新入社員です。
「社会人になったら貯金するべき」と言われますが、いくら貯金すればいいでしょうか?
好きな金額でOKですよ。
まずは自分のライフプラン(人生設計)を考えましょう。
社会人になって働き始めると、
いざと言うときのために、新入社員のうちから貯金しておくべき。
給料の1〜2割は、貯金するべき。
とりあえず毎月3万円積み立てるべき。
親も、上司も、ネットも、こんなことを言ってきます。
とはいえ、全員お金の勉強をしてなさすぎだし、具体的な根拠もないので僕が解説します。
本記事を読むことで、「新入社員の貯金に対する心構え」が理解でき、
お金の不安や疑問が解消されるでしょう。
<本記事の内容>
- 新入社員は、月にいくら貯金すべき?【僕は貯金しなかった】
- 新入社員が貯金を始める前に考えるべきこと
- 新入社員だった僕が、貯金をしなかった理由
を解説します。
ネタバレですが、
「新入社員がいくら貯金すべきか?」は、その人の人生設計(ライフプラン)によって違います。
僕は、新入社員の時の貯金額はゼロでした。
無責任な「貯金論」に惑わされず、自分で考えましょう。
この記事を書いている僕は、
- 現在37歳
- サラリーマン経験 15年以上
- マネジメント経験 10年以上
お金に関する本を100冊以上読んで、実践してきました。
新入社員は、月にいくら貯金すべき?【僕は貯金しなかった】
繰り返しですが、「月にいくら貯金すべきか」は、人によって違います。
なぜなら、人生設計(ライフプラン)は人によってバラバラだから。
「貯金が最高」だった日本
「給料が入ったら、貯金しろ」というのは、ちょっと古い考え方だなぁと思います。
例えば1990年ごろの貯金の年利は約6%。
100万円預けていれば、6万円の利子がつく計算です。
そのまま預けておけば、12年後にはノーリスクで2倍になります。
貯金するだけで財産が増えるなら、そりゃ貯金しますよね。
僕は現在37歳ですが、親世代は「貯金しておけばお金が増える」という時代でした。
その時代の名残で、子供にも「貯金しておけ」と言うんですよね。
貯金をしても、お金が増えない現在
とはいえ、現在の日本は昔とは全く違います。
大手銀行の三井住友銀行によると、2015年の金利は年0.025%。
100万円を預けて、1年で200円の利子がつく計算です。
缶ジュースを買ったら終わりですね。
ということで、「お金を増やす」という意味では貯金は役に立ちません。
しかも円の価値はどんどん下がっているので、むしろマイナスになる可能性も。
「それでも貯めることに意味があるし、貯金があると安心する」
という気持ちもわかるんですが、それなら「海外のインデックスファンドに投資」した方がいいです。
詳しくは自分で調べてほしいですが、S&P500などの優良ファンドへの投資なら、長期で見れば年間6~8%ほどのリターンが見込めます。
僕も、毎月積み立て投資しています。
人生設計をイメージしないと、後悔する
貯金をするかどうかは、人生設計を考えないと決められません。
- 人生設計なしで貯金する:思考停止しているので、後悔する
- 人生設計を踏まえて貯金する:成功する確率が上がる
上記の通りです。
家を建てる時にも、まず設計図を作ります。
家よりも大切な「自分の人生」を考える上で、設計図を作らないのは謎です。
人生設計を考えずに貯金をするのは、「設計図を作らずに、無計画に家の材料を集める」のと同じです。
怖すぎる。。。
いざ家を建てようとした時に、
- 材料が足りない
- 必要な材料が揃ってない
- 不要な材料ばかり集めていた
という状況になりかねないのです。
新入社員が貯金を始める前に考えるべき3つのこと【人生の設計図の作り方】
ということで、貯金を始める前にライフプラン(人生設計)を考えましょう。
考える内容は、以下の通り。
- 考えること①:将来、いつまでにいくら稼ぎたいか
- 考えること②:そのために、必要なスキルは何か
- 考えること③:そのスキルを得るために、使うべきお金はいくらか
考えること①:将来、いつまでにいくら稼ぎたいか
思考停止してお金を貯金してもしょうがないので、「いつまでに」「いくら」稼ぎたいかを決めましょう。
- 例①:10年後までに、500万円貯金する
- 例②:15年後には、年収1,000万円稼ぐ
など。
ちなみに毎月3万円を10年続けても、360万円しか貯まりません。
考えること②:そのために、必要なスキルは何か
次に、稼ぐために必要なスキルを考えましょう。
僕の場合は、「独立して年収1,000万円稼ぐ」という目標がありました。
そのためには、
- リーダーシップ
- アイデアを生み出す力
- 経営ノウハウ
- マーケティング能力
などが必要だと考えました。
ゴールから逆算することで、必要なスキルが見えてきます。
考えること③:そのスキルを得るために、使うべきお金はいくらか
スキルを得るために、「いくらのお金を使うべきか」を考えましょう。
例えば「経営の勉強をしたい」のであれば、
- 本を買うお金
- セミナーに参加するお金
- 経営者の先輩と飲みに行くためのお金
- 将来の仲間を作るための、出会いのお金
などが必要かもしれません。
お金をかけずにできるならOKですが、何かを得るためにはお金が必要な場合も多いです。
「使うお金」の選択によって、道が分かれます。
- 毎月3万円ずつ貯金して、10年後に貯金360万円でスキル0
- 毎月1万円ずつ貯金して、10年後に貯金120万円でスキルが少し
- 貯金はゼロだけど、10年後に必要なスキルを獲得済み
どれがいいですか?
正解はないですが、自分で選んで決断しましょう。
結論、貯金しても貯金しなくてもOKです。
後悔のない選択をしましょう。
投資と浪費を、分けて考えよう。
「貯金しなくてもOK」ですが、何も考えずに使っていてはお金がムダになるだけです。
お金の無駄遣いのことを、「浪費」と言います。
例えば、
- ギャンブル
- お酒
- タバコ
- キャバクラ
- お付き合いの飲み会
などは、代表的な浪費です。
「このお金は、楽しむために使う」と決めて使う分にはいいですが、ダラダラと垂れ流すような使い方はやめましょう。
お金は、目的を持って使うことで、初めて価値が出ます。
新入社員だった僕が、貯金しなくても後悔していない話
僕は今37歳ですが、「若い時に貯金していれば。。。」と後悔したことはありません。
むしろ「自己投資に使ってよかった」と思っています。
僕の同期のTさんは、「新入社員になってから毎月3万円を貯金している」と言っていました。
Tさんは、今でもサラリーマンとしてやりたくない仕事をしています。
一方で僕は、サラリーマンとして安定した給料をいただきながら、ブログを毎日書く余裕もありつつ自由に働いています。
おそらくTさんよりも楽しみながら稼いでいます。
僕とTさんの違いは、
- お金を思考停止で貯金したか
- お金を「自己投資」に回して、スキルを蓄積したか
です。
ぶっちゃけ、今の自分が働いて稼げる金額には限界があります。
しかし、
- スキルを磨いて自分の価値を高めたり
- 人に働いてもらったり
- お金を働かせることができれば
稼げる金額は大きくなります。
自分のライフプランに合った形で、貯金をしましょう。
もしも目標がなかったり、ライフプランのイメージができないなら、
まずは「お金の勉強」から始めてください。
今後の世界を生きていく上で、お金の勉強は割と必須です。
初心者の方にも読みやすく、おすすめの本を紹介しておきます。
どれも読みやすいですが、とりあえず1冊でOKです。
今回は、以上です。
こちらの記事も、合わせてどうぞ。
コメント