「部下と上手にコミュニケーションが取れず、上司としてつらい」
「会社と部下の板挟みになって、胃が痛くなってくる。。。」
「反抗的な部下がいて、困っている。。。」
上司や、管理職をやっていると、こんな悩みを抱えることがありますよね。
僕も部下との関係で苦しんだ経験が何度もあるのでよくわかります。
今回の記事を読めば、
上司として「部下と上手にコミュニケーションを取る方法」を理解することができます。
部下との上手なコミュニケーションの取り方を身につけるためには、
- 良い人間関係
- リーダーシップ
この2つが必要です。
部下と上手にコミュニケーションを取るための7つの方法【良い人間関係編】
「良い人間関係編」は、今日からすぐに実践できる方法です。
なぜ良い人間関係が必要なの?
良い人間関係を作っておくことで、部下は上司を信頼するようになり、コミュニケーションがスムーズになるんだ。
部下と良い人間関係を作る方法は、以下の通りです。
- 雑談をする
- 相談する
- お願いする
- 質問する
- 感謝する
- 褒める
- まずは相手を喜ばせる
雑談をする
部下とのコミュニケーションの手段として、雑談は有効です。
いきなり仕事の話をしようとしても、難しいもの。
そんな時は、いったん雑談を持ちかけることで部下との距離を縮めましょう。
でも、雑談ってどんなことを話せばいいの?
相手が関心を持っていることであれば、何でもOKです。
「家族のこと」「趣味のこと」「休日の過ごし方」など、相手が話しやすそうな話題から会話を広げてみてください。
僕も、接しづらい部下にあえて話しかけることで、空気を和ませていました。
最初は緊張するかもしれませんが、勇気を出して話しかけてみましょう。
相談する
反抗的な部下にこそ、あえて困りごとを相談してみてください。
相談された部下は、「頼られている」と感じて嬉しくなるはずです。
でも、上司から部下に相談するなんて、かっこ悪くない?
部下に相談できる、器の広い上司がかっこいいのです!
「上司だから、何でも解決できなければいけない」というのは、間違った思い込みです。
部下は、「頼られる」ことで上司の味方になっていきます。
ポイントは、「部下が得意なこと」を相談してみることです。
得意なことを相談されれば、部下は喜んで協力してくれるでしょう。
お願いする
部下に、あえて「お願い」をしてみてください。
でも、お願いするとイヤな顔をされそう。。。
お願いする時のコツがあるんだ。
お願いは、疑問形ですることです。
「〇〇してくれる?」
「○○をお願いできる?」
という感じで、柔らかい言い方にしましょう。
「〇〇しておいて」
「〇〇しておけ」
という断定口調の言い方では、部下の反抗を招くこともあります。
質問する
部下には、積極的に質問しましょう。
「〇〇について、どう思う?」
「〇〇のことを教えてくれる?」
このようにどんどん質問しましょう。
質問することで、部下は仕事を「自分に関係あること」と捉えるようになります。
でも、質問ばかりしてウザいと思われないかな?
自分が本当に聞きたいことだけを聞くようにしましょう。
相手に関心がある上での質問なら、部下は喜んで答えてくれます。
いつも相手に関心を持ち、気になることがあったら積極的に質問しましょう。
感謝する
部下には、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。
「ありがとう」と言われて、悪い気のする人はいないですよね。
でも、今さら恥ずかしいなぁ。
最初は恥ずかしくても、小さなことからありがとうを言うようにしましょう。
例えば、
- 何かモノを取ってくれたら「ありがとう」
- 何か報告をしてくれたら「報告ありがとう」
- 1つ仕事を終えたら「ありがとう」
信頼を作るのは、こういう小さな言葉の積み重ねなのです。
褒める
部下を積極的に褒めましょう。
部下を褒めると、調子に乗ってしまいそう。。。
調子に乗らせて良い仕事をさせるのが、上司の役目です。
心の狭い上司は、部下が調子に乗ることを嫌います。
昔の僕もそうでした。
「自分も苦労したんだから」と、部下に厳しく当たり、部下のやる気をくじいていました。
でもそうすると当然、成果は上がらないし、辞めていく部下もでてきます。
成果を上げるためには、逆のアプローチが必要です。
人のモチベーションは、褒めることで大きく上がります。
褒めてくれる上司がいたときに、部下は「この人のもとで働きたい」と思うのです。
まずは部下を喜ばせる
「部下にギブする」「与える」「部下を喜ばせる」というつもりで行動しましょう。
まず相手を満たすことで、こちらに返ってくるのです。
部下との信頼関係が薄い状態なら、たくさんのギブが必要です。
ギブ&テイクではなく、
ギブ&ギブ&ギブ&ギブ&ギブ&ギブ&ギブ&テイクぐらいのイメージです。
そんなに大変な思いをしなきゃいけないの?
それが上司としての責任です。
会社は、あなたに上司としての責任を与えています。
その分、上司の給料は部下よりも高いのです。
部下のやる気を上手に引き出し、成果を上げさせるのが上司の仕事です。
そのために、まずは相手にギブすることで相手の気持ちを満たし、良い仕事をしてもらうのです。
部下と良い人間関係を築いて、協力してもらうことの大切さはわかりました。
でも、いくら良い関係ができても、友達みたいな「馴れ合い」になってはダメですよね?
その通り。
良い人間関係を作れば部下からの反抗は減るけれど、それだけでは不十分。
特に「成果を上げたい」「給料を上げたい」「バリバリ仕事をしたい」という部下にとっては、
「仲が良いだけの関係」は不満に感じるかもしれません。
良い人間関係だけでは、成果が上がらないからです。
表面的な関係だけで終わらないために、この後の「リーダーシップ編」をよく読んでください。
部下と上手にコミュニケーションを取るための7つの方法【リーダーシップ編】
良い人間関係を築いた上で、次に大切になるのが「上司としてのリーダーシップ」です。
なぜリーダーシップが必要なの?
上司がリーダーシップを示さなければ、部下はどこに向かえばいいのかわからず、不安になるんだ。
リーダーシップとは、
「部下の先頭になって、こっちに行くぞ!と方向を示すこと」
です。
上司は「船の船長」。
部下が「乗組員」。
そう考えると、わかりやすいね。
リーダーシップを発揮するには上司としての、強い意志が必要です。
上司としての覚悟を部下に感じさせることができれば、部下とのコミュニケーションは自然とスムーズに進むようになります。
人間関係がうまくいっていても、リーダーシップがなければ「何だか張り合いのない職場」になってしまうのです。
覚悟を持つ
上司として、部下を指導していく覚悟を持ちましょう。
覚悟を持つって、どういうこと?
「自分が部下を引っ張っていく」という強い意志を持つことです。
精神論的な話にはなってしまいますが、上司としての覚悟はとても大切です。
「何が起きても部下の面倒を見る」
「そのためには、部下に嫌われてもいい」
ぐらいの覚悟が必要です。
でも、部下に嫌われたら仕事がうまくいかないのは?
嫌われない方がいいですが、「たとえ嫌われてでも自分が正しいと思っていることをやる」という覚悟を持つことです。
自分の子供が危険な遊びをしていたら、親は厳しく注意をしますよね?
普段は優しくしていても、指導するべき場面ではきちんと指導する強さも必要なのです。
本音で話す
ウソをついたり、自分を良く見せるのは辞めましょう。
また、「会社の決定事項をただ伝えるだけ」の伝達係にならないよう気をつけましょう。
なぜ本音で話すことが大切なの?
部下は、あなたの本心を見抜こうとしているからです。
部下は、上司のことを本当によく見ています。
「この人は、本当に部下のことを大切にしているかな?」ということを見ています。
「会社から言われたからこうやる」という上司に、部下はついて行きたいと思いません。
「会社の方針を理解した上で、自分はこうしたいと思う」という上司の意見を聞きたいのです。
大切なのは、「あなたが本心で思っていること」を伝えることです。
あなたのことを「心から信頼できる人間だ」と評価すれば、部下は自然と協力してくれるようになります。
何度でも伝える
同じことを、何度でも伝えられるようになりましょう。
「1度言ったらわかるだろう」と思わないことです。
僕も昔は、「この前言ったばかりなのに、何でできないんだ!」とイライラすることがありました。
でも、人は一度言われただけでは、なかなかできないものです。
何度でも繰り返して伝えるようにしましょう。
それは分かっているけど、どうしてもイライラしてしまうんですよね。。。
そんな時は、昔の自分を思い出してみよう。
あなたも同じミスを繰り返し、許してもらいながら成長してきたはずです。
仕事ができなかった頃、先輩や上司にフォローしてもらいながら成長したことを思い出してください。
今よりも優しい気持ちになれるはずです。
「同じことを」「繰り返し何度でも伝える」という技術を身につけましょう。
1人1人と向き合う
部下を全体的に見ないようにしましょう。
1人1人ときちんと向き合って接するようにしましょう。
部下も一人一人個性があり、育った環境も職歴も違います。
明るい部下もいれば、暗い性格の部下もいます。
どの部下にも同じように接するのではなく、その人に合わせた指導を行う必要があるのです。
1人1人と向き合うのって、大変じゃないですか?
はい、大変なことです。
1人1人に合わせて伝える内容を変えるのは難しいことです。
でも、「自分のことを1人の人間として大切にしてくれている」という感覚を、部下は敏感に感じ取ります。
それが、上司への信頼につながるのです。
気をつけなければいけないのは、特定の部下をえこひいきしないようにすることです。
部下みんなとなるべく平等に接しながら、指導する内容は細かく変えていくのです。
背中を見せる
上司として、部下のお手本になるようにしましょう。
「自分が言ったこと」と「実際にやっていること」を一致させることです。
部下に「元気に挨拶をしよう」と言っているのに、
上司が暗い顔で出勤してきたら、部下はどう思うでしょう?
「部下には挨拶を注意するくせに、自分はできてないじゃないか」
と感じるはずです。
でも、いつも「言葉」と「行動」を一致させるのは難しくないですか?
そう、だからこそ徹底することで部下からの信頼を得られるんだ。
お手本となるような行動をするために、以下のことに注意しましょう。
- 自分ができないことは、部下に言わない。
- 部下に完璧を求めない。(自分も完璧にしなくてはならなくなる)
- ルールを決める時は、自分が守れることだけにする。
自分ができないことを部下に求めるようになると、部下からの信頼を失うのです。
自分が一番勉強する
自分たちが取り組んでいる仕事に対して、上司が一番勉強するようにしましょう。
上の項目で、「上司ができることだけを部下に求める」と書きましたが、それは「考え方」「意識」の部分です。
実務内容は別です。
自分ができない仕事でも、部下にやってもらう必要がある場合もあります。
僕は飲食店で働いていますが、自分ですべての仕事をするわけではありません。
料理が得意な部下には料理をしてもらい、接客が得意な部下には接客をしてもらう必要があります。
自分の方が料理が下手でも、部下には最高の料理を出してもらわなければなりません。
でも、それって何だか矛盾してないですか?
矛盾していません、役割分担の意識が必要だということです。
上司の役割は、「チーム全体を上手に機能させること」です。
一方で部下の役割は、「チームの一員として、最高のパフォーマンスを発揮すること」です。
上司が料理や接客が下手でも、部下が最高のパフォーマンスで働いてくれれば、チームとしてはOKなのです。
その状態を作るために、上司が一番勉強しておくことです。
僕の場合は、
「どんな料理をお客様が美味しいと感じるのか」
「一流のお店の味は、どんな味なのか」
「どうすれば売上が増えるような料理になるのか」
ということを勉強しておき、料理人に負けない知識をつけておくことです。
もちろん自分も上手に料理ができればベストですが、上司がすべての技術を身につける時間はありません。
技術を身につけていなくても、チームで取り組んでいる仕事に対して一番勉強しているという姿勢が大切なのです。
自分が一番行動して結果を出す
上司が率先して行動し、チームとして結果を出しましょう。
結局「このチームにいて良かった」と部下が一番感じやすいのは、チームの成果が上がった時です。
飲食店で例えるなら、「お客様がたくさん来て、売上が上がった時」です。
結果を出すために上司が一番行動し、結果を出すために全力を尽くしましょう。
でも、どんな行動をすればいいの?
ここまで解説してきたことを全てやってください。
上司としてどう行動すればいいかわからないという方は、ここまでに書いた項目を1つずつ実践してください。
それだけでチームの成果が変わります。
上司の仕事は「部下に気持ちよく働いてもらい、チーム全体の成果を上げること」です。
上司が方向性を間違えず、部下と適切なコミュニケーションが取れれば、必ず成果はついてきます。
まだ成果が上がらないのなら、上司の勉強不足か、部下とのコミュニケーションがうまく行っていない、のどちらかである可能性が高いのです。
部下とのコミュニケーションには、「良い人間関係」と「リーダーシップ」の両方が必要
ここまで、部下と上手にコミュニケーションを取るための「良い人間関係編」と「リーダーシップ編」についてお話ししてきました。
でも、全部をやるのは大変そう。。。
いきなり全部やろうとせず、1つずつ身につけていきましょう。
「部下との上手なコミュニケーション」という課題は、大きいものです。
逆に、これを身につけることができればこの先の仕事はとてもラクになるでしょう。
そして、「部下との関係」だけではなく、友人や家族、恋人との関係にも応用できるようになります。
「良い人間関係」と「リーダーシップ」は、どちらが大切ですか?
どちらも同じくらい大切ですが、順番は「良い人間関係が先」「リーダーシップが後」です。
まだどちらもできていないなら、良い人間関係を作ることを優先しましょう。
人間関係が作れていないのに、リーダーシップを取ることはできないからです。
良い人間関係がなくて、リーダーシップだけがある状態は、極端にいうとヒトラーのような独裁政治です。
上司が強く言えば部下は言うことを聞くかもしれませんが、それは怖くて従っているだけです。
信頼関係がないので、その関係は近いうちに崩壊します。
逆に良い人間関係があってもリーダーシップがなければ、部下は言うことを聞きません。
馴れ合いだけの関係になってしまいます。
まず良い人間関係を築き、その後にリーダーシップを発揮する。
この両方を意識しておくことが大切です。
部下とのコミュニケーションにおいて、やってはいけないNG行動
部下とのコミュニケーションにおいて、上司がやりがちなNG行動もあります。
以下の通りです。
- 感情的に叱る
- 無視する
- 他の部下をひいきする
- 部下の言いなりになる
いくら部下に腹が立っても、このような態度を取ってはいけません。
あー、ついやってしまいそう。。。
部下にイライラしてしまう気持ちはわかるけど、このような態度をとっても何の解決にならないんだ。
部下の言いなりになるってどういうこと?
新人の上司の場合、部下の方が発言力が強かったりして、
上司の方が何も言えなくなることもあるんだ。
上司の方が意見が言いづらい環境もあります。
部下の方が経験豊富だったり、ベテランのお局さんがいるような場合です。
実際、僕も経験しました。
大切なのは、自分の意見が言いづらくても、100%部下の言う通りにはしないことです。
部下の言うことを聞くだけなら、上司がいる必要がありません。
「良い人間関係編」を使って部下とコミュニケーションを取りながら、少しずつ自分の考えを伝えるようにしていきましょう。
あせって部下に、自分(上司)のすべてを理解させようとするのはやめよう。
部下とのコミュニケーションは、時間をかけて信頼関係を作ることが大切なんだね。
部下と上手にコミュニケーションを取るための6つの方法【どうしても上手くいかない時にはどうするべき?】
ここまでは、「今の職場の中で」どのように部下とコミュニケーションを取ればいいのかをお話ししてきました。
でも、色々と試してみてもどうしてもうまくいかない。。。
全部上司である自分の責任なんだろか。。。
全部を自分のせいにする必要はありません。
会社の環境のせいで、うまくいかない場合もあるんだ。
部下とのコミュニケーションをスムーズにするためにどれだけ頑張っても、どうしてもうまくいかない場合もあるかもしれません。
- 会社の文化
- 部下の個性
- 上司の個性
上司と部下の関係は、このようなものにも大きく左右されます。
どうしてもうまくいかない時は、環境を変えてみることも大切です。
最後の章では、部下とのコミュニケーションがどうしても上手くいかない時にどのようにしていけばいいのかを解説します。
今の職場で限界を迎えている状態の人は、参考にしてみてください。
時間をかけて自分のスタイルを変える
基本的にやることは、「時間をかけて自分なりのコミュニケーションのスタイルを身につける」
これだけです。
今の職場の中で、時間をかけて「上司としての自分のスタイル」を作っていくことです。
コミュニケーションを上手く取れるようになるには、時間がかかります。
僕も10年以上の時間をかけて、少しずつ身につけてきました。
そんなに時間がかかるの!?
もちろん個人差はあるけど、大切なのは「いきなり上手くできるようにはならない」と知っておくことなんだ。
ただ、どれだけ努力をしても時間をかけても「全然うまくいかない」という場合もあるかもしれません。
そんな場合は、環境を変えることも選択肢に入れましょう。
職場を変える(異動など)
部署を異動するなど、「同じ会社の中で、働く環境を変える」ことでコミュニケーションがスムーズになる場合があります。
同じ会社の中にいても、働いている1人1人の個性はそれぞれです。
僕も初めて異動を経験した時には、「同じ仕事をしているのに、人によってこんなにやり方が違うのか」と驚いたものです。
また、人が多く入れ替わるタイミングなども、環境が変わるタイミングの1つです。
新入社員が入社してくるタイミングを上手く活用して、自分のやり方をチームメンバーに浸透させることができればその後の仕事がスムーズになります。
会社を変える
転職も選択肢の1つです。
上司と部下のコミュニケーションは、会社の風土が影響することも多いです。
例えば社長が体育会系なら、その影響で上司から部下への態度も体育会系だったりします。
体育会系の会社に、遠慮がちな性格の人が入るとうまくいきません。
また、会社によっては上司に「必要以上の多大な責任」を負わせるような会社もあります。
その結果、犠牲になった上司はつぶれていきます。
「今の会社にいても、自分の明るい未来はない」と思ったら、転職しましょう。
独立して自分がトップになる
独立できるだけのスキルや実力があるなら、挑戦してみるのもありです。
上司が苦しいのは、会社と部下のの板挟みになるから。
自分がトップ(社長)なら、少なくとも上からのプレッシャーはなくなります。
もちろん自分がトップになると言うことは、上司の時とは違う責任やリスクが伴うものです。
それを踏まえた上で決定するならありです。
部下を持たない仕事をする
自分1人で完結するような仕事をするのも1つの手段です。
会社に所属していると難しいかもしれませんが、フリーランスとして活躍している人の中には、そういう人もたくさんいます。
僕もサラリーマンとして働きながらブログをやっていますが、このブログなどは1人で完結する仕事です。
1人で完結する仕事は、人間関係のストレスも発生しないのでラクです。
部下を持たない立場にいる
会社の中にいたとしても、「部下を持たない立場にいる」という選択肢もあります。
つまり、ずっと部下のままでいるということです。
部下のままでいることなんてできるの?
会社によりますが、可能な場合もあります。
実際、僕も今まで何人か「出世には興味ない、今の立場のままラクに仕事をしたい」という人と出会ってきました。
部下の立場のままなので給料も上がりませんが、「部下のままの方が気楽でいい」と思う人が一定数いるのも事実です。
そのような考えの人は、無理に上司になる必要はないのです。
上司になることを強制してくるような会社もありますが、そのような会社には合っていない人もいるのです。
転職を考えましょう。
部下とのコミュニケーションに苦しんだ僕が今、思うこと。
上司になって部下とのコミュニケーションに苦しむ人は多いよね。。。
そう、僕も上司になって何年間も苦しんできたから、その気持ちはよくわかります。
それなら上司になんてならない方がいいかなぁ。。。
そんなことはない。
僕自身、上司を経験したからこそ得られたものもたくさんあるんだ。
部下とのコミュニケーション能力は、一生使える技術
僕も上司として「どのように部下とコミュニケーションを取れば良いか」に悩み、たくさん苦しんできました。
そしてその経験は、僕の人間関係に対する考え方全体を変えてしまうほど大きな経験でした。
僕は現在、結婚して妻がいますが、部下とのコミュニケーションを妻との関係でもそのまま活かしています。
どのように妻との人間関係を作り、どの場面でリーダーシップを発揮すれば良いか。
そんなことが夫婦生活の中でも自然と意識できるようになっています。
コミュニケーションの本質は、
「いかに相手のことを考えて行動できるか」ということです。
上司と部下でも、夫婦でも、友達同士でも、その本質は変わらないのです。
僕はもともといじめられっ子で、人とのコミュニケーションがもっとも苦手なことの1つでした。
友達も少なければ、リーダーシップもありません。
初めて上司になった時、「部下にお願いする」ということができず何ヶ月も悩んでいました。
部下が言うことを聞かなかったり、反抗的だったり、辞めていったり。
そんなことをこの10年以上何度も経験してきました。
その度に「どうすればいいんだろう」と試行錯誤し、勉強し、失敗と改善を繰り返してきました。
その試行錯誤の結果をまとめたのが、今回の記事です。
当時は苦しかったですが、今となって振り返ると本当にいい経験だったと感じます。
部下とのコミュニケーションがうまくできるようになれば、他の人間関係も不思議とうまくいくようになります。
すぐにうまくいかなくても、1つずつ焦らずにやっていくことです。
時間をかけて少しずつ上手にコミュニケーションを取れるようになりましょう。
応援しています。
今回は以上です。
コメント