外労働を強制される。
ブラック企業の洗脳手口⑨:多少の労働基準法違反は、スルー
暗黙の了解で、少々の労働基準法違反はスルーされている。
小さい声は、かき消されます。
ブラック企業の洗脳手口⑩:やりがい搾取される
「お金より、やりがい」
「今頑張れば、将来ラクになる」
と若者をやりがい搾取。
こうして「やりがい搾取」から抜け出した。【やりがい搾取のエピソード例と、対処法を解説】
ブラック企業の洗脳から抜け出すたった1つの方法
ブラック企業の洗脳から抜け出す方法は、以下の通り。
「学ぶ → 自分が幸せだと思う道を進む(転職など)」
上の方でも書きましたが、
洗脳の問題点は、「社員と企業のミスマッチ」です。
そして、多少の洗脳は、どの会社に入ってもあります。
まずは学び、
「この企業の洗脳なら、自分に合ってるかな」
という会社に転職しましょう。
ホワイト洗脳の会社を探そう。
学ぶ方法
どうやって学べばいいですか?
自己啓発本を読みましょう。
「自己啓発」といっても、怪しい本やスピリチュアル系の本を読む必要はありません。
- 仕事の話
- 企業分析
- 自分が興味ある業界の本
などでOKです。
「どうしても何を読めばいいかわからない」という方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【1000冊以上読んだ僕が解説】自己啓発本は意味ないって本当?【意味あります】
YouTubeの動画などでもいいですが、どうしても「受け身」になってしまいます。
自分に合った本を1冊読むのがオススメです。
とりあえず気になる本を1冊読めばOKです。
ブラック企業の洗脳から抜け出した僕の話
僕自身、5年間はブラック企業で洗脳されつつ働いていました。
今となっては、「早く辞めればよかったのに」と思いますが、
働いている時は時間もないし、自分ではなかなか気づけないんですよね。
僕は、本から情報収集することで「これはおかしい」と気付くことができ、転職できました。
情報を仕入れ、行動し、ブラック企業の洗脳から抜け出しましょう。
今回は、以上です。
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