- 「初めて上司になったが、何をやればいいのか分からない。」
- 「せっかく上司になるからには、良い上司を演じたい。」
- 「部下に好かれる上司になるためにどうすればいい？」
初めて上司になった時、何をやればいいか分からず迷ってしまうものです。
僕もその経験をしてきたのでよく分かります。
本記事で、そんな悩みを解決してきます。
この記事を読めば、「上司の役割」を理解することができ、上司としてどのように振る舞えばいいのかが分かります。
- 本記事の内容
- 上司の仕事とは？初めて上司になったら知っておくべき５つのこと
- 良い上司を演じることは難しい話。
- 部下に好かれる上司の特徴とは？
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Yuのプロフィール【元イジメられっ子ブラック企業サラリーマンが、人間関係の悩みをほぼゼロにして自由に生きるまで】
上司の仕事とは？初めて上司になったら知っておくべき５つのこと
上司の仕事とは、以下の５つです。
- 決定する
- 説明する
- 管理する
- 修正する
- 責任を取る
順番に解説していきます。
決定する
上司の仕事とは？の１つ目の答えは、「決定する」です。
何を決定するのか？
自分の権限の範囲内の、すべてのことです。
ただ、すべてのことと言っても抽象的すぎるので、代表的なものを上げます。
上司が決めるべきものの代表はこの３つです。
- 戦略はどうするか
- 戦術はどうするか
- 目標はどうするか
ざっくりですが、
- 戦略 ＝ 「こっちの方向に行く」という大きなの方向性
- 戦術 ＝ 「どうやってやるか」という方法
- 目標 ＝ 「どこまでやるか」という基準
というふうに僕は理解しています。
例えば、あなたが東京にいるとして、どこかの場所に行かなければいけない。
どこに行くのかは、決まっていません。
その時に必要なことを決定するのがあなたの仕事です。
- 「イギリスに行く」と決めるのが、戦略を決めることです。
- 「飛行機で行く」と決めるのが、戦術を決めることです。
- 「来月までに全員で行く」と決めるのが、目標を決めることです。
上司に与えられた仕事の範囲内で、すべてのことを決定していくのが上司の仕事の１つ目です。
説明する
上司の仕事とは？の２つ目の答えは、「説明する」です。
戦略、戦術、目標を決めたとしても、それを部下が知らなければ動きようがありません。
目標達成するための道筋を、部下にしっかりと説明しましょう。
部下は、上司がきちんと説明をしないと迷ってしまいます。
「イギリスに行く」「飛行機で行く」「全員で行く」ということがわかっているから、
- イギリスの地図を用意しよう
- 飛行機のチケットを手配しよう
- チケットは全員分必要だ
ということが判断できるのです。
上司はめんどくさがらず、部下に説明することが大切です。
管理する
上司の仕事とは？の３つ目の答えは、「管理する」です。
「管理する」と言うと聞こえが悪いですが、要は「部下のことを常に気に掛ける」ということです。
- 部下が困っていることはないか？
- 部下が見逃していることはないか？
- 部下が間違えていることはないか？
こういったことをチェックするのです。
部下の立場からすると、細かくチェックされるのはウザいと感じるかもしれません。
でもよく考えてください。
先のイギリス行きの例で考えると、
- チケットの手配方法が分からず部下が困っている
- チケットの取得期限が明日までなのに、それに気づいていない
- 出発日と違う日程のチケットをとってしまっている
このようなことがあった時に上司がチェックしていなければ、イギリスに行くことができなくなってしまいます。
仕事でも、きちんと上司が決めた戦略・戦術・目標に向けて正しく進んでいるかをチェックすることが重要なのです。
修正する
上司の仕事とは？の４つ目の答えは、「修正する」です。
もし何かの間違いがあったり、部下がミスをしていたら、修正するのも上司の仕事です。
タチの悪い上司は、「部下に任せているから」といって放置するような人もいますが、それは責任の放棄です。
ある程度のことは部下に任せながらも、ギリギリアウトになる前に助け舟を出すのが上司の仕事です。
ミスは誰にでもあるものです。
ミスをすることで、部下は成長します。
「部下の成長」と「仕事の成果」を天秤にかけながら、柔軟に修正していくのが上司の仕事です。
責任を取る
上司の仕事とは？の５つ目の答えは、「責任を取る」です。
部下の仕事ぶりを管理し、修正してもうまくいかないことはあります。
その時に「自分の責任です」と言えるのが、上司です。
イギリス行きのチケットが、部下の手配ミスで取れていなかった。
たくさんの人に迷惑をかけたとします。
これは誰の責任でしょうか？
そう、部下のミスを防ぐことができなかった上司の責任です。
「部下のミスの責任はすべて自分にある」
そう考えて責任を取るのが、上司の仕事なのです。
良い上司を演じることは難しい話
良い上司とは？
良い上司とはどんな上司でしょうか？
決定して、説明して、管理して、修正して、責任を取れば良い上司でしょうか。
上で紹介した５つの仕事は、あくまで上司の役割あり、「良い上司と悪い上司」を分ける基準ではありません。
良い上司は、人によって違う。
「良い上司」には、正解がありません。
部下によって「理想の上司像」は違うからです。
厳しいことを言ってくれる上司を求める部下もいれば、ひたすら優しくしてほしいと思っている部下もいます。
すべての部下に合わせられるような、万能な上司はいないのです。
自分が信じる道を行くのが一番。
もしあなたが上司の立場にいるのなら、「自分の理想像」に自分を近づけるよう努力するべきです。
僕自信、そうしてきたつもりです。
最初は、上司としてどう振る舞えば良いのか分からず、部下に迷惑をかけてきました。
すべての部下に好かれようと、それぞれの部下に合わせて自分の言葉を変えていたこともあります。
でも、そんなやり方ではどこかでうまくいかなくなります。
上司は、自分の考えを一貫すべきです。
好かれようが嫌われうようが「自分はこれが正しいと思う」というスタイルを貫くべきなのです。
僕のもとを、たくさんの部下が去っていきました。
ただ、部下の中には、僕に共感して頑張ってくれる人もいました。
そして残ってくれた人と、また新たなチームを作って行ったのです。
あなた自身の理想にこだわり抜いてください。
自分勝手な理想ではなく、部下もチームもあなたも幸せになるような理想なら、結果的にうまくいきます。
とはいえ、どのように振る舞っていけばいいのか考えるのもなかなか難しいものです。
「部下に好かれやすい上司の特徴」を最後に解説します。
部下に好かれる上司の特徴とは？
部下に好かれる上司の特徴は以下の３つです。
- 明るい
- 褒める
- 相手のために行動できる
明るい
明るい上司は、職場の空気も明るくします。
人は、明るい人が好きなものです。
- いつも笑顔
- 前向きな言葉を言う
- ジョークを言う
- よく笑う
このような上司は、部下に好かれやすいです。
褒める
部下のことをよく褒める上司も、好かれます。
人は誰しも認められ、褒めたがっている生き物です。
嫌われやすい上司は、人の欠点を見つけるのが上手です。
好かれる上司は、人の良いところを見つけてきちんとそれを伝えます。
褒めてくれる上司のために、部下は頑張ろうと思うのです。
相手のために行動できる
相手のために行動できる上司は、好かれます。
上司は「自分は偉い」と勘違いし、自分勝手になりやすいものです。
自分を中心に考える人のために、部下は頑張ろうと思いません。
部下のことを気にかけ、優先してくれる上司が、好かれる上司なのです。
まとめ
上司の仕事とは、以下の５つです。
- 決定する
- 説明する
- 管理する
- 修正する
- 責任を取る
部下に好かれる上司の特徴は以下の３つです。
- 明るい
- 褒める
- 相手のために行動できる
「自分の理想の上司像」を追求し、それをどの部下に対しても貫きましょう。
上司としての人間性も磨きましょう。
誰にでも好かれる必要はありません。
チームのために頑張る気持ちがあれば、ついてきてくれる部下は必ずいます。
あなたを信じてついてきてくれる部下と、一緒に頑張っていけば良いのです。
今回は以上です。
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